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2016年度合格
小鴨 滉さんの合格体験記

小鴨 滉さん

小鴨 滉 さん (23)一発合格

計画死守をモットーに掴んだ一発合格

受験回数 1回
出身大学 大阪教育大学 教育学部国語教育専攻
受講講座 2016年新15ヵ月合格コース<春生>

司法書士を目指した理由

私は、大学の志望を決定する際に教育学部と法学部の二つで悩んでいました。結局は確実に免許が取れるという理由で教育学部を志望し、入学をしました。しかし、時間に余裕のできた三回生後半から四回生にかけて、自分のやりたいことは何かと言う事を考え、法律系の資格に挑戦することにしたのです。もちろん、法律系の資格といえば司法試験が真っ先に浮かぶかもしれませんが、就活をしないという選択をした私には、一年での一発合格を狙えるこの資格が非常に魅力的でした。

LECを選んだ理由

LECを選んだことにはっきりとした理由は正直ありませんが、神戸本校が実家からアクセスが良かったこと、ネットでのLECの評判が高いこと、その程度の理由で選びました。しかし、授業を実際に受けてから、後悔することはなく、最短距離で合格に導いてくれた先生方に感謝しています。

新15ヵ月合格コースの感想

法学部出身でない私にとって、初級講座とはいえ本当についていけるのかはとても不安でした。しかし、担当の先生は親切で授業内容の効率化もしてくださり、スムーズに法律の勉強というものの第一ステップを成功させてくださいました。また、講座全体を通しても、テキストの情報量、過去問とのリンク、図表でのまとめなど、不安な点を見直す際にとても心強く感じました。答練でのアウトプットも自分の中のペースメーカーになってくれたので、計画を立てて進める私にとってはぴったりの講座でした。

カリキュラムの良かった点

初級講座のカリキュラムは、法律初心者の私でもついていくことができ、さらに十分合格点が狙える知識を身につけさせてくれるものです。また、分野によって分量や熱量に差をつけてくれており、それにしっかりと従うことが大切だと感じました。多くの時間をかけた分野もそうでない分野も同じ力の込め方で勉強をしてもLECのカリキュラムの良さをすべて吸収することはできません。いいカリキュラムだと信じて学習を続けることも大切と言う事です。

ブレークスルーテキストの良かった点

ブレークスルーテキストに関しては、情報量、見やすさ、どの面に関しても文句はなかったです。しかし、講座を受けてみて思ったことは、ブレークスルーテキストを手にしただけではこのテキストは完成していないということです。私のクラスを担当してくださった赤松先生、ネットでの海野先生、二人の先生が授業内で線を引く指示をして、受講生が授業内で話を聞きながら線を引く。そうやって色付けされたブレークスルーテキストが私にとっての大きな武器になってくれました。膨大な情報量があるテキストだからこそ、プロの先生方の話を聞き、完璧なテキストを作ることが大切だと感じました。

インターネットフォロー制度の良かった点

インターネットフォローはよく利用しました。私が生講義を欠席したのは1回ですが、ネットフォローは全授業分受講しました。時間があったからできた方法ですが、1つの分野でも2人の先生から違う授業を受け、違う考え方に触れることで記憶の定着や推論対策になったと感じました。知識の量が二倍になることは当然あり得ませんが、思い出す道筋が増えていることは何度も感じたのでやって良かったなと思っています。

答練の学習への役立て方

「答練の点数は気にしなくていい」これは初級講座の受講生のほとんどが言われることかもしれませんが、最初から低い点数しか取れない勉強をしたり、点数が悪そうだからパスすることはお勧めできません。私自身負けず嫌いな性格だったこともありますが、答練では絶対に一番良い判定を狙って全範囲の勉強をしました。「今回の答練は民法だけ頑張ろう」という意気込みで臨むよりも私には合っていたのかなと感じます。具体的にどのようにしていたのかというと、「次の答練までに過去問全範囲○周、記述新作○セット」というように、答練の段階で科目を絞らずに勉強をしていました。答練のデータが増えてくれば自分の苦手科目もわかりますが、1回や2回では運も絡むので、全範囲を合格圏に引き上げることを最優先して計画を立てていました。そしてそのペースメーカーとして答練を利用していました。

通学していて赤松講師のここが良かった

神戸本校の赤松先生は、授業に無駄がなく、スピードが速いにも関わらず疑問点なくわかりやすく進めてくれました。わからない部分があった時も親切に対応してくださり、ありがたかったです。授業内のオンオフの切り替えもはっきりしており、時には出ない部分を豪快に省略し、大事な部分にしっかりと熱を込めてくださいます。記述の解法も答案構成用紙を用いながらわかりやすく指導してくださいました。今でも赤松先生の指導道理の手順で記述を解く自信があるほど頭にはっきりと残っています。

通信受講していて海野講師のここが良かった

海野先生のネットフォローは、後半の最初に雑談みたいな時間がありますが、受験生全体の話や司法書士になった後の話などを聞くことによってモチベーションの維持に繋がりました。もちろん授業内容も分かりやすく、聴きやすい授業でした。

神戸本校のここが良かった!

神戸本校は職員の方々も優しいかたばかりで、リラックスできる空間を作ってくれています。直前期まで快適に過ごすことができて感謝しています。

模試の学習への役立て方

公開模試には、あまりにも難しく解けない問題も混じっています。ただ、そんな問題でも学ぶことが全くないわけではなく、むしろテクニック面でいえば普通の問題よりも役立つことがあります。それは、捨てる勇気を持つということです。今年の本試験でも、「これは無理だな」とすぐに感じた問題が数問ありました。もし、公開模試で問題を捨てる練習をしていなければのめりこんでいたかもしれません。できる問題に時間をかけることが受験のテクニックでは非常に重要なので、そう言った面でも公開模試は役に立ちました。

模試を外部会場で受けて良かった点

模試を会場で受けることは、本試験に近い空気を味わえる点でメリットが多いと感じました。特に受験1回目の人は本試験の空気を知らずに大勝負に挑むことになるので、絶対に会場で受講することをおススメします。

通学のメリット・デメリット

通学時のデメリットは、交通費がかかる、通学時間がかかるという二点だけです。メリットについては、仲間で情報を共有できたり、刺激を受けることでモチベーションが上がったり、先生によっては双方向の授業が可能になるなど多くあり、できる人は通学をおススメします。

併行学習の仕方について

私は、大学の3回生の終わりから勉強を始め、宅建を受験した10月までに民法が終わっていたので、これも答練と同じくペースメーカー的な位置づけとして宅建を受験しました。運よく合格できましたあ、宅建業法等の司法書士試験の科目でないものは直前の2週程度で詰め込んだだけです。これから併行受験を目指す方は最大の目的を見失わないように、計画を立ててみてください。

学生生活と勉強の両立のコツ

私は学生の時から始めていたといっても、卒業論文をやる程度だったのでほぼ専業だと考えています。しかし、そんな中でも大学に行かなければいけない時には、大学の友達や教授などに目指す進路をはっきりと言い、自分を追い込んでいました。どうしても、大学の友達は大多数が就職活動をしており、気持ちがぶれることがあります。司法書士試験に心を決めたのなら、気持ちがぶれない工夫をしてみてください。

学生時代から学習して良かったと思う点

学生時代から始めるメリットは、勉強の癖がついたまま受験生になれることです。やはり、勉強と仕事では使う頭が違うので、学生の頭のまま受験生になれたのは良かったなと感じています。

家庭と勉強の両立のコツ

実家で勉強していましたが、家族は協力、理解してくれていたので、特別何かをしていたということはありません。

計画をやりぬくことの重要性

私が他の受験生にも誇れることは、自分の決めた計画を最後まで妥協せずにやりぬいたことです。特に4月からは地獄でした。毎週過去問全範囲全科目一周、テキスト読み2週間で全範囲一周、記述新作2セットやり直し4セットを課し、3ヶ月間完璧にやり抜きました。
得られたのは知識よりも大きい自信です。過去問の知識は多少ひねられたところで3肢あれば必ず答えられる自信を持って本試験に臨めたことが最大の勝因だと感じています。

これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス

合格率3パーセント程度と聞くと、どうしても逃げ出しそうになりますが、「お試し受験生を引けば、本気で目指していない人を引けば・・・」など自分の中であれば合格率をもっと高く感じることはできます。「本気で勉強して、十分な量を十分な質でやり切った」中で勝負ができるようになれば合格率なんて気にならないです。あきらめず、挑戦してみてください。

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