T・K さん(53)短期合格
狭き門をこじあけてくれたLECに感謝
受験回数 | 3回 |
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受講講座 | 2016年精撰答練直前パック 2015年パーフェクトローラー合格フルパック 2014年新15ヵ月合格コース<春生> |
司法書士を目指した理由
私は大学で法律を学んだこともなく、その後も法律とは無縁の生活を送ってきましたが、ある時個人的なトラブルがあった際、法律を知らなかったために無用な恐怖心を感じ、法律を知っていることが生きる上での大きな武器になることを実感しました。それがきっかけでとりあえず宅建の資格を取ったのですが、法律の勉強が面白くて法律についての専門家を職業にできたらいいなと考えるようになり、司法書士を目指すことになりました。
LECを選んだ理由
LECを選んだのは、はっきりいってLECが一番有名だったためです。LECのネーム・バリューといえばそれまでだと思いますが、やはり一番有名なところの講座をとれば間違いはないという気持ちがあったので、他の予備校の検討は一切しませんでした。そしてその中から佐々木クラスを選んだのは私と同じく佐々木先生も大学で法律を学んだことがなく、しかも短大卒のOLといういわば法律のアマチュアの人が2年で合格したのでこの人ならノウハウを持っているだろうと直感したためです。またインターネットフォローでは佐々木先生が直接回答して下さるという点も意気に感じて決め手のひとつとなりました。
新15ヵ月合格コースの感想
初心者にとってはとにかくインプットしなければいけない知識が膨大なため、講座を聞き終わるのに3月までかかってしまいました。秋生なら良かったのですが私は春生として受講したためにスケジュール的にはかなりきついものでした。それでも焦らずにじっくり消化していったことが、1年目こそ結果に結びつきませんでしたが、2年目の中上級講座や問題演習につながっていったのではと思います。
カリキュラムの感想
私が受講した佐々木クラスのレジュメは非常に丁寧に作られており、佐々木先生の意気込みが本当に伝わってくるようなものでした。初心者にとってはブレークスルーを読みこなすのは難しいため、佐々木先生が読むべき箇所を提示してくれたのは後からの復習もしやすく助かりました。また不動産登記法のレジュメはなにがどこに書いてあるかが思い出しやすかったため、中上級コースに行ってもたびたび参照していました。また佐々木先生は後半の講義の冒頭で毎回、直接講義の内容とは関係のない合格後の話とかをしてくれましたのでモチベーションの維持に非常に役立ったと思います。
ブレークスルーテキストの良かった点
ブレークスルーはかなり細かい点まで出ているので、講師がポイントとなる箇所を指摘してくれないと使いこなすのは難しいと思いますが、幸い佐々木クラスでは読まなくていい箇所を指摘していただけたので試験にさほど重要ではない箇所は飛ばして読むことができました。ただそういう飛ばしてしまった箇所はいまだに読んでいないので、そのうち暇を見つけてそれを読むというのが今後の密かな愉しみになっています。ブレークスルー自体は大判のテキストなのでメモを書き込むための余白も十分にあり、どんどん書き込んでいくタイプの人にとっては非常に使いやすいテキストだと思います。
インターネットフォロー制度良かった点
佐々木クラスのインターネットフォローは必ず佐々木先生が直接答えてくださるのに甘えて、今から思うと試験対策としては重要性の低い瑣末(さまつ)な事柄や初心者にありがちなにポイントのずれた質問ばかりしてしまい申し訳なかったのですが、そのような質問にも佐々木先生自身が丁寧に回答してくれたので助かりました。また回答以外にもその時期に応じたアドバイスや励ましの言葉をいただけたりしてありがたかったです。
パーフェクトローラー講座の良かった点
2年目はこの講座でなんとしてでも決めてやるという覚悟を持ってパーフェクトローラー講座を受講しました。この講座を選んだのは1年目で受けた精撰答練[ファイナル編]まで根本先生の話が聞けないのかと思い寂しくなったくらいです(笑)。個人的には記述が苦手でとにかく時間がかかってしまい、合格への手ごたえみたいなものがつかめないでいたのですが、根本先生の答案構成用紙を使わない記述式の解法に出会ってからは記述にかかる時間をかなり短縮することができるようになり、もしかしてこれで合格できるかもという期待を抱けるようになったことが精神的に非常に大きかったと思います。パーフェクトローラー講座のテキストは、暗記すべきポイントが図表に明解にまとめられており、しかも抜けがないため他のテキストに手を出すこともなく、このテキストだけをやってればいいという安心感がありました。私は3年目で合格しましたが3年目は2年目で受講したパーフェクトローラー講座のテキストしか使わず、最後は本当にボロボロになるまで使いこなしました。
模試の良かった点
模試だけはLEC本校で受けました。本試験では午後の時間配分が勝負を決するので模試での目標はとにかく午後の択一を60分で終わらせることだけで、成績は気にしませんでした。LECの5回の模試すべてでその目標を達することができたことで本番でもいけるという感触をつかむことができました。時間配分の練習をすることができるのは模試だけだと思います。
通信講座のメリット・デメリット
通学は学校への行き来に時間もかかり、体力的な負担もそれなりにあり、スケジュールの融通もききづらく、一度遅れると追いつくまでに無理することになりかねないという不安があったため、通信講座を受講することにしましたが、自分のスケジュールに合わせて受講でき、また受講中でもよく理解できない点があったらその場で何回も巻き戻して見直せるのが最大のメリットだと思います。ただ質問があった場合に回答をもらうまでに時間がかかったり、スケジュールが強制されない分、強い意志がない人にとって途中で挫折しかねないとことがデメリットだとは思いますが、高い受講料を払うと決断した人が途中で挫折することは滅多にないと思います。また受験仲間ができないということは私にとってはなんのデメリットにもなりませんでした。これは人それぞれだと思います。
行政書士試験との併行学習の仕方について
私は2回目の受験に失敗した後、気分転換に行政書士の試験を受け合格しましたが、実質的には行政法だけを勉強すればいいだけなので2ヵ月くらいの準備で合格できました。行政書士については基本テキストと過去問しか使いませんでした。民法、憲法、会社法などは司法書士の受験科目でもあるのでそれらも並行して勉強すれば司法書士対策がおろそかになることもありませんし、気分転換としての意味でも行政書士の試験を受験するのはいいことだと思います。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
独学で始めようとする方もいますが、予備校に通うことによって少なくとも3年は時間の節約ができると思います。同じことを何年も繰り返して勉強するのはつらいものです。是非予備校を活用して短期合格を勝ち取っていただきたいと思います。そして大切なのは自分が惚れる講師を見つけて、その講師にとことんついていくことです。いろいろと情報が多いので惑わされがちですが、他の教材とかに手を出すことなく、自分が信じ、決めたやるべきことをやり抜けば必ず合格できると思います。