打越 友基 さん(23)短期合格
受験回数 | 4回※お試し受験含む |
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出身大学 | 関西学院大学 法学部 |
受講講座 | 2016年精撰答練記述強化パック 2015年実践力PowerUp合格パック 2014年新15ヵ月合格コース<春生> |
司法書士を目指したきっかけ
大学の法学部に入学し、せっかく法律を学ぶ以上法律を活かせるような仕事に就きたいと考えたのが最初でした。法律家と聞いて一番に思いついたのが弁護士や検察、裁判官といった司法試験を突破してなる職業でしたが、僕自身があまり裁判などの争い事に興味がなく、性格的に向いていないとも思っていた時に知ったのが司法書士という職業でした。司法書士は認定司法書士の資格があれば少額なものに限り訴訟関係の仕事を行うこともありますが、基本的には登記などの事務的な仕事であり、さらに独立もできると知り飛びつきました。また大学生だった僕にとって合格率がかなり低く日本全国で700人程度しか合格しないことがかえって魅力的でした。なぜなら合格してしまえば就職活動がかなり楽になるのではないかと考えたからです。
LECを選んだ理由
LECを選んだのは本当に偶然で、大学のイベントで偶然LECに行くことになりそこのアンケートに「司法書士を考えています」と書いたところ電話がかかってきて相談に乗ってもらったのがきっかけでした。その上で同じように司法書士を目指している友達もLECに行くことを知り、料金も受講しやすい値段だったことが決定打となりました。
新15ヵ月合格コースの感想
1年目は磯島先生の新15ヵ月合格コースを受けていました。磯島先生の授業は実際に経験した実務の話が多かったこともあり、イメージがしやすく頭に入りやすかったです。また自分も受かってこう言った仕事をしたいと思え、自分が仕事をしているものイメージしやすかったためモチベーションを落とすことなく勉強ができました。説明もただ教科書を読むというだけではなくある程度かみ砕いて説明してくれたのでわかりにくいといった印象は特にありませんでした。テキストはブレークスルーを使っていましたが、載っていない重要判例やわかりにくい部分はレジュメを用意して教科書を補完していただいたのもありがたかったです。
カリキュラムの感想
正直かなりキツ目のスケジュールだったと思います。ただ1から10まで基本的なことから説明してくださるからこそきつくなっているとも思います。授業が終わってから次の授業が始まるまではその授業の復習のみに追われ、予習やかなり前に終わった授業の復習まではできないようなスケジュールで進み、かなり前にやった部分の復習は講座の全日程が終わってからやることになりますが、そのために3月で終わる日程を組んでいると思うので、4か月間目一杯勉強すれば合格できるスケジュールだとは思います。
ブレークスルーテキストの感想
ブレークスルーを使っていましたが、初級講座ということで、中上級の講座も受けた僕からすると内容は浅かったように思います。その分本当に必要な部分だけを記載してあるようにも思います。高得点は取れないが必要最小限の力で、ギリギリで受かる用のテキストだったように思います。図や表も見やすく丁寧だったように思います。
インターネットフォロー制度の良かった点
インターネットフォローは用事や体調不良で通学できない時に受けていました。僕は通学し直接先生の話を聞いた方が集中できる性格なこともあり、インターネットのみというのは推奨はしませんが、それでも非常にありがたい制度でした。また倍速で聞けたり、聞き逃してしまった部分をもう一度聞けるという点もよかったです。
実践力PowerUp講座の良かった点
2年目に赤松先生の実践力PowerUp講座、3年目は赤松先生のゼミのみを受講していました。
2年目の赤松先生の授業は決まったペースで進み、実務での話はそれほど多くないものの細かなところまで根拠づけて説明して下さりかなり理論的な授業だったため、深いところまでしっかりと理解することができました。また教科書の中でも重要な部分とそうでもない部分をしっかりと分別してくれたので、復習する時にメリハリをつけて復習できたのも勉強がしやすくなりました。3年目の赤松先生のゼミは出題予想がドンピシャで当たったことが結果として最もよかったのですが、当たっていなかったとしても、普段他の人と一緒に勉強しない僕にとってはかなり新鮮でいい刺激になりました。また自分がよくわかっていない部分は教えてもらえ、他の人がよくわかっていない部分は教えてあげることによって理解がより深まったように感じました。
答練の学習への役立て方
1年目の時は僕は答練にあまり行っていませんでしたし問題もほとんど解いていません。なぜなら授業の復習だけで手一杯になっていたこともあり、問題がまったくわからない上に判定も悪く嫌になってしまったからです。そこは今でも後悔していてわからなくても行っておけばよかったと思っています。
2年目以降は解けなかったり判定が悪かったとしても行くようにしていました。答練や模試に関しては問題の出来不出来や判定にかかわらず参加するべきで、そうすることでだんだんと解けるようになってくるのだと思います。
具体的な答練の使い方ですが、初めて解くときに正誤が不安な問題やわからなかった問題に印をいれておき、その中でCランク以外のものを1週間ごとに覚えるまで何度も解きなおしました。答練の冊子はテキストや過去問よりも薄く多少は持ち運びやすいので、電車での移動時間等を使ってやっていました。
模試の学習への役立て方
模試に関して僕は判定は気にするべきではないと思います。実体験として2年目に受けていた模試ではD判定か良くてC判定でしたが、本試験では択一で基準点を超え、記述で枠ずれを起こしたこともあり総合点まで8点足らずあと一歩というところまで行きました。模試は自分自身がどういったところで間違えたのかを知り、また本試験での時間配分や問題の解き方を学ぶ場だと思うので結果は気にせずそしてできるだけ多くの模試を受けて欲しいと思います。僕は模試の復習として答練と同じように間違えた問題や正誤が不安だった問題のみ復習するようにしていました。
通学のメリット
通学の利点は先生が目の前にいることと周りに自分と同じような受験生がいることから緊張感が生まれ、集中しやすくなることだと思います。またわからないことがあれば授業が終わってすぐ聞くことができるのもいい点だと思います。
仕事と勉強の両立のコツ
仕事のある時は移動時間などのちょっとした合間を見つけて勉強し休みの日にひたすら勉強するというやり方がいいと思います。またたとえ少量でも毎日勉強することが大切だと思います。
学生生活と勉強の両立のコツ
周りが楽しく遊んでいるような時期に自分は勉強しなければならず遊びの誘いを断らなければならないなど嫌になることも多くなると思います。しかしそういったものを犠牲にしなければ受からないと思います。具体的な策としては単位をいかに早く取りきるかだと思います。単位さえとってしまえばあとは司法書士の勉強に集中できるためです。試験などで司法書士の勉強が進まない時期もあるとは思いますが、たとえ少量でも毎日積み重ねることが大事だと思います。4年生になると就職活動との兼ね合いもあり、司法書士試験の勉強をしながら就活もするのか、司法書士一本でいくのか、試験が終わってから就活をするのかなど悩むとは思いますが、自分を信じて自分の本当に行きたい道に進んでもらえたらと思います。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
司法書士試験は科目数が多く、すべての科目を隅々なでカバーするのは不可能な試験だと思います。だからこそ一発合格できる人もいれば何年も掛かる人もいるのだと思います。勉強方法や問題の解き方は人それぞれであり、正解はないと思いますが自分に合ったやり方で効率よく必死で勉強した人は受かると思うので、そういった自分なりのやり方を見つけもう二度とこんな試験は受けたくないと思えるほど必死に勉強してほしいと思います。