熊谷 泰直 さん(26)一発合格
感謝の気持ちを忘れずに
受験回数 | 2回 ※お試し受験含む |
---|---|
出身大学 | 福岡大学 法学部 |
受講講座 | 2014年新15ヵ月合格コース<秋生> |
保有資格 | 宅建 |
はじめに
私は一発合格だけを考えていました。中学・高校とサッカーで進学し、大学も一般推薦(福岡大学は私立です)で受験という受験もしていない、そんな私。合格体験記で一発合格されている方は、有名大学卒業者や司法試験の勉強をされていた方が多い。こんな私で大丈夫か?と思うこともありました。ですが、本気でやれば合格できると今回証明することができました。
私の体験記から何か一つでも参考になることがあれば幸いです。
司法書士を目指した理由・きっかけ
大学卒業後、新卒採用で不動産会社に勤めておりました。仕事が嫌になったということは無く、全て自分の責任でお客様のご依頼に応え、直に私に感謝してもらえるような仕事がしたいと思ったためです。また、身近に司法書士の方がいたのも理由でした
宅建合格後に司法書士試験へ
5年前に宅建の勉強はしましたが、正直5年前の事なんて覚えておらず、そもそもレベルが違うぞ!司法書士試験はと思いました。ただ、本気でやらなきゃと早い段階で分かっただけでも良かったと思います。
LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由
私の学校を選ぶ基準は、①生講義をしていること、②自習室があることでした。該当する学校は、入学当時福岡にはLECを含め2校のみでした。その中で、LECの答練や公開模試は良いと知り合いに聞いてLECを選びました。また、司法書士の初学者向け講座は春か秋からスタートする学校が多いのですが、私は不動産会社に勤務していたため、春生は入学が難しく秋生を選びました。
担当講師は土井先生でした。無料体験等は利用していませんが、顔が優しそうだったこと、丁寧に教えてくれそうと顔写真だけで安心して決めました。
新15ヵ月合格コースについて
福岡本校では、秋生は土曜日1日に2コマ6時間を行なうカリキュラムでした。1日に一気に授業があって、残りの6日を復習にあてられるというサイクルは良かったです。必死に食らいつく形にはなっていましたが。仕事をされながらの方は、秋生の方がカリキュラム的には良いのではないかなと思います。
1科目が終わると科目の確認テストがあります。長い受講期間になりますので、科目ごとに達成感や焦りを得るためにも点数を取れるよう目標を持って取り組んでいました。カリキュラムは、理解に時間がかかる、出題数が多い科目が先に来るものでした。年明けからのマイナー科目の怒涛の日々は、大変に思うこともありましたが、長く司法書士の学校としてやられているLECの経験を基に作られているから、受かる人はどうにかするのだろうなと思いやりました。終わってみれば、深い所まで理解はできていなかったかもしれませんが、5肢全て分からなくても答えに辿りつくレベルまではいけましたのでマイナーの日々は食らいついて下さい。
生講義について
私は、クラスメイトと仲良くなるなんて初めは想像していませんでした。ですが、長いカリキュラムの間、クラスメイトの存在はもの凄く大きいものになりました。授業後に分からない点を教えあい、勉強方法や計画の立て方、悩んでいる時等、合格に向けて頑張ろうと言ってくれるクラスメイトができたことは、合格できた大きな要因です。新15ヵ月合格コース<秋生>で本当に良かったと思います。
担当講師について
担当講師の土井先生は、顔写真のまま大変優しく、丁寧に教えて下さりました。授業中に分からない所は手を挙げて質問することが出来る、参加型の授業でもありました。分からない所をすぐに解消できるとその後の授業の理解も進み非常にありがたかったです。また、授業以外にも個別にメールで質問や相談に答えて下さりました。カリキュラムの途中から、土井先生の合格者になりたいと強く思うようになっていました。
答練等では、海野先生、根本先生の解説講義を聞きました。お二人とも熱意がすごく合格させたいというパワーを感じることができました。独自の分析もたくさんされており、参考にしていました。また、講師としてはっきり言い切ることは勇気がいることだと思いますが、やるべき所、やらなくてもいい所を言って下さることは、初学者向け講座受講でいっぱいいっぱいだった自分としてはありがたかったです。
ブレークスルーテキストについて
合格するために必要なことは網羅されていると思います。中々のボリュームなので、これを何度も読み知識を深めれば他の教科書に頼る必要なんてないと思います。また、メモをする余白が多いのも良かったです。
前記しましたが、私は何のためにこれがあるのか?なぜできたのか?という点が気になる人間だったので、そういったことを該当箇所の余白に記入していました。また、勉強が進んでいくにつれて比較ができるようになったため、比較論点なども記入していました。
情報の一元化はブレークスルーテキストにしていました。
フォローアップ制度について
LECでは、生講義に加えてWebフォローもついていたので、森山先生のWeb講義を受講しました。生講義の方が先に進むカリキュラムだったため、復習+知識の補填という意味でWeb講義も倍速で見ていました。これは通学+Webフォローのメリットだと思います。森山先生の講座を聞くと知識の整理が大変よくできました。また、森山先生独自の情報や講義ノートも非常に役に立ちました。
自習室について
私の受験生活は、ここに始まりここに終わったと言っても過言ではありません。家で勉強できないため、自習室には住みたいと思うくらいいました。自習室は9時から21時までだいたい開いていました。そして、福岡本校の自習室の誰よりも勉強してやる!!
質なんてない私は、量で勝負だと思ってやっていました。
勉強は、孤独との戦いでもあります。自習室にいつもいたため、同じ司法書士受験生や他資格の受験生の人とも知り合いになれました。自分も頑張らなきゃと思わせてくれるような人もいました。
科目ごとに目標点数を設定
午前・午後択一32問 記述50点 合計242点で合格すると目標を立てていました。そしてこの点数を取る、と色んな人に宣言し自分にプレッシャーをかけていました。
目標は満点という意見もあると思います。ですが、初学者の私には満点は難しいと思いました。そのレベルまで行くのに時間が足りませんでした。実際に商法の商行為各論等は全くやっていません。その範囲がでたら2をマークするつもりでした。このように、目標点数を科目ごとに何問取ろうと細分化して、その点数が取れるような時間配分で勉強をしました。
また、点数だけが目標なので、悪い方向に他人のことを気にすることがなく、蹴落とそう等といった感情も持ったことがありません。自分がその点数さえ取れれば合格できるとシンプルに考えていました。
仕事との両立について
私は不動産会社を退職して専業で行う予定でしたが、生活するには想像以上にお金がかかり、不動産会社を退職後1年間だけLEC福岡本校で契約社員として働かせてもらいました。週2、3の勤務だったため、勉強できない言い訳だけはしないように心がけていました。職務上たくさんの司法書士受験生の方と話ができて大変良かったと思います。
学習方法について
月並みですが、授業を受ける、過去問を解く、もう一度教科書を読む、それを次の授業までに2回する、ということをずっと続けました。学習する際に注意していたのは、なぜ?という疑問を常に持っていました。最初は時間がかかりますが、知識の残り方はしっかりしますし、他との繋がりも見えやすくなります。
もう一点は、試験委員側に立って何が聞きたいのか?ということも考えながら問題を解いていました。これをずっとやっていると、特に記述式について、ここでひっかけてやろうとする試験委員の意図が読めてきます。それが分かってくると、解答の順番で間違えることが無くなりました。また、何を申請すべきかの判断が早くなり記述時間の短縮に繋がりました。自分なりとすれば、ずっと音楽を聴きながら勉強をしていました。私は、無音だと長時間集中を保つことは難しかったのですが、音楽を聴きながらだと集中が長持ちしました。
合格するという強い気持ち
勉強方法など考える所もありますが、まずは合格するという強い気持ちが一番大事と思います。この気持ちを維持するために自分に約束していたことがあります。①言い訳をしない、②全部自分の責任。この2つを守りました。眠たい時、きつい時、遊びたいと思う時もあります。そんな時は、自分を応援してくれる、期待してくれる人のことを思い出していました。すると、眠いとかきついとか言っている立場ではないと思えました。合格できて、何より嬉しかったのは応援してくれていた人や期待してくれていた人が喜んでくれたことです。自分のためだけでなく、誰かのためにもと思うことでやる気が出ました。
これから司法書士試験合格を目指す方へ
難関資格であることは間違いありません。きつい時、諦めたくなる時がくるかもしれません。でも自分だけではありません。皆さん経験することです。最後の最後まで頑張ってみてください。自分を信じてみて下さい。本気の本気でやれば、できないことなんて無いはずです。
この講座がおすすめ
- 全国公開模擬試験
- LECの公開模試しか受験していませんが、順位や判定がでることは励みになりました。また、良問も多く、予想問題も兼ねているので是非受講をお勧めします。私は、本番のつもりで点数にこだわって受講していました。