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2015年度合格
山崎 耕平さんの合格体験記

合格者

山崎 耕平 さん(35)短期合格午前の部1位合格

受験回数 3回
出身大学 関西学院大学 商学部
受講講座 2013年新15ヵ月合格コース<春生>
2012年公開模試パック
2013年精撰答練レギュラーパック
2014年実践力PowerUp合格パック
2015年パーフェクトローラー合格フルパック

司法書士を目指した理由・きっかけ

私はもともと漠然と法律の仕事がしたいと思っていましたが、両親が公務員ということもあり、公務員として9年ほど働いていました。しかし、身近な人が借金で苦しんでいたり、最近の深刻な高齢化社会の問題を考えていくうちに、こういった問題に対処できる司法書士という仕事に非常に魅力を感じるようになりました。司法書士になれば、債務整理業務や後見業務等を通じて社会貢献することができると思ったからです。ただ、いきなり仕事を辞めてしまうのは怖かったので、とりあえず働きながら勉強を開始しました。

LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由

最初に行った予備校がLECだった事と、受講者数が多かった、バスセンターから近かった、受付の人が親切だった、名前をよく聞いていた等の理由から、安心して受験勉強ができると思い、他の予備校と比較してLECでの受講を決めました。

初学者向け講座の良かった点

初学者講座で申し込んだ樋口先生は非常に丁寧に教えてくださる方で、働きながらでも少しずつ勉強することができました。私は公務員試験科目でもある憲法、民法、刑法は少しやっていましたが、他の科目は初めて学習するものでしたので、丁寧な説明は非常に助かりました。

カリキュラムの良かった点

15ヵ月という受講期間は司法書士試験を初めて受験するには適切な期間だと思います、半年だと短すぎますし、2年だと少し長いのでこの期間に教わったことを何度も繰り返し学習することが合格への道につながると思います。

ブレークスルーテキストの良かった点

受験に必要な膨大な知識分かりやすくコンパクトにまとめており、中上級のテキストで分からない部分があれば、辞書的な使い方もでき、勉強を進めていく上で非常に参考になりました。

フォローアップ制度の利用方法や良かった点

私はライブ講座を受講していなかったので、LECにあるwebブースという教室でパソコンを借りてweb講座を聴いていました。自習室と同じような環境で、家だと集中できない人にはかなりおすすめの学習環境です。あとwebでいつでも質問できるので、解らない部分はすぐに、何度でも理解するまでインターネットフォローの教えてチューターで質問しました。

中上級講座の良かった点

1回目、2回目の受験を終えて、このままでは10年かかっても受からないと思い、悩んだ末仕事を退職しました。そして、最初にLECの窓口で勧められたのが、根本先生の実践力Powerup講座でした。根本先生の評判は前から聞いていて、解りやすくておもしろい先生だということで迷わず決めました。

8月から講座を聴き始めたのですが、予想以上に講義が解りやすく、また、試験に出るところと出ないところのメリハリもしっかりと教えてくださり、自分の実力が日に日に上がっていくのが分かりました。年内に民法の講義を2回聴き、不動産登記法、商法会社法、商業登記法は1回聴きました。過去問は1年目2年目でかなり解きましたのでほとんどやりませんでした。年明けから答練が始まり、択一は30問以上、記述は時間内に枠ずれをせずに解くという目標を立て、答練は週に1回必ずLECの会場で受けました、家だと集中できなかったからです。それと同時に頻出論点マスター答練という記述の答練も受けました。

司法書士試験は択一の基準点をとるのが難しく、記述の対策がおろそかになってしまう人が多いように思いますので、記述の基本論点をマスターすればそれだけ他の受験生に差をつけられると思います。

1月から3月までに講義をもう1回ずつ聴き、2回目以降に聴くときは2倍速で聴きました。
4月以降は答練が一通り終わり、精撰答練が始まります。この時期は精神的にかなり苦しいですが、決めた時間に決めたことをやることに集中することが大事だと思います。
5月、6月にはいよいよ模試が始まります。LECの模試は全国公開模擬試験が2回、全国スーパー模擬試験が2回あり、本試験と同様の問題数、時間で解くことができますので、本試験の予行演習として最適でした。

模試の活用方法については、時間配分、問題を解く順番をどうするかを意識して解きました。模試の成績については特に意識していませんでした。というのも、模試と本番は違うものと聞いていましたし、何より自分自身が本試験で実力を出し切ることの難しさを身をもって経験していたからです。
3回目の受験を終え、択一の基準点はぎりぎり超えていたので「もしかしたら」という気持ちはあったのですが、合計点で6点及ばず、不合格になってしまいました。ただ、1回目2回目より点数は伸びており、自分の勉強のやりかたは間違っていないとの自信がつき、8月から早速勉強を再開しました、人によっては年明けから始める人もいますが、この試験は記憶が勝負なので、間が空いてしまうとどんどん記憶が消えてしまいます、合格に相当自信がある場合以外はできるだけ早く勉強を再開することをおすすめします。
受講したのは前年と同じ根本先生のパーフェクトローラー講座です。根本先生には絶対の信頼がありましたので、迷いはありませんでした。合格年の勉強方法としては前年の実践力powerup講座のテキストをメインに学習しパーフェクトローラーテキストの図表の暗記部分を活用する方法をとりました。パーフェクトローラーテキストは合格に必要な最低限の情報が豊富で、暗記に使える図表が満載なので、学習をする上でとても役立ちました。また、パーフェクトローラー講座は過去の本試験の情報を徹底的に分析し、その年の本試験に向けてどこを学習すればいいのか、重点的にかつバランスよく教えてくださるので、効率よく勉強することができました。

根本講師のここが良かった!

根本先生の寸劇をまじえた講義は一見の価値ありです。

模試の良かった点や学習への役立て方

本試験と同じ時間制限、問題数を体験でき、自分の現在の実力を客観的に計ることができます。

通信講座の利用方法やメリット・デメリット

私は生講義を受講せず、Webのみで受講していたので、モチベーションの維持が大変でした。ただ、Web受講はパソコンさえあればどこでも学習できることが強みなので、たまに気分転換にインターネットカフェに行って、受講していました。

これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス

この試験は勉強のやりかたを間違えず、毎日コツコツと努力していけば、合格レベルの実力はつけることができると思います。しかし、合格レベルにいる受験生は合格者の3倍はいる、と言われています。自分と同じ実力の受験生のさらに三分の一以内に入るのはどうすればいいのか、ということを毎日自問して学習をしていました。それは運であったり、問題の相性もあると思いますが、結局は気持ちの強さだと思います、自分はなぜ司法書士になりたいのか、合格した後になにがしたいのか、を常に考えながら学習することが大切だと思います。

どのような司法書士になりたいか

私の司法書士のイメージは街の法律家さんです、弁護士ほど敷居が高くなく、気軽に相談できる町医者のような司法書士になり、多くの人の助けになりたいと思います。そのために、実務を多くこなし、将来は地元に事務所を開き、地域貢献したいと思っています。

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