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2014年度合格
T・Iさんの合格体験記

合格者

T・I さん(37)短期合格

受験は心意気と体力だ

受験回数 3回
出身大学 関西学院大学 法学部法律学科
受講講座 2010年新15ヵ月合格コース<春生>(司法試験受験生向けパック)
2011年公開模擬試験パック
2012年関西地区限定合格フルパック
2013年精撰答練レギュラーパック
2014年精撰答練レギュラーパック
ほか
保有資格 司法試験受験

司法書士を目指した理由・きっかけ

私は、司法試験を長年受験しておりました。しかし、論文試験を突破することができませんでした。旧司法試験が終了し、経済的に法科大学院への進学が不可能でしたので、法律家の道を諦めようかとも考えていました。しかし、恩師から受けた指導及び今までの努力を無駄にしたくない、隣接業界でも社会貢献できることはあるはずだとの思いで司法書士を目指しました。

LECを選んだ理由

LECを選んだ理由は、答練・公開模試の受験者数が他校に比べて多いことです。受験者数が多いということは、より正確かつ客観的に自分の力を測れること、受験ノウハウの集積量が多いことを意味すると考えたからです。

LECの学習経験者向け講座について

最も役に立った学習経験者向け講座
ア.職人式記述レベルアップ講座
イ.択一出題予想論点総まとめ講座
ウ.精撰答練[ファイナル編]

答練・公開模試については会場で受験し、実践の場としました。答練・公開模試当日の朝起きてから試験開始までの行動を、本試験当日と全く同じにすることを心がけました。
具体的には、①会場への道中は一切参考書を見ない こと、②会場へは30分前に入ること、③20分前から着席して参考書等を片付けて集中すること、④予習はしないこと、⑤問題は考えずに反射的に解答することです。このように本試験当日をイメージして、同じ行動を繰り返すことが重要だと考えます。なぜなら、本試験と答練・公開模試の緊張感は全く異なります。これに対応するためには、「いつも通り」と思えること(安心材料)を数多く準備しておくことが有益だと考えるからです。本年度の本試験において、私は、少なくとも試験開始までは無駄な緊張感を味わうことはありませんでした。

答練ごとの復習方法等について

精撰答練の時期は比較的時間に余裕がありますから、この時期に直前期の準備を行っておく必要があります。
精撰答練[ファイナル編]についても、作業は同じです。この時期から受験科目ごとの問題数が本試験と同一になるため、一層時間の使い方(択一式と記述式の時間配分を含む)を意識して受験しました。
公開模試において、公開模試の復習はしませんでした。間違った問題の解説を帰りの電車の中で確認するのみでした。この時期からは、新しい知識は入れないようにしていました。問題及び解説は、家に帰ったと同時に見えない場所に隠していました。この時期に初めて目にする論点を何度も繰り返して自分のものにするには時間が足りません。とすれば、割り切ってその論点を捨ててしまった方が得策だと考えたからです。ただ、一度だけは解説に目を通しました。
また答練・公開模試の解説で理解できない部分、及び派生論点については、教えてチューターを積極的に活用しました。チューターの方々からいただく解説は、非常に詳しいので助かりました。同じ論点が理解できず何度も繰り返し質問したこともあります。疑問点を聴くことができるのも受験生の間だけですので、積極的に活用することをお勧めします。

通信講座のメリット・デメリット

答練・公開模試は、問題を持ち込んで会場で受験しました。解説は自宅のパソコンで利用しました。
通信講座のメリットは、繰り返し視聴できること、すき間時間を活用できること、他の受験生より数回分早く問題が届くので復習時間が多くとれることです。具体的に私は、通信講座で送られた問題を会場に持ち込んで受験していました。会場受験者が1回目の問題を解いている隣で私は2回目の問題を解いていました。
デメリットは、繰り返し視聴できる点に甘え、集中力を欠くおそれがあることです。

これから司法書士試験合格を目指す方へ

受験は心意気と体力だと思います。月並みな話ですが、継続できることは立派な能力だと考えます。そして、継続することができれば、合格することができると考えています。私が採った勉強方法や意見を記します。一つでも参考になることがあれば御自身の勉強に取り入れてみてください。
択一式については、全科目の条文の通読を毎日行いました。民法及び会社法などの条文数が長い法律は、全体を八分割程度にして繰り返し読み込みました。法律は条文が基本ですので、基本を大切にすることを意識しました。
また過去問を直近10年分に絞り、全肢の問題及び解説を暗記するほど繰り返しました。10年分にした理由は、司法書士試験の択一式の特徴として繰り返し同一論点が出題されるため10年あれば全論点を網羅できるから、そして10年分ならば1週間で最低1回は全問解くことができるからです。10年以上前に出題された問題で重要な問題は、LECの答練・公開模試で出題されるので何の心配もありません。
憲法・民事訴訟法は、司法試験の短答式過去問題集を使うべきだと思います。短答式過去問題に類似するものが出題されるからです。
記述式については、過去問を研究する労を厭わないことをお勧めします。私は、前年総合得点で合格点を優に超えながら、記述式の基準点を突破できず不合格となりました。その敗因は過去問の演習不足であったと分析しています。記述式の本試験問題には、注意書きの書き方、採るべき思考過程等に独特の癖のようなものがあります。これらは、過去問を解かなければ身に付きません。答練及び公開模試の記述式問題をいくら解こうが、本試験では通用しないと考えます。これは、答練及び公開模試の記述式問題は本試験とは作り方が違うためです。例えば、答練及び公開模試の問題は検討するのに時間は不要ですが、解答用紙に書く分量が多いです。これに対して、本試験は検討するのに時間を要し、解答用紙に書く分量は少ないといった具合です。具体的な記述式の勉強方法は、ひな形を覚え実際に時間を測って書くこと以外にはないと考えます。私は、一日に不動産登記及び商業登記の問題を各一題ずつ解いていました。時間は各50分と決めていました。本試験でも記述式に充てる最大時間は各50分と決めていました。そして、寝る前に不動産登記及び商業登記のひな形集を各一冊一読していました。一読というより一瞥していました。一通の申請書を二秒くらいで一瞥していきました。これは、非常に有益であったと考えます。これだけ範囲の広い試験になると詰め込んだ知識を忘れないことは不可能です。ですから、少しでも記憶に留めておくために申請書は一日一回全て目を通すことをお勧めします。

この講座がおすすめ

精撰答練[実力養成編]/[ファイナル編]
択一式問題の本試験的中率が高いことがお勧めです。復習するだけでも、本年度に出題される論点を確認することができます。特に、[ファイナル編]は受験実力者も受験されているため、自分の現在の位置を客観的にみることができます。また、問題文の情報が解説ページに記載されているので、解説ページを読むだけで理解できるつくりになっていることもありがたいです。この点、他では解説ページには問題文の情報が入っていないことが多く、問題文と解説を照らし合わせなければなりません。
全国公開模擬試験/全国スーパー公開模擬試験
午前午後、本試験と同じ時間で開催されるため、最後のシミュレーションとして活用することができます。昼休みの過ごし方のシミュレーションとしても役立ちました。LECの答練・公開模試の特に択一式問題は、本試験に即していて有益だと考えます。答練の問題は、全肢的中してもおかしくないほどの精度だと思います。
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