M・F さん(27)短期合格
LECがターニングポイント
受験回数 | 6回 ※お試し受験含む |
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出身大学 | 関西学院大学 法学部 |
受講講座 | 2012年実践力PowerUp合格フルパック 2013年実践力PowerUp合格ライトパック 2014年実践力PowerUp合格パック |
保有資格 | 宅建、行政書士 |
はじめに
受験歴は長いのですが、私が【司法書士試験】に本気で向き合うようになったのはLECに通い始めてからだと思います。よって、LECに通学した3年間についてお話します。
司法書士を目指した理由・きっかけ
私が司法書士という職業を知ったのは中学生のとき祖父が亡くなった際に相続の登記を依頼したときです。もともと法律に興味があったこともあり大学は法学部に進みましたが、大学の企画で何度か司法書士の先生とお話する機会があり、司法書士という資格の持つ権能、やりがいなどを知り、本格的に目指すことに決めました。
LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由
初学者向け講座を他の予備校で受講していたので、学習経験者向け講座を受講できる予備校を探しました。そこでLECの個別面談を試しに受けたところ、講師の方にとても真摯に対応していただき、LECは信用できる予備校だと思いました。そして、私に足りないと感じていた生講義でのインプット、充実したアウトプットをどちらも受けられるということでLECに決めました。また、使用するテキストが読みやすく私に合っていたのも大きなポイントでした。
実践力PowerUp講座について
私が3年間受講したのは、赤松先生担当の実践力PowerUp講座です。
他校で初学者向け講座を受講後、しばらく独学していたので、よりポイントを絞った講義を受けたいと思っていました。かといって、上級者向けの講義についていけるほどの実力はありません。そこで、テキストにある程度の説明が記載されていて、カリキュラムを適度なスピードで終える実践力PowerUp講座の存在はとても助かりました。
まず、テキストは図表と文章がすっきりとまとめられていてとても読みやすいものでした。そのためアウトプットをしていても分からないところがあればすぐにテキストへ戻るという私の苦手な作業を何度も繰り返すことができました。
次に、講義の進度です。初学者向けではないためそれなりのスピードで進み、置いて行かれないように毎回必死でした。これは逆に言えば1回1回の講義を集中して受けることができていたということだと思います。初学者向け講座や独学ではダラダラと時間だけ費やす勉強しかできていなかったので、メリハリのついた勉強への第一歩になりました。
担当講師について
担当講師の存在も合格にはとても重要な要素だと思います。私は生講義を受けたいという思いだけで梅田駅前本校を選びました。そのため、担当講師が赤松先生であったことは偶然でしたが、今思えば、本当に幸運なことだったと思います。赤松先生の講義は雑談等が少なく、淡々と進んでいきます。そのため、受講する私の方も集中が途切れることなく充実した時間を過ごせました。また、赤松先生は重要な論点をA、B、Cとランクに分けて教えてくださいます。そのおかげで、過去問等と照らし合わせながら勉強を重ねても、テキストがラインマーカーや付箋だらけになることなく、最後まで整理されたテキストを使うことができました。
1年目と勉強方法
アルバイトを掛け持ちしていた当時は、心機一転、LECで講義を受け始めたといっても、まだまだ解けない過去問が多くあり、勉強が辛いままでした。そのため、勉強よりもやりがいのある楽しいアルバイトの方を優先していました。当然、模試の結果も散々なものです。焦り始めたのは直前期。模試を見直す時間などありません。とにかく過去問を解き、分からない点はテキストで見直すという勉強を繰り返しました。この年は択一基準点に3点足りないという結果に終わりましたが、自分の中で初めて手ごたえを感じることができました。
2年目と勉強方法
合格への手ごたえを感じたことでアルバイトを辞め、勉強に専念しました。講義を受けながら、過去問とテキストを使って復習していましたが、年が明けて模試を受けていくと、自分の勉強の粗が見えてきました。マイナー論点や文言の一語に迷うなどの細かいものですが、自分の勉強の詰めの甘さに気付きました。それ以後、テキストをより丁寧に読むよう心がけました。直前期からは過去問とテキストの択一対策に加え、記述対策として1日1問記述問題を解きました。択一対策は模試を見直し程度に止め、過去問とテキストが主体。記述対策にLECの模試を使用しました。この年は択一基準点突破、記述基準点に3点足りませんでした。
3年目と勉強方法
講義も3回目となり、2年目のテキストの書き込みを講義中に新しいテキストへ書き写しながら受講しました。また、これまではテキストが見づらくならないよう、講義で引いたマーカー以外引かないようにしていたのですが、今回は赤松先生が講義で使用する黄色以外のマーカーを用いて、講義後に過去問や模試で間違えた部分をオレンジ、さらにまた同じ個所で間違えるとその上からオレンジより濃い色でマークし、暗記の不十分な点を明確にしました。択一、記述対策に使用するものは2年目と変わりません。ただし、直前期に入ってからの記述演習を2日に1問にし、択一対策も兼ねてテキストのひな形をよく見るようにしました。
このように、テキストを見る時間を多く増やしたことが2年目までと大きく異なる点だと思います。しかし、ただ読み進めるのではなく、過去問や模試をポイントの指標に使い、その周辺もチェックする。それを何度も繰り返すことで、全体像を捉えることができるようになりました。それは「暗記」の勉強だったものが、自分で理由づけながら「考える」勉強になり、応用力の向上に繋がったと思います。その結果、合格することができました。
宅建・行政書士との並行学習について
司法書士と範囲の被る科目でも、各資格の参考書などを使うことで新鮮な気持ちで復習できます。もちろん、司法書士にはない科目も勉強しなければ合格はできません。余計な勉強が増えると思われるかもしれませんが、「合格」を経験したことで自分に自信を持つことができました。
これから司法書士試験合格を目指す方へ
「今年で合格する」と決意して臨まなければ合格はできないと講師の方々はおっしゃいます。本当にそのとおりです!合格できた今年、「次はない」と決めたことで私の中で「覚悟」が決まりました。すると、勉強をしていてもこれまでとは身の入り方が全く違って、勉強中何度も経験する辛い局面でも逃げずに踏みとどまり、そこから前進するべく勉強を続けることができました。
覚えなければならないことが膨大で、さらにその知識を応用できて初めて合格できる難関試験です。苦しく辛いことだらけですし、自分が周りから取り残された気分にもなります。
しかし、この試験を始めたからには「覚悟」を決めて最後までやり抜いてください。自分でも思わぬところで結果に繋がります。がんばってください!
この講座がおすすめ
- 実践力PowerUp講座
- 論点やポイントのまとめられた講義で、自分の中の知識を整理することができます。カリキュラムが終わってから本番まで時間もあるので、過去問等の演習をする時間も十分にとることができました。
- 的中記述式直前答練
- 合格するには絶対に必要であるポイントから、取りこぼしがちなマイナーポイントまで押さえた問題を演習することで自分の実力を知ることができます。毎回不登法と商登法の2問を解くため時間配分の仕方についても考えることができました。