鵜飼 晃成 さん(21)最年少 在学中合格合格
今、覚悟を決めるか、決めないか
受験回数 | 2回 |
---|---|
出身大学 | 名古屋市立大学 人文社会学部 |
受講講座 | 2016年パーフェクトローラー合格ライトパック 2015年新15ヵ月合格コース<春生> |
司法書士を目指したきっかけ
僕が司法書士を目指そうと思ったきっかけは、せっかくの大学生活をなんとなく過ごすのではなく自分の武器になる経験をしようと思い、難易度が高いと聞いていた資格を取得しようと決意したことです。司法書士に決めた理由は、父親が行政書士をしており、前々から司法書士の業務や法律を学ぶことに興味を持っていたというのが大きかったです。
LECを選んだ理由と講座を選んだ理由
予備校を選ぶ上で重視したことは、過去の合格実績と基礎講座の料金が安いかという2点です。LECのパンフレットを見たときに自分の条件にぴったりだったので、あまり迷うことなくLECの講座を受講することに決めました。
新15ヵ月合格コースの感想
最初は通学で名古屋駅前本校に通っていましたが、バイトや大学生活が忙しくなると通学時間がもったいないと感じ、途中から空き時間に大学の図書館でWebフォローを見て授業に追いつくといったような生活になっていきました。初級講座では森山先生のわかりやすい説明のおかげで、法律を全く知らなかった自分でも素直に理解することができました。
また大事な部分の説明は、授業を見返すことのないようブレークスルーのテキストに先生の言葉を書き写して、時間のロスがないようにしました。
加えて、ブレークスルーにはまとめの図やイラストが多く使用され初学者でも理解しやすいように工夫されており、何度もテキストに戻ることで上手に暗記することができたと思います。
カリキュラムの良かった点
初級講座を取って一番良かったのは、自分の勉強タイプに合った先生に出会うことができた点だと思います。登記や会社法といった大学生ではあまり接点がなく、とっつきにくいイメージがあった科目も、具体例を使った説明のおかげで自分の身の回りのことに置き換えて考えることができ、興味を持ち続けたまま乗り切ることができました。またどうしてもわからない点は名古屋駅前本校の中山先生に親身な相談にのっていただき、理解を深めることができました。
ブレークスルーテキストの良かった点
図やイラストが多く使ってあるため、法律の知識がない初学者の方にも理解しやすいテキストになっているのが非常にありがたかったです。またブレークスルーにはほとんどの論点が網羅されているため、ほかの教材に手を付ける必要がなく、安心して頼り切ることができました。
パーフェクトローラー講座の良かった点
2年目のパーフェクトローラー講座では、根本先生に初級講座では時間が割けなかった少し複雑な論点や細かな論点の確認や解説をしてもらいました。またパーフェクトローラーのテキストの図表は横断的にまとめられていることもあり、似たような制度でも混同することなく理解、記憶することができると思います。そのおかげで答練や模試でも2年目の成績は安定して点数を取ることができ、本試験の択一式でも十分な点数がとることができました。また記述の論点がわかりやすくまとめられていることで1年目に苦手だった記述の対策にもなり、今年の基準点が低かった記述問題でも高得点をとることができました。1年目の勉強が終わったときに次の講座をとるか迷っていましたが結果的にパーフェクトローラーをとってよかったと実感しています。
答練と模試の良かった点・学習への役立て方
1年目の答練と模試はあくまでAランク問題の確認と試験の解き方の練習くらいの気持ちで臨んでいました。どうしても聞いたことない論点が出される以上、点数がとれなくても仕方がないと開き直っていました。しかしそれでも重要な論点を落とした時には、徹底的にブレークスルーのテキストに戻って確認しました。
2年目の答練と模試は高得点を取りに行くつもりで臨んでいました。2年目になると過去問を何周か回しているので、答練と模試の問題を解くのは気分転換にもなり、学習のペースの維持にもつながりました。また苦手な記述の問題に対しては、本試験と同様の気持ちで絶対にミスをしない心構えで解いていました。加えて、LECの答練と模試には、今年の本試験で出された監査等委員会の記述問題が出題されており、一度問題を解き、そのあと何度か見直していたので、本試験でも冷静に対処できました。
学生生活と勉強の両立のコツ
現在大学生で司法書士試験を目指すか悩んでいる方もいるかと思いますが、学生のうちに司法書士試験に挑戦しておくのは非常に有利だと思います。社会人になるとどうしても勉強に時間が割けなくなってしまい、勉強のペースをつかむことが難しくなってしまいます。それに比べれば学生は自由に時間を使いやすいので、勉強のペースも自分で決めることができます。
学生生活と勉強の両立についてですが、司法書士試験を目指す以上は自分の遊びの時間を減らさなければ簡単に合格できないと思います。それでも学生の間にしかできないこともたくさんあると思うので、友達と遊ぶ時や飲み会をするときと勉強をするときのメリハリをつけ、それ以外の時間は勉強に集中することが大切です。ただ、直前期は友達との遊びの予定を殆ど断り、ひたすら勉強に時間を使うようにしていました。
また自分の学部は法学部ではなかったので、どうしても大学の授業や期末試験で司法書士の勉強から遠ざかることがありました。それでもなるべく司法書士の勉強に手を付けないという日がないように、1日にこれだけはするというノルマを決めて学生生活を過ごしていました。加えて、期末試験はなるべくレポート形式のものを選んだり、少しでも法律に関する授業を選んだりと負担にならないようにしていました。
学生時代から学習して良かったと思う点
学生のうちに勉強を始めたことで得られる一番のメリットは、勉強に使える時間がたくさんあることです。時間がたくさん使えれば使えるほど、司法書士試験を突破できる可能性も大きいです。また学生の間に法律を学んでおくと、社会に出たときに直面する法律のトラブルの解決策が見えてきたり、司法書士試験で学んだ知識を仕事に生かすことができると思います。更に、司法書士資格をもって就職活動をする学生はあまり多くないので、他の就活生にはない武器を手に入れて自信をもって就職活動に臨むことができると思います。
大学には図書館やセミナー室など勉強に適した空間がたくさんあることや、周りに先輩や同級生で公務員試験を受ける人や他の資格を受ける人がいると思うので、そのような人達と切磋琢磨することで、勉強のモチベーションの維持もしやすいと実感しました。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
司法書士試験において大切なことは、方法を間違えないことと努力をやめないことだと思います。この2点を徹底すれば司法書士試験は十分合格できる試験だと思います。勉強の方法は、自分の信頼できる講師が行ったことを素直に受け入れて実践し、手を広げすぎないように気を付けていれば大丈夫です。努力をやめないことは非常に難しく自分も徹底できませんでしたが、それでも諦めずに勉強していれば、いつか報われる日がくると思います。難しい試験ではありますが、目指す価値のある試験でもあるので、最後まで諦めずに勉強を続けて、試験に合格できるように頑張ってください。
最年少講演会
平成28年最年少合格者が語る!
19歳から勉強をはじめて、21歳で司法書士試験に合格できた理由
〜LEC1年目講座・2年目講座の活用術〜
2016年11月1日(日)に発表された司法書士試験でLECから最年少合格者が誕生しました。
なお、2016年の最年少合格者は鵜飼さんの1名だけでした。
本イベントでは、森山・根本講師が最年少合格者の鵜飼晃成さんに、最年少合格できた秘訣に迫ります。