宮地 恵里 さん(23)短期合格午前の部1位
難が無いから無難な人生、難が有るから有難い
受験回数 | 4回 ※お試し受験含む |
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出身大学 | 首都大学東京 都市教養学部 |
受講講座 | 2013年新15ヵ月合格コース<秋生> 2014年樋口の超短期合格コース 2015年パーフェクトローラー合格フルパック |
司法書士を目指した理由・きっかけ
検察官になりたいと思い大学は法学部に進学しましたが、法律を学んでいくうちに法律の専門家は他にもあることを知り、中でも最も身近な法律家である司法書士に魅力を感じたからです。
LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由
第一に大学から自宅への途中である新宿駅から近く、雨にぬれずに行けるということがあげられます。第二に他の予備校と比べて講座説明が分かりやすかったことです。大学にパンフレットがあったいくつかの予備校に話を聞きに行きましたが、LECが1番親身になって受講相談に応じてくださり、教室の雰囲気も落ち着いていて、何年かお世話になるならここがいいと思いました。
初学者向け講座の良かった点
森山先生のクラスを初めに受講しました。森山先生は、本当に説明が丁寧で分かりやすく、「法律ってこんなに面白いんだ!」と改めて気づかされ、3時間の講義があっという間に終わってしまう、そんな講義でした。
講師レジュメの良かった点
森山先生の講義ノートはとても分かりやすく作られており、他のテキストには載っていないような表や、つい忘れてしまいがちな論点のまとめなども掲載されていました。中上級講座になってからも、重宝していました。
フォローアップ制度の利用方法や良かった点
開放教室での自習室は、司法書士だけではなく様々な資格の勉強をしている方がいて、とても刺激的でした。また、夜になると仕事帰りの方も多くなり、違う環境にある方々の様子を知ることが出来たのもよかったです。また、大学生の頃は周りの友達が遊んでいる時に1人で勉強することが苦痛で、気が緩んでしまう時もありましたが、自習室に行けば必死に勉強している人がたくさんいて、自分も負けていられないとモチベーションを維持することができました。
中上級講座の良かった点
根本先生に出会えていなければ今の私はいないと思います。はじめのうちは、先生のテンションについていけるだろうか?と不安に思っていました。ですが、1ヶ月もたたないうちに、根本先生の講義が待ち遠しくなるようになり、根本先生に会うために質問に通うようになりました(笑)。テキストは隙間なく情報が詰め込まれており、これさえやっておけば大丈夫だと安心して使い込むことができました。文章より図表を中心とした構成で、頭に残りやすく文章の読み飛ばしなどもなくなり暗記しやすかったです。また、根本先生の勉強法と自分の勉強法が合っていたというのが合格への大きな要素でした。
(1)復習の仕方テキストは講義中に黒ペンでメモをとり、復習の時に自分が覚えていない、知らない知識に色をつけるのですが、色のつけ方にポイントがあります。まずはボールペンの薄い色でチェックをつけます。2回目の復習でも覚えていないことは少し太いペンでチェックをつけ…というように始めから蛍光ペンでひかないようにします。そうすることで後からパッと見ただけで、自分がなかなか覚えられない知識が一目瞭然となるだけでなく、数ヶ月前から自分はこれだけ成長しているんだ、という自信にもつながるのです。
(2)暗記の仕方テキストを暗記する、といってもどうやって膨大な量を覚えればいいのか分からず、見ただけで嫌になってしまうかもしれません。私も初めのうちはテキストを片っ端から暗記しようと試みました。ですが、すぐに忘れてしまいます。覚えているはずなのに問題が解けない、と悩んでいました。そこで私はまず、単元ごとに骨格となる大事なものだけを覚えられるようにしました。ポイントは○か×か、を判断できるように覚えるのではなく、それを自分の中で説明できるようになるまで積極的に覚える、ということです。そしてその骨格が覚えられるようになったら、その知識に肉付けをしていきます。このように、少しずつ少しずつ知識の幅を広げていくことで、いつしかテキスト1冊まるまる覚えられるようになりました。
(3)合格ゾーン講義で進んだ分を次の講義までに解きます。間違えた肢ごとに付箋を貼り、その肢を5回正解するまで解きます。それを本試験まで3回繰り返しました。つまり、過去問全体は3回しかやっていませんが、覚えていない肢は何度も解いていることになります。過去問は膨大ですので、覚えている問題を解くことに時間をかけるのならば、テキストを読んだ方が効率的だと思います。また、過去問だけを解いていても断片的な知識になってしまいますが、テキストを読み込むことで、過去問を解いた時に関連する他の知識も一緒に思い出すことができるようになります。とは言っても、決して過去問を軽視しているわけではありません。過去問だけをやっていても合格できないということであり、過去問は必ずやるべきです。
根本講師のここが良かった!
私のイチオシ講師は根本講師です。根本講師は本当に熱い、という評判はよく聞くと思いますがそれだけではありません。質問に即答してくださるため、分からないことをその日のうちに解決できるのです。また分からないことがはっきり分からない、このあたりがもやもやしている、という何とも曖昧な質問にも、的確に答えてくださりました。
模試の良かった点や学習への役立て方
今の自分の実力がどの程度あるのかをはかるため、模試に向けて特別な勉強をするということはありませんでした。復習は間違えた問題以外は解説の太字だけを読んでいました。間違えた問題は「次に出てきたときは絶対に間違えない!」という強い気持ちを持ってテキストに赤で印をしていました。そして合格ゾーンと同じように各答練の一ヶ月後にもう一度答練を解き、間違えた肢に付箋をはり、5回正解するまで解いていました。初めて出てきた知識を知らないで解けないのは仕方ありません。ですが、一度間違えた問題をもう一度間違えるのは重罪です!!!また、間違いノートについてですが、私は作りませんでした。理由は3つあります。まず1つ目に、作る時間がもったいないからです。答練の始まる1月からは時間との勝負です。書いて覚えるという勉強方法もありますが、どの道一回書いたくらいで覚えられる量ではありません。2つ目に、39自分でまとめたノートの信用度が低いからです。間違えているかもしれないものを覚えるより、信用性のあるテキストを覚えたほうが確実だからです。最後に、ノートを作る意味がないからです。なぜなら答練の時期と直前期の能力には相当の差があり、ノートを作ったときにはまだ覚えていない知識でも、ノートを見返す時には覚えてしまっているものもでてきます。そうするとせっかく時間をかけて作ったノートも、どれが今の自分にとって必要な情報なのかわからない、という事態に陥るのです。前述したとおりテキストに印をつけておけば十分です。以上から間違いノートは作りませんでしたが、例外もあります。それは書式です。テキストを読むのではなく実際の問題の、どの表現からどのような情報を抜き出さなくてはいけないのか、自分はどんなことを見落としてしまうのか、ということをノートにメモし、答練の前だけでなく本試験の当日も読み返していました。
学生生活と勉強の両立のコツ
私は大学1年の秋から司法書士試験の勉強を始めました。大学時代は大学の試験勉強に全力を注いでいたので、大学の勉強との両立、という点ではアドバイスできることは何もありません・・・。法学部でしたが大学の講義が司法書士試験に役に立ったかと言うとまったく役に立たなかったと思います。司法書士の勉強はLECに通い少し復習するというくらいしかできませんでした。その代わり大学4年の夏の本試験を自分の本番と決め、大学の3年の前期までにほぼ全ての単位を取り終え、残りの一年は司法書士試験の勉強だけを集中してやりました。大学4年になると就活が終わった友達に遊びに誘われるたびに断るのが辛かったですが、試験が終わったらそれまでの分も含めて全力で遊んでやる!と心に誓って頑張りました。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
平成26年の7月、私は人生をかけて試験に挑みましたが、結果は惨敗。あまりにも悔しくて涙が止まらず、「これからどうしよう?」「自分は司法書士に向いていないのかな?」と悩む日々を過ごしていました。そんな時、いつもそばで励まし支えてくれたのは家族でした。応援してくれる家族がいて、勉強できる環境にいることがどれほど恵まれ、幸せなことなのか。そんな当たり前のことに気づかせてくれたのは他でもない、司法書士試験でした。家族とお世話になった講師にできる最大の恩返しは合格することだと思うことで、どんなに苦しい時も頑張り続けることができました。つらい時こそ周りへの感謝の気持ちを忘れずに、後悔しないように頑張りぬいてください。それぞれ置かれている立場や環境が違っていて、様々な悩みがあると思いますが、苦しんだ分、素敵な司法書士になれると信じています。「難が無いから無難な人生、難が有るから有難い人生」どうせなら有難い人生がいいかな…
どのような司法書士になりたいか
目の前のお客様の求めていることを把握し、信頼される司法書士になりたいです。