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2014年度合格
長谷川 正幸さんの合格体験記

合格者

長谷川 正幸 さん(25)一発合格

司法書士としてスタートラインに立つために

受験回数 1回
出身大学 大阪大学法学部国際公共学科
受講講座 2014年新15ヵ月合格コース<春生>

司法書士を目指した理由・きっかけ

私はフリーターをして暮らしていたこともあり、ある程度時間に余裕のある生活をしていました。その中で、何か将来、専門性のある職業につきたいなと漠然と考え、司法書士を目指しました。

LECを選んだ理由、および講座を選んだ理由

司法書士を目指すにあたって、難関資格だということは理解していたのですが、正直その資格を取るためだけに何年間も頑張るのはしんどいし、何より資格を取るだけでは意味がなく、司法書士として一流になりたいなと考えていたこともあり、短期の合格、それもなるべくなら一回の受験で取りたいと考えていました。
そのように考えると、独学で頑張るよりもどこかの予備校を利用すべきだと思い、いくつか予備校のHPを見ていくうちにLEC の新15ヵ月合格コースを見つけました。講義やブレークスルーテキストなどのインプットを目的とする教材だけでなく、精撰答練などのアウトプットを目的とする教材も充実していたこと、また、公開模試も4回もあるため本番を想定した練習もできるなど、充実したカリキュラムとなっていたため新15ヵ月合格コースを受講しようと思いました。
そして、申し込みをする前にHP上にあったプレ講座を視聴して、鈴木講師のコースにしようと決めました。

新15ヵ月合格コースについて

新15ヵ月合格コースはとても充実したものだと思います。先ほども述べましたが、インプットのみでなくアウトプットの教材、さらには公開模試もあるので、これ以外の市販の教材や問題集、よそで行われる公開模試などを利用しなくてもほぼ十分に試験に合格することができます。事実、私は個人的に弱点だと感じていた記述式に関して、問題集を2冊購入したほかは全て新15ヵ月合格コースにあったテキスト、問題集等を使用して試験を乗り切ることができました。

カリキュラムについて

毎回の講義は初学者にもわかりやすく、担当講師の教えてくれる内容を100%理解できれば、100%試験は合格できます。しかし、いくらわかりやすいとはいっても講義のみで100%理解することは不可能だと思います。なので、私は講義と並行してポケット判択一過去問肢集やブレークスルーテキストなどを活用して、100%とはいかなくても、それに近い理解ができるように努めていました。というのも、ある一つの事柄を理解するには幾通りもの方法があり、どの方法をとれば理解できるのかは人によって、さらには理解する物事によって変わってくるからです。なので、たとえ、講義で理解することができなくても、よくわからないまま問題を解いたり、解説を読んだりすることで、または、文字情報として文章で書かれたブレークスルーテキストを読んだりして、講義でわからなかったことが違ったアプローチをとることで理解できたり、または、理解できたと考えていたことは、更なる広がりを持った応用性のある知識として定着させることができました。
また、特に年が明けてからは、単純なインプットの講義だけではなく、試験の問題を解くためのアウトプットの講義も始まります。特に、記述式のものについては、これまで不動産登記や商業登記の申請書など見たこともなかったので、最初はどう問題を、解いていけばいいのかわかりませんでした。しかし、その部分も丁寧に講義で教えてくれましたので大変参考になりました。記述式の問題は、問題文だけで20ページ以上あるものもざらにあり、早くから記述式の問題に慣れておくことは大切だと思います。また、択一のものについても重要なもの絞って作られていたので、直前期に何度も繰り返して試験で点数を取るための力を伸ばすことができました。
さらに、直前期に入ると、公開模試もあり、本番に対しての予行演習をすることができます。ただ、そこでの結果にあまりとらわれすぎないことが大切だと思います。事実、私はD判定(後ろから3番目のもの)以上取ったことがありません。それよりも、直前期に客観的にどこが自分の弱点なのかを知ることができ、どこを伸ばすべきかを知ることが大切だと思います。
90%できているところを100%にするよりも、10%しかできていないところを50%にするほうが点数の伸びもいいし、より合格に近づけると思います。私の場合は記述式のところと商法の択一だったので、直前期はそこを重点的にやりました。

ブレークスルーテキストについて

ブレークスルーテキストは発展的内容も書かれていたため、最初理解するのがとても難しく感じました。
特に、理解するのにほかの分野の知識を要するものや、その分野について完全に理解してないと理解できないものもあり、初学者には少しとっつきにくいものかもしれません。ただ、繰り返し2度、3度と読んでいくうちに理解できるようになったりしますので、ブレークスルーテキストに限りませんが、ぜひ、2度、3度と繰り返しやってもらいたいと思います。

担当講師について

私の担当講師は鈴木講師でしたが、初学者の私でもとてもわかりやすい講義でした。特になぜ、そのような仕組みなのかをわかりやすく解説していただいていたので、その仕組みから理解することができ、ただの丸暗記ではない、しっかりとした知識を身に着けることができました。司法書士試験で問われる知識は膨大なので、丸暗記で乗り切るのはおそらく不可能だと思います。なので、ひとつひとつ制度の仕組みから体系立てて教わることができたのはとても幸運でした。また、そうして学んでいくと、学ぶこと自体が楽しくなってくるときさえありました。
また、直前期には鈴木講師以外の講師の方の講義もあったのですが、やはり、どの講師の方の講義もわかりやすく、一つの物事をいろんな講師の方流のやり方で解説していただいたので、いろんな見方で学ぶことができて理解が深まりました。

モチベーションの維持

LECでは自習室などのフォローアップ制度が充実しています。ただ、私自身はそれらを一度も利用することはありませんでした。別にどこかが悪かったということではなく、単にそういうものを利用せずとも自分なりの勉強方法を確立していたので、特に必要性を感じなかったというだけです。
正直、司法書士を目指すにあたって、まず大切なことは勉強環境やモチベーションの維持だと思います。
私は家でも集中して勉強する方法を作ったり、たとえ家ではどうしても集中できない時でも、喫茶店など何か所か勉強できる環境を開拓していったりして乗り切っていました。また、通信で講座を受けていたこともあり、あまり、予備校まで行く機会もなく、行くまでにかかる時間を勉強にあてた方が効率的かなと思ったことも自習室等を利用しなかった理由です。ただ、家ではどうしても勉強ができないとか、そういう場所が近くにないなどという人には、自習室はとても貴重な場所であると思います。
また、司法書士試験は短い人でも1年ほど集中して学習しなければならない試験だと思います。なので、1年通じてモチベーションを保つことは大切だと思います。とはいうものの、毎日、集中して勉強することは不可能だと思います。そういう時は、思い切ってサボって、リフレッシュの時間を作ってください。案外そうすることで、その翌日はいつも以上の集中力が出たりして、結果としてはかどっているものです。
モチベーションを保ち続ける方法として、私自身は、毎日、最低限のノルマを決めて勉強していました。
具体的には、毎日1コマ約1時間30分の講義は最低でもこなしていました。講義を受けるというのは、問題集を解いたり、ブレークスルーテキストを読んだりといった、いわば能動的な学習とは違い、受動的な学習ですので比較的楽な学習であり、また、講義を受けるのは好きだったので、このノルマであれば達成できると考えて勉強しました。正直、ノルマを決めるに当たっては、直前期ならともかく、それまではあまり高くしない方がいいと思います。人はたとえ小さな目標であっても、達成すると達成感を得ることができ、それがモチベーションへとつながります。

通信講座のメリット・デメリット

私はフリーターとはいえ、仕事がありましたので、週三回通って講義を受けるのは難しいと考え、通信講座の利用を決めました。通信講座であれば、いつでも、受講することが可能なので、時間を思うようにとれない人にとってはとてもありがたいものだと思います。
さらに通信講座であれば聞き逃したところや理解できなかったところを何度も聞くことができます。また、講師の方のおっしゃることを細かくメモする時間もとることができ、10秒、30秒、1分と細かく戻って聞けることも魅力的です。私自身もそのように何度も細かく巻き戻して講義を聞いていたので、1時間30分ほどの講義のはずが、2時間以上使って講義を聞たりしていました。その分、おそらく、普通の通っての受講以上に講義を理解できたと思います。

これから司法書士試験合格を目指す方へ

これから司法書士試験合格を目指すかたはぜひ、短期での合格を目指してください。司法書士試験に合格をすることは決してゴールではなく、むしろスタートラインなのです。司法書士試験で要求されるスキルと実務において必要とされるスキルはまた違ったものだと思います。ぜひ、これから司法書士試験合格を目指されるかたは、短期での合格を目指し、一日も早く、司法書士としてのスタートラインに立ってください。

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精撰答練[ファイナル編]
本番を想定した問題ですので、繰り返し何度も解くことにより、司法書士試験の本番で通用する問題を解く力を身に着けることができると思います。また、問題ごとに、重要度も記載されていて、どの問題を中心に復讐すべきかを知ることができ、効率的な学習をすることができます。時間内に解くことももちろん重要ですが、時間を超えてもいいので、とりあえずすべての問題を解いてから解答、解説を読むこと、一度だけでなく、何度も繰り返し解いてください。
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全国公開模擬試験では、試験本番の中で試験を受けることができ、本番の空気に慣れておくことができると思います。また、結果も発表されますが、いちいちそれにとらわれないで、どこが自分の弱点なのか、また、どういうところで時間を使いすぎているのかを重視してもらいたいと思います。本番までもう間もないと思います。今更弱点の克服などできないと思わないで、弱点の克服こそが、点数を伸ばすため、ひいては合格への近道だと思い頑張ってください。
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