M・M さん(36)短期合格
司法書士試験合格を目指して
受験回数 | 3回 ※お試し受験含む |
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出身大学 | 桜美林大学 文学部 |
受講講座 | 2013年新15ヵ月合格コース<春生> 2014年実践力PowerUp合格パック |
司法書士を目指した理由・きっかけ
30代も半ばとなった頃、今後の生活のために仕事に活かせる資格を取りたいと考えるようになり、できれば1年程度の勉強で実になる資格を身につけたいと思い、いろんな資格を検討していました。当時、周囲の情報では、司法書士という資格は法律を勉強したことのない人が1年で取るにはかなり難しい資格であること、そして、合格したとしても就職で活かせるわけではなく、独立して自分で生計を立てていくのが普通で、しかも独立しても軌道にのせるのは大変だということでした。
それでも私が司法書士に興味を持ったのは、誰かの役に立ちたいという思いからでした。具体的に誰をどう助けられるかはわからないけど、困った人を助けられる人間になりたいと思いました。生活のための資格というだけではなく、世の中に貢献できる資格であるというところに司法書士資格の魅力を感じました。
LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由
2012年2月頃だったと思いますが、司法書士を目指すか、他の資格を目指すか、悩みながらLEC新宿エルタワー本校を訪問し、スタッフの方に相談したところ、「短期で受かるかどうかは自分次第です」という言葉に背中を押され、司法書士を目指すことを決意しました。LEC以外の予備校にも行きましたが、LECを訪問した時のスタッフの方の対応がとてもよかったので、LECで受講することを決めました。
講座については、実家に帰って専業で勉強しようと考えていたところ、ちょうど地元仙台で新15ヵ月合格コースの通学講座が開講されており、説明会に行ったところ、生講義ならではの緊張感や講師の熱意などが伝わってきて、是非通学して直接このクラスで勉強したいと思い、こちらの講座を申し込みました。
新15ヵ月合格コースについて
私が受けた新15ヵ月合格コースは、仙台の通学クラスとWebでのフォロー講義の両方を受講できました。ですので、Webで予習してから、通学講座を受講するという形で勉強を進めました。通学の分と、Webの分の講義を受けるのは結構大変でしたが、2人の講師の目線から講義を受けることができたのは本当に幸運だったと思います。例えば法律の制度趣旨など、同じ内容でも、生講義担当の草野講師とWeb講義担当の講師と2人の先生の表現の方法が違ったりしたので、印象に残りやすく、また、Webでは手薄だった部分を通学の講座で補えたりと、初学者の私にとっては有意義でした。
カリキュラムについて
インプットの通学講座は週に3コマでした。当初このスケジュールなら余裕かなと思いましたが、1コマの密度が濃く、また同時にWeb講座も視聴していたので、実際は予習復習をやっとの思いでこなし、予想以上に忙しい毎日でした。
答練が始まってからは、更に忙しくなりました。効率よく勉強していく、というのが本当に大切でした。インプットもアウトプットもとても充実していたので、現実的に一発合格が狙える内容だったと思います。
ブレークスルーテキストについて
ブレークスルーテキストは、見やすい体裁でわかりやすい文章で書いてはあるのですが、それでも法律の知識ゼロの私は何度も繰り返し読まないとちゃんと理解できない部分も多く、読み込むのは大変でした。
しかも、何度か読んだ部分でラインマーカーも引いてあるのに、しばらく経つとすっかり忘れていて、まるで初めて読むような感じを何度も受けました。自分の記憶力の無さに愕然としましたが、重要な部分や何度読んでも忘れてしまう部分などには付箋を貼るなどの自分なりの工夫が必要かと思います。
フォローアップ制度について
インターネットフォローについては、質問したいと思うことは、まずは自分で調べるようにしていたので、ほとんど利用しませんでしたが、いざというときに質問できる、という体勢が整っていることは心強かったです。
最も役に立った学習経験者向け講座
一発合格を目指していたのですが、2013年度の司法書士試験では、午前の基準点があと一歩というところで及ばず、結果不合格となってしまいました。そしてもう一度チャレンジすることを決意し、そのためには基礎の部分をより強くしたいと思い、2014年度合格目標の実践力PowerUp講座を受講しました。
講師を選択することができたので、私は根本先生の講義を選択しました。根本先生の講義では、よく出そうな疑問や自分では思いつかない派生した論点など、確かにその場合どうするんだろう?といった問題提起が豊富で、しかもその解説がわかりやすく、毎回楽しみながら受講することができました。
LECの答練・公開模試について
答練・公開模試はまずは本番のつもりで受け、その結果を確認して必ず復習し、出来るだけ自宅で繰り返し演習するようにしました。何度も繰り返していると、正解を暗記してしまいますが、解くときになぜその答えになるかというのを必ず頭の中で思い出すよう心がけました。
通信講座のメリット・デメリット
通信講座でのWeb視聴は速度を調節することができ、私は大体1.2〜1.3倍速で視聴し、うまく理解できないところはその場で何度も繰り返し見たり、じっくりメモをとりたいときは一時停止してテキストに書き込みをしたりと、こまめに操作できるのが便利でした。また、いつでも、途中からでも視聴できるので、自分のペースに合わせて柔軟に勉強できました。
私は精撰答練を受けた直後の感触が残っている段階で解説講義を見ることができたらよかったなと思います。
これから司法書士試験合格を目指す方へ
勉強の方法はそれぞれのやり方があると思います。基本的には、自分で試行錯誤しながら、自分にとって楽な勉強方法ではなく、自分にとって成果が出やすいという視点から独自の勉強方法を見つけ、ひたすらに走り抜けること、それがベースになっていくかと思います。
重要なのは精神力だと思います。私の場合、2年目は通信だったこともあり、勉強より、孤独や誘惑との戦いが大変でした。約2年3ヶ月の試験勉強を通して感じたのは、勉強に集中できる精神力を維持することが合格の鍵、ということです。
私は、毎日見るところにやる気になる言葉を書いた紙を貼ったり、勉強すれば必ず合格する、という言葉を何度も自分に言い聞かせたりしました。また、講師の方々の熱心な講義を思い出して、先生方がこれだけ頑張って下さっているのだから自分も頑張らなきゃ、と思ったり、どんな司法書士になりたいかを想像して、決意を新たにしたりもしました。
たまに気分転換をしました。孤独に耐えられないときは、過去の合格体験記を読んで、合格者の方からパワーをもらいました。
合格レベルの実力があっても、合格できるとは限らない資格です。最終的にはどれだけ強い気持ちを持てるかだと思います。頑張ってください。
この講座がおすすめ
- 精撰答練[実力養成編][ファイナル編]
- 段階的に難易度を上げてアウトプットできるというシステムになっています。個人的には精撰答練を受けて、自分の弱点を把握した状態で図表を確認することができるので、必要な図表の選別が効率よくでき、私は自分にとって重要な図表をこの解説書からコピーして常に持ち歩き、時間があるときは眺めるようにしていました。