K・N さん(36)短期合格
試行錯誤の末の合格
受験回数 | 2回 |
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受講講座 | 2014年新15ヵ月合格コース<春生> 2015年実践力PowerUp合格パック |
司法書士を目指した理由・きっかけ
私は昔、信用金庫に勤ておりました。そこでの仕事で司法書士の先生とお会いする機会が多くありました。そんな中、仕事についてお話しをしているうちに次第に興味が沸いてきました。また、司法書士として企業の法務部で働く友人がおりました。その友人の話を聞き、司法書士という資格一つで色々な分野で活躍する事が出来ることを知りました。このように、数々の司法書士として活躍する先生を見ているうちに魅力を感じてきたためです。
LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由
独学では難しいと感じたことから資格予備校の利用を考えました。数多くの予備校がある中で、合格者が多数居る事がLECを選んだ一つの理由です。また、【一発合格】をした友人に相談したところ、きっちりとしたカリキュラムが用意されている事を知りLECにしようと決めました。
初学者向け講座の良かった点
受講した新15ヵ月合格コースでは、鈴木先生による丁寧な法律の入門的な講義を聞くことができました。この事は2年目の学習をする上でも土台の部分として重要な役割を果たしたと思います。土台がしっかりしていなければ立派な家は建たない事と同じように、法律の高度で応用的な分野の理解には土台となる知識が必要不可欠だと思います。ですから、2年目の学習においてもダウンロードしていた初学者向け講座の音声ファイルを移動中に聞くなどして基礎を復習していました。とにかく、何か少しでも勉強にプラスになる方法はないかを日々試行錯誤し、また工夫しようと努めていました。
中上級講座の良かった点
インプット学習をきっちりやりたかった私にとって、2年目に受講した実践力PowerUp講座がとても役に立ちました。司法書士試験は、出題範囲が広い事で有名ですが、講師の先生の口調や力の入れ具合でどの分野が特に重要でどの分野は目を通すだけでいいのか、といった点を自然と知る事ができました。そして、授業の中では少し難しめの論点や、どうしても混乱しがちな分野にじっくりと時間をかけて講義が聞けた事がとてもよかったと思います。また、量的にすべてを勉強するのは困難ですが、この講座のおかげで出題傾向に合わせた効率的な学習が行えたと思います。
思い出に残っている講座
1年目はWEB受講のみで勉強した私にとって、2年目に受講した「赤松式!記述徹底攻略ゼミ」では沢山の受験仲間が出来ました。勉強自体は自分でする事ですが、同じ目標に向かってお互いを高め合っていける仲間がいることは自分にとってプラスになったと思います。また、生講義を初めて受けた感想として、やはり自分の聞く姿勢や気合の入り方にも違いがあったと思います。家で勉強する時よりも授業の内容が印象強く記憶に残ることを実感しました。そして、いつでも質問をする事ができる先生がすぐそばにいる事でとても安心感がありました。
海野講師のここが良かった!
2年目に受講した実践力PowerUp講座でお世話になった海野先生は、勉強は時期によってやるべき内容が違う事を強調され、今何を勉強すべきかを意識して進める事を重視されておりました。そのおかげでメリハリのある学習計画を立てる事ができました。また、年内に土台を作り、年明けに応用部分を上乗せして知識の充実をしていくという点にとても共感しました。そして、息抜きとして合格後の研修の話や就職活動の事、実務が今どの様な状況か、今後はどの様な分野の仕事が増えるのかといった興味深いお話が聞けることができました。また、2年目に受講した赤松式!記述徹底攻略ゼミでお世話になった赤松先生が試験直前の最後の授業でおっしゃって下さった言葉がとても印象に残っています。最後の授業で先生は「この試験に合格した人の中で、自分は必ずこの試験に合格すると思って受けていた人はほとんどいません、私もそうでした。でもあきらめずに最後までやれば合格する事だってできました。皆さんも決して最後まであきらめないで頑張ってください」とおっしゃって下さった事で緊張がほぐれ、本試験では普段以上の実力が出せたような気がします。とても感謝しています。
模試の良かった点や学習への役立て方
まず、本試験とほぼ同じ一日の流れを体験出来る事がとても良かったと思います。おかげで本番での一日の過ごし方の練習として役立ちました。次に、本試験と同じく他の受験生が前後左右で問題を解く中で、焦らずいつもの実力を発揮する訓練になったと思います。特に午後の試験は、複雑な記述式問題があります。慣れるまで必要以上に緊張したり、周囲の物音や進捗具合が気になって集中できなかったりもしました。しかし、回を重ねる毎に自分のペースを作る事ができてきました。本試験で実力を発揮する為のとても良い訓練になりました。また、模試を実際に受けて結果を見ることで、多くの受験生の中で自分がどの位置にいるのかを把握できました。そして、弱点を見つけ今後の勉強の方向付けにとても役立ったと思います。この試験は時間との闘いだと思います。私自身実際に本試験では1秒が惜しくなるほど時間が足りませんでした。その中で、時間配分をどうしていくか、また、どういった順序で問題を解いていくのかといった自分の解法スタイルを作るために公開模試は欠かせないものでした。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
出題範囲が広く細かいため、きっちりとした学習計画を立てて行く事が大事だと思います。そして、答練や模試で発見した弱点は必ず克服していく必要があると思います。そのためには講義をベースにして自分の勉強の進捗を調整していく事が必要だと思います。また、問題は解くことよりもその後の勉強が大事である事を忘れてはならないと思います。私はただ単に問題を解くだけにならないよう、常にその後のフォローをするよう心がけました。そして、地味な勉強を長く続けていくためには、1年後の自分の姿だけではなくその先5年後に自分が司法書士としてどのような人生を歩んでいるのだろう・・・と目標をもっと先に大きく持つ事で目の前の困難が小さなものに思えるようにして乗り切るようにしていました。このようにモチベーションを維持するコツを自分なりに持つ事も大事だと思います。
どのような司法書士になりたいか
車屋なら車を売る事が商売ですが、司法書士の場合、書士というからには書類を作る事が一つの仕事だといえます。加えて、専門知識や信頼を与える事なども一つの商品と例える事が出来ると思います。これらは目に見えませんが、相手に誠実に対応する事で必ず伝わり信頼を得られると思います。ですから、自分の仕事の先には必ずそれを必要とする人や企業がいる事を意識して仕事に取り組みたいと思います。そして、お客様や同業者からも信頼される司法書士になるよう頑張りたいと思います。