畠山 洋揮 さん(33)短期合格
自分の力を信じ、働きながら合格
受験回数 | 4回 ※お試し受験含む |
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出身大学 | 北海学園大学 経済学部 |
受講講座 | 2012年新15ヵ月合格コース<秋生> 2013年合格必勝講座フルパック(札幌オリジナル) 2014年精撰答練レギュラー演習フルパック |
司法書士を目指した理由・きっかけ
私は大学を卒業後、現在に至るまで営業職として働いていますが、その中で何か専門的な知識を身につけ、それを活かした仕事をしたいと思うようになりました。その中で司法書士を選択したのは、私の身近に働きながら合格した人がいましたので、私も働きながらでも合格できるのではと思ったのがきっかけです。
LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由
なぜLECを選んだのかというと、当時、司法書士の講座をもっている予備校がLECだけだと思っていたからです。独学も検討してみたのですが、本を読んでこれは無理だと判断しました。札幌本校の支店長と直接お話をさせて頂き、新15ヵ月合格コース<秋生>であれば、何とかついていけるのではと思いました。通信も検討しましたが、支店長から臼杵先生のことを伺い、この先生の下で勉強してみたいと思い通学を選択しました。
新15ヵ月合格コース<秋生>は最初の3か月は週1回、その後1年2回、最後マイナー科目を週3回と続きます。最初はよいのですが、段々きつくなってきました。ただ、他の秋生の生徒は私と同じで、働きながら通っていた人が多かったので、つらいのは自分だけではないと言い聞かせて、講義に出席していました。まわりからそのようないい刺激を受けることが出来るのが、通学のメリットだと思いました。受験仲間ができたことで、直前期の辛い時期を何とか乗り切ることが出来たと言っても過言ではありません。
また、仕事の関係上、講義の時間に間に合わないことも多々ありました。その時は後日インターネットで講義を受講することができたので、大変重宝しました。
ブレークスルーテキストについて
ブレークスルーテキストはとても読みやすく、合格に必要な情報が網羅されていたので、最後までメインテキストとして使用しておりました。余白部分もあり、講義で臼杵先生が話をされたこと、過去問や答練を解いて間違った肢や気が付いたことをどんどん余白に書き込んでいきました。また臼杵先生が講義でブレークスルーテキストしか使用しなかったので、すべての情報をブレークスルーテキストに一元化出来たのが大きかったと思います。
担当講師について
臼杵先生には大変お世話になりました。臼杵先生の講
義は大変分かりやすいだけではなく講義の間に度々登場する雑談も大変おもしろく、メリハリのきいた講義を展開されていました。臼杵先生の講義はとにかく記憶に残ります。今年出た工場財団抵当の問題は、臼杵先生の講義を思い出しながら解き、正解しました。また講義外でも色々と声をかけてくださり、本当に生徒のことを考えられている先生だと思います。私は1年目、答練で結果がでず、落ち込んでいた時も、「お前の力はこんなもんじゃない。いつか点が線になる」と声をかけて頂き、最後まで諦めず勉強をすることが出来ました。また、2年目は午前、午後ともに基準点に1点足りなく惨敗でした。その旨臼杵先生に報告をしたところ、「お前何やってるんだ!!お前なら30とれるだろ!あっさり脱落しやがって!」と大変厳しいお言葉を頂き、それが起爆剤になりました。
その結果3年目は、先生の教え通り最低点で合格できました(笑)。ありがとうございました!!
臼杵ゼミについて
直前期に開講される臼杵先生のゼミは、毎年とっていました。ゼミの内容は先生が口頭で質問をして、それに対して口頭で答えていくといった内容です。このゼミの良いところは、合格に必要な知識を口で説明することで、より正確な知識を身につけることができます。また5秒以内位で答えなければいけないので、おのずと知識を出すスピードも訓練されます。経験してみればわかると思いますが正確な知識がなければ喋ることは出来ません。
本番では、100のあやふやな知識より10の確実な知識が必要だと思います。あやふやな知識は本番で迷いが生じます。その中途半端な迷いがあるせいで、それに時間をとられ、解くスピードが遅くなり全体として足をひっぱることになります。本番では解くスピードが大事なのはいうまでもないと思います。このゼミを通じてより正確で瞬間的な知識の量を増やすことが出来ました。
2年目、3年目の勉強について
私は、試験が終わったら必ず1年間勉強方法を振り返り、何がダメだったのかを検討して、勉強方法を改良してきました。同じことをやっても、同じ結果しかでないのは、当たり前のことだからです。1年目は過去問をあまり出来なかったので、2年目は過去問などの問題演習に力をいれました。2年目は仕事でトラブルなどもあり直前期の作り方に失敗しました。
また、どうしても、読み間違いやマークミスといったイージーミスもあり、それも点数に影響していました。まず直前期対策として、昨年LECより改訂版がでた実戦択一カードを使用しました。この書籍は4冊分ありますが、非常によくまとまっており、直前期に効率よく知識を確認することが出来ました。仕事をしながらで、直前期も勉強時間がとれない人にはおすすめです。
またイージーミス対策として、答練、公開模試を活用しました。答練や公開模試を解いたら、可能な限りその日のうちに振り返ることで自分がなぜそのようなミスをしたのかを確認した上で、その対策を考えるといった作業を積み重ねてきました。その結果今年の本試験ではイージーミスがありませんでした。
私の点数が最低点であったことから、一つでもミスをしたら合格できませんでした。そういった意味でもこの取り組みをしてよかったと思っています。
これから司法書士試験合格を目指す方へ〜仕事と勉強の両立について
よく仕事を続けながら、試験に合格出来たねとよく言われます。自分でもなぜ合格出来たのかと考えたところ、3つポイントがあったと思います。
1つ目は現職が嫌いでないこと、2つ目は毎日勉強することを心掛けたこと、3つ目は体力が人より少しあったことです。たしかに仕事をしながらだと時間は取れません。私は平日ほぼ毎日残業で、勉強を開始することが出来るのが、夜の10時過ぎでした。初学者向け講座を受けていた時は、外回りを講義の前まで終わらせ、講義が終わってから会社に戻り、仕事をしていました。(現職がフレックスタイム制だったのが大きかったと思います)土曜日も出勤のことが多く、ともかく勉強時間がありませんでした。それをカバーするために、毎日必ず勉強することを心掛け、それでも足りない分は睡眠時間を削って勉強しました。1日の睡眠時間は4〜5時間位だったと思います。やはりある程度無理をすることは必要だと思います。ただ、身体を壊しては、元も子もないので注意が必要です。
また、働きながらだと直前期も同じ勉強時間しかとれません。周囲が10時間勉強しているというのを聞くと、正直焦りますし精神的にもきついです。ここで大事になってくるのが、これまでコツコツと勉強を積み重ねてきたことを信じるということだと思います。本番は誰も助けてくれません。助けてくれるのは、これまで自分が積み重ねてきたものだけです。最後に、合格に運が必要なことは否定しません。ただ、しっかりと勉強を重ねて準備してきた人だけが運をつかめると思います。毎日勉強をコツコツ続けることが出来れば、仕事をしながらでも合格はできると思います。