井上 善博 さん(34)一発合格
朝活勉強法で短期合格
受験回数 | 2回 ※お試し受験含む |
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出身大学 | 電気通信大学電気通信学部電子工学科 |
受講講座 | 2016年新15ヵ月合格コース<秋生> |
司法書士を目指した理由
私は、大学で電子工学科を学び、その後、技術系の仕事を経て市役所で働いている者です。実は、以前は法学がなんとなく暗記ばっかりというイメージで嫌いでした。市役所の試験は一般教養だけなので、公務員試験も法律の勉強は、ほぼしていませんでした。しかし、市役所で仕事をし始めると法律の知識が必要になり、基礎知識を覚えようと宅建の勉強をして運よく1か月程度で合格しました。ただ、宅建の勉強は、キーワードを完全丸暗記で勉強したので、理由がよくわからず、あまり業務に応用できませんでした。仮登記は単独申請と覚えておけば、そもそも不動産登記の原則が共同申請だと理解していなくても問題が解けてしまうのです。私が受講した講座の講師である佐々木ひろみ先生は、宅建に合格後、すぐに司法書士の勉強をされたようなのですが、私は特に司法書士の勉強をしようとも思わず、そのまま資格取得熱も冷めて5年近く経過し、その間に結婚して子供も生まれました。司法書士の資格を取得しようと思ったのは、その後も不動産に関する部署に在職する中で、やはり民法や不動産登記法等の基礎知識が必要だと実感したこと、子育てが中心の生活でも、子どもが寝ている早朝であれば勉強時間を確保できるのではないかと考えたこと等があります。また空き家問題が顕在化する中で、行政職員ではなく司法書士として問題の解決をする手法もあるのではないかとも考えて、司法書士試験を受験することにしました。
LECを選んだ理由
法学部出身でもないので、独学では合格は難しいと思い、予備校に通うことを考えました。そこで、大手で安心感があったこと、共働きで、通学は時間的に難しいこと、インターネット環境が自宅になかったので、DVDで講座がうけられるということからLECにしました。また、価格もそこまで高くなかったことも理由です。通信講座は佐々木先生と森山先生のお二人が講義をされていました。そこで、講座のスケジュールを確認すると、佐々木先生の方が早く講義が終わるようでした。直前期も仕事と育児の都合上、大量の勉強時間が取れないので、早く終わった方がその後の答練・模試や総復習にスムーズに移行できると考え、佐々木先生にしました。
新15ヵ月合格コースの感想
新15ヵ月合格コース<秋生>は、その名からも推察される通り、一年で合格するというよりも二年近くかけて合格することを前提にしています。私は8月に申込んだので筆記試験まで23ヵ月間勉強しました。実はLECで受けたガイダンスは9ヵ月合格速修講座だったのですが、仕事と家庭のことを考えるとついていけないかと思い、新15ヵ月合格コースにしました。結果的に、無理のないカリキュラムで良かったと思います。
また、佐々木ひろみ先生の講義は初心者でも非常にわかりやすく、講義を聞いた直後に、習った範囲の過去問を解くとほぼ全ての問題が解けたので、このまま受講していけば合格できると安心できました。また、講義の合間に、先生の受験生時代のお話や過去の生徒のお話をされるのですが、面白くて良い息抜きになりました。
ブレークスルーテキストの良かった点
ブレークスルーは情報が豊富で、過去問に載っていない問題が本試験に出たとしても、大抵はブレークスルーに記述があります。つまり、ブレークスルーを全て覚えれば絶対合格できるという確信を持てるところが魅力です。逆に言うと、最終的にはブレークスルー以外は特に勉強しなくても合格できるということです。ただ、やみくもにブレークスルーを読んでも覚えきれないと思います。新15ヵ月合格コースでは、佐々木先生が重点的に覚える範囲を指定して下さるので効率よく勉強することができました。また、指定された範囲外でも本試験に出題される可能性はゼロではないので、答練・模試等で出題されたら、そのことについて記述されているブレークスルーの範囲をチェックしていました。ところで私は8月から受講したので、最初の3か月ほどは先取りWeb受講で閲覧が可能となっていた前年度のブレークスルー民法をWeb上で読んでひたすら予習していました。その後、講座が始まった後も予習中心で勉強したので、能動的に勉強することができ、効率よく勉強ができたと思います。
インターネットフォロー制度の良かった点
私は分からない内容が沢山あり、インターネットフォロー制度で質問をして回答を頂き、理解を深めることができました。独学ではなく、予備校を選択した理由の一つとして、インターネットフォロー制度を利用したかったからということもあります。司法書士試験は登記法を理解しないと合格ができません。しかし、登記法は司法試験合格者でも十分に理由を説明することは難しいと思います。なぜなら登記法のような手続法は、実務上の都合によることが多いので、実務を知らないと理由が分からないからです。実務を知らない私でも合格するためには、専門家から理由を教えてもらって理解を深める方法が近道だと考えていました。また、勉強を開始した初年度は妻が育児休業中で少し余裕があったので自習室を利用しました。当時、ブレークスルーが市販されておらず、予習をするために、ご厚意によりブレークスルーを借りて自習室で読んでいました。そういう意味では自習室は利用してよかったのですが、移動時間がもったいないので基本的には自宅学習の方が、効率が良いと思います。
佐々木講師のここが良かった
佐々木ひろみ先生は、講義が初心者でも理解しやすく、またそれでも理解できない場合はインターネットフォロー制度で質問ができるので非常に良かったです。インターネットフォロー制度は、専門のチューターが回答するのだと思っていたのですが、佐々木先生が自ら回答して下さり、講義の内容とぶれることなく一貫した説明で回答を受けられるので有り難かったです。学習の進め方等も相談ができ、二人三脚で勉強しているように感じられました。また、過去問に関しても最低限やる必要がある範囲を指定されるので、時間の短縮につながりました。
通信講座のメリット
通信講座のメリットはスキマ時間で勉強できることです。私は子供が寝ている朝の4時〜6時、お昼休み、休日は子供がお昼寝している時間も利用して勉強していました。まとまった時間を確保することが難しかったので、模試も、午前科目と午後科目で二日に分けたりしていました。そのような手が使えたことが、通信のメリットです。また、常にDVDを倍速再生して講義を視聴し、分からなかったところは、巻き戻しをしていました。これによって、3時間の講義が2時間くらいで視聴でき、時間の短縮につながりました。時間の有効活用という意味では、通学よりも通信の方が優れていると思います。
仕事と勉強の両立のコツ
仕事が終わったら保育園に子どもをお迎えに行ってお風呂に入れてご飯を食べさせて・・・という生活ですので、夜に勉強することは難しく基本的に早朝勉強していました。朝、起きた直後は心身ともにリフレッシュされていて、効率よく勉強ができました。飲み会があった日の翌朝でも、5時には起きるようにして、とにかく一日も休まず勉強しました。テレビを絶っていたので、職場で話題についていけない事もありましたが、何かを成し遂げるには何かを捨てる必要もあると思い、割り切りました。司法書士試験は、最後は暗記な部分もあるので、忘れないように休まず勉強したことが短期合格につながったとも思います。あとは、気持ちの問題だと思います。余暇時間を全て勉強に注げば、絶対に時間は作れます。
家庭と勉強の両立のコツ
仕事と勉強の両立のコツと、同様ですが原則は早朝勉強することです。また、勉強するためには家族の協力も必要で、休日に両親に子どもをみてもらって、その間勉強をしたりもしました。家族旅行も行きましたが旅行先でも、朝は勉強していました。どこの宿泊先でも当たり前ですがトイレはあるので、勉強する場所がない場合はトイレで勉強していました。とにかくスキマ時間を作って勉強することが肝要だと思います。