F・A さん(34)短期合格
合格に必要なのは強い気持ちと正しい勉強法
受験回数 | 3回 ※お試し受験含む |
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出身大学・学部 | 上智大学法学部 |
主な受講講座 | 2017年精撰答練レギュラーパック |
司法書士を目指した理由
私は、大学の法学部で学び、卒業後は法律事務所や企業の法務部で働いていました。最初は法律はあまり好きではありませんでしたが、大学での勉強や法務に携わっていくうちに、法律関係の仕事は面白いと思うようになりました。結婚を機に退職した後は、全く違う業界でパートの仕事をしていましたが、また法律関係の仕事がしたいという気持ちが湧いてきました。そこで最初に行政書士の資格を取得しましたが、さらに司法書士資格を取得することで、専門分野で幅広く人々の役に立てるようになりたいと思い、司法書士試験に挑戦することにしました。
答練の良かった点や学習への役立て方
私は精撰答練[実力養成編]と[ファイナル編]を受講しました。 [実力養成編]は、AランクやBランク知識を中心に出題され、試験において重要な知識が凝縮してあるので、取り組む際は全ての肢について検討しました。そして、間違った肢や分からなかった肢でA〜Bランクのものは解説冊子の問題側の肢にマーカーしておき、解説部分とどの答練の何問目のどの肢かまでテキストに書き込みました。肢まで特定して書くのは、後で分からなくなったときに元データにアクセスしやすくするためです。テキストを復習する際は、その書き込みを重点的に読むようにしました。4月以降の直前期に取り組んだ[ファイナル編]は、3月までに固めた知識の総まとめのつもりで受けました。[ファイナル編]でも全肢検討しましたが、[実力養成編]とは異なり、間違えた肢の中でAランクのものだけ解説冊子の問題側の肢にマーカーしておき、解説部分とどの答練の何問目のどの肢かをテキストに書き込みました。そして[実力養成編]と同じく、テキスト復習の際に重点的に読むようにしました。直前期には、私は[実力養成編]を3回繰り返しました。[実力養成編]については、何回繰り返しても良いと思うくらい良問揃いだったと思います。そして本試験の3日前に、解説冊子でマーカーしておいた肢をざっと解き直しました。マーカーしておいたのはこのためです。これで本試験への準備に自信が持てました。LECの答練は択一式と記述式がセットになっており、3時間というまとまった時間の中で行うので、時間配分の練習にもなりましたし、集中力を持続させる練習にもなりました。
模試の良かった点や学習への役立て方
私はLECの模試を全て受験しました。LECの模試は母数が多いので、自分が全体の中のどれくらいの位置にいるのかを確認するのに役立ちました。模試を受けたら、復習はその日のうちに必ず終わらせていました。模試は直前期の実力チェックと本試験のシミュレーションという位置づけで受けていたので、復習に時間をかけすぎるのは得策ではないと考えていたからです。復習は、間違えた問題のうちAランクのものだけ解説冊子にマーカーしておき、解説をテキストに書き込むという、答練と同じ方法をとりました。Aランク以外のものは解説をさらっと読む程度にしておきました。そして本試験の3日前に、答練同様、マーカーしておいた肢をざっと解き直しました。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
司法書士試験は合格率が3,4%の難関試験です。しかし、合格に向かって努力し続ければ合格することができる試験です。もちろん結果を出さなければ合格できませんが、それに必要なのは強い気持ちと合格に向かって正しい勉強法を繰り返すことだと思います。私は、合格した年の勉強が一番苦しかったです。家族に大きな負担を背負わせ、子供にも寂しい思いをさせながら勉強するのは、これで最後にしたいと何度も思いました。一方、「合格して子供に働いている自分の姿を見せたい」という希望もあり、これらの苦しみと希望がモチベーションの維持に繋がりました。これから司法書士を目指す皆さんも、目指そうと思ったきっかけやこんな司法書士になりたいなどの希望があると思いますので、それらを手帳に書きとめておいて時々眺めたりして、強い気持ちを持ち続けてください。 そして、正しい勉強法というのは新しいことをするのではなく、ただ淡々と基本を繰り返すことです。それは簡単そうに見えて難しく時に苦しいと思いますが、私はそれが合格への近道だと思っています。司法書士試験は範囲が膨大で途方にくれてしまいそうですが、メリハリをつけて学習すれば怖くありません。いつか一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。頑張ってください。