D・F さん(33)
もっと早く受けておけばよかった中上級講座
受験回数 | 8回 |
---|---|
出身大学 | 獨協大学 法学部法律学科 |
受講講座 | 2008年新15ヵ月合格コース<春生> 2010年直前レギュラーパック 2011年直前レギュラーパック 2012年直前レギュラーパック 2013年実践力PowerUp合格ライトパック 2014年パーフェクトローラー合格ライトパック 2015年パーフェクトローラー合格ライトパック |
保有資格 | 行政書士 |
司法書士を目指した理由・きっかけ
私が、司法書士を目指したきっかけは、まず、大学で法律を学びたいと思ったところから始まります。なぜ、法律を学びたいと思ったかというと、テレビの夕方のニュースで、多重債務者についての特集が組まれており、弁護士が法律を駆使し解決していくといった内容でした。そこで、自分自身が思ったことは、法律を知ることにより、自分の身は自分で守りたい、そんなことがきっかけで、大学の法学部に入りました。ただ、司法試験はあまりにもハードルが高すぎると感じ、他に何かないかと調べているうちに、大学の売店に司法書士の受験予備校のパンフレットを見つけ、内容を見てみると、登記制度等などを通して人々の権利を確保し財産を守るという、私が法学部を目指した理由にぴったりだと思い、司法書士を目指したいと思うようになりました。
中上級講座の良かった点
実践力PowerUp講座は、中上級向けとはいえ、基本的な部分もきちんと網羅されており、かつ、多彩な図表と簡潔に書かれた解説文により、テキストの読み込みもスムーズに行えました。本年度においては、基本事項を確認するための基本書としてとても重宝しました。講義は、立法趣旨などを丁寧に教えてくれるため、暗記が今までよりも効率的にすることができ、本試験においては、基準点レベルにまで到達できるようになりました。択一&記述パーフェクトローラー講座の良いところは、なんと言ってもテキストです。知識が似ていて混乱しやすいところが、図表によくまとまっていて、一つのことを覚えるつもりが、いつの間にか2つ3つ4つと、同時に覚えられてしまうという、素晴らしいテキストです。また、民法に関しては、条文がごとにその趣旨が記載されており、条文を理解することにより、初見の問題も条文とその趣旨を思い出すことにより、難なく対処できるレベルに達することができました。また中には絶対、今覚えても試験当日には忘れてしまうだろうという図表もあったので、そのような図表については付箋を貼って試験直前期に一気に覚えることにし、今年の本試験でも、そのようにして覚えた部分が出題され、本当にパーフェクトローラー講座を受講してよかったと思っています。
答練の良かった点や学習への役立て方
私は、1月に入ってからは、答練中心の勉強生活に入りました。週に1回の精撰答練[実力養成編]は出題範囲が予告されているので、その週はその範囲の科目のみを集中して学習することになるため、特に学習プランを立てる必要はなく、年明けからの良いペースメーカーとなります。そして、間違えたりもう一度確認しておきたい部分には、付箋を貼っておき、6月7月の直前期にもう一度解くようにしました。
模試の良かった点や学習への役立て方
本試験対策で重要なのは、時間配分対策だと思っています。特に、午後の試験は時間配分が合格を左右すると言っても過言ではないと思います。そこで、このLECの公開模試がとても役に立ちました。私は、公開模試の結果を分析し、本試験に向けて作戦を立てました。まず、択一に関しては、10問を約20分で解くとことにし、分らない問題はその時点でもう諦めるといった大胆な作戦を立てました。分からない問題に時間をかけることによって、後々他の問題にかけられる時間も減り、心理的に圧迫され、解ける問題も解けなくなってしまうからです。そして、記述については不動産登記法を先に解き、全部書ききらなくても残り50分を迎えた時点で、商業登記法に移るということです。記述の問題は決して満点をとる必要はありません。しかし、できるだけ点数を稼ぐ必要はあります。私は公開模試の結果を踏まえ、それまでの不動産登記法を完璧に解き、残りの少ない時間で商業登記の回答を、半分ぐらいまで書くというスタイルから、どちらとも8割くらいの回答を目指すというスタイルに切り替えました。その結果、本試験では、時間に関しては若干の心の余裕が生まれ、満足のいく点数がとれました。本当に、公開模試を通して、本試験のシミュレーションをして良かったと思います。
行政書士との併行学習の仕方
私は、司法書士試験と併行して行政書士の資格を取得しました。民法・会社法はもちろん司法書士の学習で補い、他の科目については、市販の模試型の問題集を中心にひたすら問題を解くという方法で採りました。そして憲法に関しては、司法書士試験の過去問が少ないため、行政書士の問題を解き続けることで、司法書士の憲法についてもかなりプラスになると思います。行政法と地方自治法は司法書士の学習の妨げになってしまうかもしれませんが、ちょっとした気分転換と思えば良いのかもしれません。ちなみに私は、行政書士試験の終了した日、「これで司法書士の勉強に全て時間を費やせる!」と思い、その日から、集中して司法書士の学習に取り組めた気がします。
これから司法書士試験合格を目指す方へのアドバイス
私は、始め初学者向け講座を受講し、初受験から5年間、特に中上級向けの講座は受講せず、初級テキストを意味も分からず、隅から隅まで読み込み、知識がきちんと入っていなのに、過去問を解くという学習方法でした。結果、本試験での点数はほとんど伸びず(伸びずというかほとんど変わりませんでした)。そんな中、LECで受けた公開模試の特典講座に鈴木先生の講座があり、受講してみると、きちんと理由付けを示して説明してくれたため、効率的に暗記できました。そして、本格的に鈴木先生講座を受講したいと思い、実践力PowerUp講座を受講しました。その結果、本試験においても基準点レベルまで達することができました。ここで思ったことは、中上級の講座もっと早く受けておけばよかったということです。やはり、司法書士試験に必要な知識を独学で身に付けるには限界があります。そんな時は、迷わず予備校の力を借りるべきです。きっと、今より合格がぐっと近づくと思います。