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2015年度合格
石原 恵至さんの合格体験記

石原 恵至さん

石原 恵至 さん(37)短期合格

何だ、結局は精神論か

受験回数 6回 ※お試し受験含む
出身大学 関西学院大学 商学部
受講講座 2010年新15ヵ月合格コース<春生>
2011年精撰答練レギュラーパック
2012年実践力PowerUp合格フルパック
2013年パーフェクトローラー合格フルパック
2014年過去問演習パック
2015年パーフェクトローラー合格ライトパック

司法書士を目指した理由・きっかけ

大学卒業後、不動産会社に就職し、不動産仲介の営業を約9年間続けてきました。20代前半から中頃は、体力、気力、やる気充分で、馬車馬の如く仕事をしていましたが、30代目前となり、次第に自分の人生について改めて考え直す事が多くなるようになりました。要はこのままでよいのだろうかということです。今現在の何者でもない自分に、これからの人生における武器なるものを見つけて、何者かになるためには、資格、それも強力な武器となる資格が必要だと考えました。不動産仲介業をしていたおかげで、司法書士は自分にとって身近な存在であり、その資格取得を目指す決心をするに至るまで、さほど時間は要しませんでした。

LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由

言い方が雑ですが、LECはメジャーだったからです。営業マン時代に取得した宅建は独学でしたので、資格取得のために予備校を利用するのは初めてでした。それ故、実績ある大きいところなら、取り敢えず間違いはないだろうという、至ってシンプルな理由です。

中上級講座の良かった点

初年度はもちろん初学者向け講座を受講しました。なるほど宅建の勉強とはこれ程までにレベルが違うのかと感心しつつも、必死に講義についていく毎日でした。その後、実践力パワーアップ講座を受講しましたが、初級から引き続き海野講師に教わりました。実力のない自分がようやくこの数年で合格のための基礎固めができたと思います。しかし実践力パワーアップ講座を受講してもなお合格できない自分は、次にパーフェクトローラー講座を受講することになりました。根本講師に教わるわけですが、この方は、ただクセが強いだけではない。インパクトが強く記憶に残り易いことに加えて、なるほどそういうことか、と唸るようなコメントが随所に散りばめられていました。故に講義中は、一語一句聞き漏らすことのないよう集中し、今まで知らなかったことはもちろん、既に分かっていることも全てテキストに書き込んでいきました。通信で受講していたこともあり、繰り返し聞き直したり、途中で止めてメモすることもあって、3時間の講義を4時間以上かけて聞くこともありました。頭と手を使って集中して受講していたおかげで、受講後は毎回へとへとです。

模試の良かった点や学習への役立て方

答練や模試は受けることも重要ですが、終わった後の復習をいかにするかが最も重要だと思われます。LECの解説はとても充実しています。それ故、分からなかった肢だけでなく、正解肢も含めて解説は全て読み、周辺知識も拾うように努めました。全国模試、特に外部会場での模試は、本番のシミュレーションの為の場として、本試験当日のルーティーンや気持ちの入れ具合などを意識して望みました。ただ受けるだけでは答練と同じであり、本番同様に緊張してやれるかどうかで、経験値も大分上がると思います。また、本番ではどの席順でどんな人が周りにいるか分かりませんので、模試の時には必ず教室の真ん中辺りの席に座り、敢えて自分の周りを人で囲みます。端や一番後ろには座りません。周りに様々な人がいる環境でも集中できる精神を鍛えるためにそうしていました。

勉強のやり方、方法について

会社を辞めてからは、営業時代にお世話になっていた司法書士事務所にお願いして入所させてもらい、補助者として勤務しながら受験勉強をしました。本当は合格するまでは仕事をせず、実家に戻って専業受験生でもできればいいのでしょうが、30歳を過ぎた自分には妻と子供が2人おり、働かないわけにはいきません。子供は2人ともまだ小さいため、起きている間は面倒をみなければなりません。そこで、毎朝5時に起き、平日は仕事で家を出るまで、休日は子供が起きてくるまでの2〜3時間を勉強時間に当てました。主に、講義や答練の復習をするための時間です。仕事中は割と電車での移動が多いため、電車に乗ったらすぐに勉強するよう心掛けました。電車の中で見るのは自作ノートです。自作ノートといっても別に時間をかけて一生懸命きれいに作ったものでは決してなく、知らなかった判例、先例や、答練、模試等で分からなかったところなどを、順不同に科目問わずひたすらノートに書き込んだものです。電車の中でやれることなど限られていますから、そのノートをひたすら読み返すことしかしませんでした。そうやって電車の中で覚えたものは、そこからが大事で、電車を降りた後、歩きながら今覚えたものを暗唱するのです。ちゃんと頭の中に入っているか、暗記できているかの再確認です。最初のうちは、さっき覚えたものがなぜ思い出せないのかと焦りましたが、そういう癖をつけていくうちに次第に鍛えられてきました。この作業はかなり効きます。講義については、先述の通り通信での受講でしたので、好きな時に好きな分だけ受講できるメリットは社会人にとって大きいものです。家族に相談し、講義だけは自宅でなく、LEC本校のパソコンで聞かせてもらうようにしました。復習は、敢えてその日にはやりません。講義の復習でテキストを読み返し、その分野の過去問を解いても、さっき受講したばかりですから出来るのは当り前。あまり意味がありません。講義の復習に関しては翌日にやるようにしました。また、一度寝て起きた方が、頭は整理されているものです。情報の集約化にも努めました。基本的にパーフェクトローラーのテキストに全部書き込み、直前期にはそれを見返せばよいという状態に作り上げていきました。答練が始まるのは1月からで、それまでは比較的余裕をもって勉強できるため、その間は講義と並行して自分の苦手な科目、分野から優先的に取り組みました。例えば民法なら、債権、親族、相続からやるわけです。総則や物権は大抵の人はできるもので、それは最初から順番に勉強を始めていくと最初の方は身が入りますが、後の方は段々と疎かになっていくからです。それ故、そういったものを前にもってくることで、疎かになっている部分をしっかりと勉強するように努めました。記述については、最低でも週に2回は問題を解くようにしました。もちろん仕事と家庭があるため、解答に多くの時間を割くわけにはいきません。答案を全て書くことはせず、簡単に事件のメモ書きまでに留めて、実体判断は合っているか、枠ずれはないか、ポイントになりそうな添付書類は忘れていないかなどをチェックします。記述は絶対に疎かにしてはなりません。択一午前午後で基準点プラス6問、記述では基準点をクリアすれば合格できるといわれています。確かにそうなのですが、それはギリギリ合格できるラインの話であって、危険な考え方だと思います。択一でせっかくプラス6問取ったのに、記述で基準点レベルの勉強しかしてこなかったせいで、本番で基準点を下回ってしまうという恐れがあるからです。ある程度の余裕をもって合格するためには、択一でプラス6問、かつ記述で50点以上取れる実力が必要です。また、司法試験から流れてくる人達には実体法ではなかなか勝てません。そこで手続法や実務色の強い記述で点数を稼いで、そういう人達に勝つということも考慮すべきです。

これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス

勉強の仕方、方法なるものは人それぞれ千差万別で、自分に合ったやり方で続ける方がベターだと思います。違う方法でやってみるのも頭の刺激にはなるかもしれませんが、最終的には自分のやり方に落ち着くものです。特別な方法があって合格できるのなら、皆その方法を選択しているはずですから。これまで書いてきた勉強方法や取り組み方なども、おそらく他の人もやっているような一般的なものだと思います。では合格できる人とできない人との違いは何であろうか。それは勉強の取り組みに対する思い入れの差だと思います。大事なのは方法ではなく、高いモチベーションや強い意志、そしてこれが最後だという覚悟であって、それが勉強の取り組みへの思い入れにつながるものです。受験は長い戦いであって、途中でモチベーションが下がるのは当り前です。それを何回でも持ち上げられる精神力が必要です。贅沢したい、のんびり遊びたいなどの欲が攻撃してくるわけですが、それを食い止める自制心も必要です。甘い蜜は合格してから吸えばよいのです。後は、これが最後のトライだという覚悟ができているかです。自分には家族がありますから、これまで多大な苦労、迷惑をかけてきたわけで、のんびり受験生活を続けているわけにはいきません。合格した最後の年は、おそらく真に覚悟ができていたのだと思います。大袈裟かもしれませんが、奥さんやお子さんがいらっしゃる方ならご理解いただけるのではないでしょうか。優秀な人なら効率よく1〜2年で合格し、合格体験記にも鮮やかに掲載されるのでしょうが、自分のような平凡な人間は、高いモチベーションと強い意志、自制心と覚悟もって、地道に粘り強く戦わなければ、成し遂げられませんでした。自分は兎ではなく亀であり、ならば亀らしくと努力し続けました。定年退職のない司法書士という資格を手にしたわけですから、死ぬまで付き合うことになるでしょう。自分のような亀型人間にはピッタリです。これからも日々勉強と努力を積み重ねて、社会に貢献できる人間になりたいと思います。どうか皆様も努力を諦めず、試験に合格し、同じ土俵でお互いに切磋琢磨していきましょう。

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