芳賀 賢一 さん(31)
感謝を忘れず
受験回数 | 4回 |
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出身大学 | 創価大学 法学部法律学科 |
受講講座 | 2012年新15ヵ月合格コース<秋生> 2013年直前レギュラーパック 2014年精撰答練記述強化パック |
司法書士を目指した理由・きっかけ
私は当時、事務機器販売の営業マンとして、法人のお客様をビジネスパートナーとして課題解決のお手伝いをするという形での仕事をさせていただいておりました。具体的には、コピー機とサーバーなどのシステム販売を通して業務改善を行い、生産性の向上を図ることでお客様である企業の成長にお役立ちをするといったかたちでしょうか。大学時代から人と直接関わる仕事、困っている人の役に立つ仕事、そして感謝される仕事をしてみたいというのが夢で、縁のあった当時の会社で働いておりました。非常にやりがいのある仕事でしたが、現実は厳しく数字に左右される為、時には矛盾を感じながらも業務を遂行しなければならないことも多くあり、逆にお客様に助けられるといった事もありました。そんな日々を過ごす中で、製品を売ってお役立ちをするというものから製品がなくてもお役立ちがしたいという気持ちが強くなっていきました。このような経験を通して、より公共性公益性、社会貢献色の強い司法書士というものに憧れを感じたのがきっかけです。
LECを選んだ理由
大学時代にLECを利用し東京都庁の公務員試験に合格した友人、宅建の資格を取得した友人がおり、存在は知っていました。司法書士を目指すと決めた時点で予備校は利用すると決めていましたが、先に述べた実績からLECを信頼していましたのでそれが理由の一つです。二つ目は、詳細の質問で訪ねた際に、相談窓口で親身になって対応してくれた札幌本校スタッフの長内さんの対応、そして講師の臼杵先生の人柄と指導スタイルに感銘を受け、LECに決めました。
初学者向け講座の良かった点
私は2012年向け新15ヵ月コース(秋生)を受講していましたが、初学者にとっては非常に良いものでした。週二回の講義だったので、働きながらでも無理なく勉強する事ができ、講義の日以外の日は主に復習に充てていました。臼杵先生の講義スタイルとして、余計なサブノートのようなレジュメを配布する事はなかったので、その点自分にはあっていました。あと臼杵先生の特徴的な指導スタイルである口述式学習法も自分にはあっていたので非常に良かったです。理解しなければ喋れません。生きた知識として頭の中に定着するので、本番の試験でどんな問題が出ても対応ができました。講義が進むにつれ肉体的精神的に疲労が溜まってきた時なども、適度にリフレッシュも入れてくださったので、非常に集中して効率的に学ぶ事ができたと感じています。ブレークスルーという指導教材の完成度、講師の指導力、モチベーション維持の3つが素晴らしく、中上級講座としての力も十分併せ持っていると思います。
ブレークスルーテキストの良かった点
合格後に振り返ってみても、教科書のブレークスルーは必要にして十分なものだと思うし、現に結果が出たので十分戦える教材だと思います。具体的にはまず見やすい。二色刷りというところが非常に良かったです。表も勉強が進み記憶が定着した後はものすごく良かった。知識の整理が素早く行え、特に直前期などは効率的な勉強ができました。
フォローアップ制度の利用方法や良かった点
私は通学講座でしたので、講義の前後で担当講師に直接質問をしていました。自習室で勉強をしている時は仲間内で質問し合ったり、講師が別の講座などで校舎内にいる場合はすぐに質問にいったりと不明点があったら放置する事なく、早く解決することを心がけていました。それが可能な体制が整っているのもLECの魅力の一つであると思います。
臼杵講師のここが良かった!
臼杵先生のスパルタな部分が好きでした。厳しく指導してくれる人が好きなので(笑)。あとは、出ない結果や思うようにならない事を決して人のせいであるとか、教科書のせいであるとかにしない、己に求める部分が自分は大好きでした。
答練の良かった点や学習への役立て方
私は比較的択一が得意で記述が苦手だったので、記述強化パックを利用して対策をしました。どうしても記述に関しては、出題意図を理解し書き上げるという一連の答案作成作業が遅い傾向が自分自身にあったので、徹底的に記述のみの答練で研究をしました。精撰答練で限られた時間での答案作成の練習をし、実力養成及びファイナル編で本番形式に慣れる練習をしました。
模試の良かった点や学習への役立て方
公開模試はあくまで自分のいる位置を図る上で有効なツールではないかなと感じていました。結果には一喜一憂せず模試は模試であるという思いで受けていました。直前の模試という事もあるので、本試験の時間配分の練習という意味でも活用していました。
仕事と勉強の両立のコツ
幸いにも仕事をしていたときは営業職でしたので、移動時間を使って電車の中で録音していた講義を聞いたりし、少しでも科目に触れるということを心がけていました。他にも数字を達成している月は時間を自由に使えるのも営業の強みでしたので、そういった部分もうまく活用して両立を心がけました。あと工夫したのは、ルーティン化した事です。生活の一部に組込みコツコツやることを心がけていました。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
司法書士の試験は今振り返ってみると、正直本当にきつかったです。志した時は、必ず努力すれば合格できるだろうと思っていました。だから志そうと思えたのだと思うし、仕事を辞めてかけてみようと大胆なこともできたのかなと思います。けれど3度目の受験で不合格だった時は、もう努力しても合格できないんじゃないかと自信をもてなくなり勉強するのが怖くなった事もあります。その時でも唯一信じてくれたのが親であり、もう一年だけ頑張ろうという自分にさせてくれたのが親でした。それ以外にも支えになったのが、やはり合格までの道を教えてくれる講師である臼杵先生の存在であり言葉だったと思います。そういった周りの支えもあり、諦めないで挑戦することができ結果、今合格しています。今思う事はやはり努力をすれば必ず合格できる試験なのではないかと言う事です。ただ年々試験の難易度があがっているとよく言われることから、目指すのなら覚悟をもって挑戦してください。合格は目指したその時から保証されていて、ただそれが挑戦から何回目で自分が手にすることができるのか何だと思います。人それぞれ置かれている状況が異なると思うので一概には言えませんが、司法書士の資格取得を目指すのなら、環境が許す限り最後まで諦めないで感謝の気持ちを忘れず、合格を勝ち取ってほしいと思います。応援しています。
どのような司法書士になりたいか
ここまでこれたのは周りのサポートがあってのものなので、いつまでも感謝を忘れず、学んだ知識を社会にしっかり還元する司法書士になっていきたいです。