小寺 海奈 さん(22)一発合格
法律知識ゼロから合格へ
受験回数 | 1回 |
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出身大学 | 同志社大学スポーツ健康科学部 |
受講講座 | 2016年新15ヵ月合格コース<春生> |
司法書士を目指した理由
大学に入学してから、勉強はそっちのけで部活動やアルバイトに明け暮れていたのですが、就職活動を翌年に控えた大学二年生の冬、自分の将来について考えてみようと思い、司法書士である父の事務所へ見学に行きました。そこで司法書士の先生のお話を伺ったりその仕事を間近で見ているうちに、司法書士の仕事に興味がわきました。また、司法書士が、争い事を未然に防止し、暮らしの法律問題を解決する「身近な法律家」と呼ばれていると知ってとても魅力を感じ、目指すことを決めました。
LECを選んだ理由
私は大学でスポーツ健康科学部に所属し、スポーツや身体について主に学んでおり、法律の知識はゼロでした。勉強を始めるにあたり、まずは大学の図書館で法律関係の本を読んでみたのですが、全く頭に入ってこず、独学は無理だと思い予備校に通うことを決めました。数ある予備校の中からLECを選んだ理由は、業界大手であり、合格者を多数輩出していて実績があるからです。また、受講相談に行った際、スタッフの方が親身に話を聞いてくださったことから、LECで勉強をすることを決めました。
新15ヵ月合格コースの感想
新15ヵ月合格コースは、インプット講義、答練、模試がすべてセットになっていて、何から勉強を始め、どう進めていったらいいのかわからない初学者でも、カリキュラムに従って勉強をしていけば効率よく学習できる点が、良かったです。受講した春生は生講義が週3コマあるので、自然と勉強のペース配分が身につきましたし、講義を受けてから次の講義までに復習時間が十分にとれた点も良かったです。
カリキュラムの良かった点
新15ヵ月合格コースはインプット講座のほか、これと連動させた科目別の択一式到達度チェックテストがあり、インプット→アウトプットを繰り返すことできちんと知識を定着させることができました。このチェックテストを解くことによって、苦手分野を見つけ、早くから対策をとることができたのも良かったです。また、講義では出題数の多い主要科目に時間をかけ、マイナー科目はスピーディーに進めていってくださったので、メリハリをつけて勉強することができました。
ブレークスルーテキストの良かった点
ブレークスルーテキストは、制度趣旨や用語解説が豊富に、わかりやすい文体で掲載されているので、法律初学者に優しいテキストだと思います。表や図で横断整理ができたり、重要度ランクを見て学習の優先順位をつけることもできました。また、基礎事項だけでなく応用論点まで合格に必要な情報は全て網羅しているので、他の教材を買い足す必要もなく、情報の一元化ができました。中でも不動産登記法および商業登記法のテキストは申請書の記載例が掲載されているので、私は択一知識だけでなく記述の雛型もブレークスルーテキストで勉強していました。情報量が多いので最初見たときは「これ全部覚えるのか・・・」と思いましたが、初学者はここは飛ばしてもいい、ここは絶対に覚えなきゃだめ、というように先生が必要な情報を示してくれていたので、苦にならず効率的に勉強することができました。
インターネットフォロー制度・自習室の良かった点
私は部活動と勉強を並行してやっていたので、試合で講義を休むこともしばしばあり、そんなとき欠席フォローの音声データに何度もお世話になりました。Web講義を受けるという選択肢もあったのですが、進度も違いますし、いつも受けている先生の講義を受けたかったのでとても助かりました。
また、私は年明けから直前期まで、毎日のように自習室に入り浸っていました。勉強を始めた当初は大学の図書館を利用していたのですが、勿論そこに司法書士受験生はおらず、ついつい怠けがちになっていました。そんなときLECの自習室を利用するようになり、同じ目標を目指すライバルが必死に勉強をする姿を見て、自分も負けていられないと大変刺激を受けました。家では携帯をいじったりテレビを見てしまいがちでしたが、LECではロッカーに携帯をしまっていたのでその誘惑に負けることもなく、集中して勉強することができました。
答練の良かった点・学習への役立て方
私は4月からの精撰答練での点数はあまり合否に関係がない気がするので、割り切って受ける必要があったと思います。また、付属の解説講義では、現時点で取れなければならない問題、本試験の時点で取れなければならない問題を示してくださっていたので、復習の優先順位がつけやすく、良かったです。
通学していて田中講師のここが良かった
私は新15ヵ月コースで田中あゆ美先生にとてもお世話になりました。田中先生は、初学者でも理解できるように難しい用語もかみ砕いて説明してくれたり、暗記用にレジュメをたくさん配ってくれました。マーカーで色分けをして線を引いていたので、テキストをぱっと開いたら重要個所が見つけられ、勉強しやすかったです。関連個所は、その掲載ページを記入してリンクをはるということをやっていたので横断整理に役に立ちました。
また、自身の体験談を交えた勉強法や実務でのお話、強烈な語呂合わせも教えてくれたので、いつも楽しく講義を受けることができました。どんな質問をしても嫌な顔ひとつせず、すぐに答えてくれて、図などを使って説明してくれるので、とても理解しやすかったです。科目毎に配ってくれる基礎問題集は持ち歩きにも便利で、移動時間に気軽に解けるものだったので、隙間時間を有効に使うことができました。
最後の講義では、答練の受け方や復習の仕方、直前期の過ごし方などためになるお話をたくさんしてくれて、不安に駆られていた私は、録音した田中先生の激励のお言葉を直前期何十回も聞いていました。田中先生のおかげで合格することができました。ありがとうございました。
模試・答練の良かった点・学習への役立て方
公開模試は時間・問題量が本試験と同様なので、本試験の雰囲気を体感できたことが1番良かったです。昼休みの使い方やお昼ご飯も、毎回本試験と同じようにしました。私は初受験だったので、公開模試で初めて1日中問題を解くという経験をし、想像以上に体力を使ったのを覚えています。模試を受けずに本試験に臨んでいたら大コケしていたと思うので、模試を受けるのは重要だと思います。LECの公開模試は他の予備校生も受けているため、受験者数が圧倒的に多く、直前期に全国での自分の順位が把握できモチベーションの維持にも有効でした。
また、模試・答練では、開始の合図とともに全問題にABCを付け(A=自信がある問題、C=見たことがない問題・計算問題などの時間がかかる問題、B=それ以外)、その作業をルーティーンとして解いていきました。本試験当日も同じ作業をしたので模試・答練のように解くことができました。
直前期は合格ゾーンを何十回も回して過去問に飽きていたので、過去問同様、模試・答練の問題を何回も復習しました。実際に答練等で出た問題が本試験でも出題されていたので、答練等もしっかり復習するべきだと思いました。
学生時代から学習して良かったと思う点
学生は社会人に比べ時間があるのが良かったと思う点です。授業も自由に組めるため、直前期はほぼ専業受験生のようになっていました。勿論周りの友達はサークル活動や遊びなど大学生活を謳歌していたため、それを羨ましく思うことも多く、卒業してから勉強を始めればよかったかなぁと何度も思いましたが、試験が終わったらたくさん遊ぼうと決めて頑張りました。勉強をとるか遊ぶ時間をとるかは人それぞれですが、学生時代に合格をすれば卒業後の進路の幅も広がるので、私は勉強をして良かったと思います。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
この試験は試験範囲が膨大な上、合格率が約3%という過酷な試験です。勉強法を間違えたら何年もかかってしまうといろいろな人に言われました。この試験に受かるためには、勉強方法は本当に重要だと思います。また、たった1点が合否を左右する試験ですので、私はマイナー科目でも捨て問は作らず、1問1問を大切に解くことを意識しました。
勉強中は自分は本当に受かるのかと何度も不安になったり、精神的にも追い込まれます。私は6月になるとほぼ毎日泣きながら勉強をしていました。それでも勉強し続けなければ受からない、休んではダメだと勘違いをしていました。しかし勉強時間は多ければ多いほどいいというものでもないです。リフレッシュの時間をとったほうが勉強がはかどることもあります。色々な意見があるのでたくさんの人の話を聞いて自分に合った勉強スタイルを見つけてください。
辛い時期もありますが、自分を信じて諦めずに走っていけば必ずゴールにたどり着けます。頑張ってください!