福本 真秀 さん(35)短期合格
自分なりの勉強方法を貫き、上位合格!
受験回数 | 3回 ※お試し受験含む |
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出身大学 | 大阪大学 理学部 |
受講講座 | 2012年一発合格講座 2013年精撰答練レギュラー記述基礎力習得パック 2014年実践力PowerUp合格パック |
保有資格 | 行政書士 |
司法書士を目指すまでの生活
私は、理学部の化学科へ入学し、大学を卒業後、大学院に進み、就職が決まったため、中退し、就職しました。その後、1回転職し、大学で学んできた専門知識を生かした仕事をしていましたが、視力的な面もあり、その道を断念し、総務関連の仕事をして、3社渡り歩きました。
司法書士を目指した理由・きっかけ
自分の専門ではない仕事をして感じたことは、「専門の仕事をしていた時はその知識に守られている感があったが、いざ全く関係のない仕事に就くと、何のスキルも知識もない」ということでした。しかも私の担当していた仕事内容では、将来的に大幅な昇給や昇格も見込めませんでした。そこで、以前は専門を生かした仕事をしていたことから、制限のない幅広い仕事よりも専門知識を生かした、ある程度範囲の決まっている中で専門性を高めていく仕事のほうが自分にはあっていると感じました。そこで、以前から興味があった法律関係の資格を取り、それを武器に仕事をしていきたいと考えました。
まずは、これまで全く法律の知識がなかったため、行政書士の資格の取得を目指しました。法律の勉強を始めて、1年後に行政書士試験に合格することはできました。しかし、法律に関する仕事という点から考えると行政書士の仕事は少し離れている部分もあると感じたのと、行政書士で独立開業して、成功するのは相当難しいと感じましたので、訴訟関係の業務や登記申請の代理を独占的に行える司法書士という資格に魅力を感じ、取得を決意しました。
LECを選んだ理由
LECを選んだのは学生時代、公務員試験の勉強をしていた時に利用しており、また一時的に通関士の資格の勉強をしていて、その際にも利用していました。また、講座の形態には通学や通信などいろいろな種類があり、自分の時間に合わせて講義形態を選べるところが魅力的でした。また、他の予備校に比べて講座の割引制度が充実しているところも魅力的でした。そのような理由からLECを選びました。初学者向け講座の担当講師を選んだポイントは講義ノートの図を使った説明がわかりやすいと感じたからです。学習経験者向け講座を選んだポイントは、ほとんど暗記させるのではなく、その規定等がある理由を説明していただけるので、覚えるよりも理解していくという私の勉強のスタイルに合うと感じたからです。
初学者向けコース・学習経験者向け講座の感想
初学者向けコースでは、講義の回数も多く、全体的にまんべんなく、解説が聞けるところがよかったです。学習経験者向け講座では、的を絞った内容でテキストには図や表が多く、非常に理解がしやすかったです。また、実践力PowerUp講座のテキストには発展論点なども数多く載っており、より細かい知識も身につけることができました。また、制度趣旨等の説明もテキストに載っており、理解しやすかったと思います。
ブレークスルーテキスト
ブレークスルーテキストはかなり優れたテキストだと思います。最初はあまりの分量に驚いてしまうところもありますが、合格に必要な知識はすべて網羅されていると思います。わからないことがあっても、ブレークスルーテキストで調べるとほとんどのことは載っていて、かなり助かりました。
カリキュラム
学習経験者向け講座では、ほぼ年内に講義が終わるようになっていて、スムーズにアウトプットに移ることができました。水曜1コマ、日曜2コマというカリキュラムで、土曜日は一日空くので、息抜きなどに使えたところもよかったです。
担当講師について
鈴木先生の講義は非常に理解がしやすく、また、知識の定着のしやすい講義であったと思います。丸暗記では記憶に残りにくいところも、できるだけ制度趣旨などを解説していただけたので、覚えようとしなくても、自然と身に付いていたところもあります。問題を解く際に忘れてしまったところがあっても、その規定の理由などを考えることで答えを出せる部分もありました。鈴木先生の講義を取れたおかげでこの上位合格が果たせたと思います。
他の講師の方々も質問に行くと、丁寧に説明をしていただき、とてもわかりやすかったです。
フォローアップ制度について
私は自習室をよく利用しました。1日時間のあるときなどは、家で勉強するのもいいですが、テレビや睡魔などの誘惑に負けてしまうこともあるので、できるだけ自習室に行くようにしました。あまりテキスト等を持ち込むのはかなりの荷物になるので、家を出る前にその日にやることを決めて、だいたい5時間くらいだとは思いますが、しっかり集中して勉強しました。
通信講座のメリット・デメリット
細かく切って、1回30分程度でも講義を受けることができますが、絶対その日に受けないといけない訳ではありませんので、ため込んでしまう恐れがあります。 私はあまりため込まずに、コツコツと毎日少しずつでも進めていきました。そうすると週2コマ受けているのと同じくらいのペースで進めていくことができました。
仕事と勉強の両立のコツ
私はフルタイムで仕事をしていましたが、ほとんど残業はありませんでした。しかし、家から職場まで遠いため、往復3時間くらいはかかっていました。そこで、その時間をうまく利用しなければならないところですが、私はウォークマンに講義をいれて聴いたり、条文を読んだりしていました。ちょっとずつでも読むと、1ヵ月もたつと結構な量になるので、効果は大きいと思います。
私自身の勉強方法(極力二度手間を避ける!)
私は、自身の考え方により、学習経験者向け講座では、あまり予習をしませんでした。
まず、予習をしない理由ですが、
- 一度見ておいても、講義で同じところの説明がある。
- わからないところがあっても講義の説明ですぐ理解できる可能性がある。
- すでに十分に理解できているところを再び見てしまう可能性が高い。
このように極力二度手間を避けるために予習はしませんでした。
一方、講義後すぐに復習をしなかった理由は
- 聴いたばかりだとほとんど覚えている。
- 復習をしてしっかり覚えたつもりでも、1ヵ月後には忘れていることもある。
ということで、私はだいたい1ヵ月以上たってからテキストの読み返しなどをしていました。というのも覚えている知識を見直すよりも、一度忘れてから見たほうが自分の中で「忘れてしまっているから覚えないといけない」という意識が働くからです。覚えている個所を見てもなんとなく見ているだけで、覚えているつもりでもしばらくすると忘れてしまう可能性は高いと思います。どうせ忘れるなら忘れてから見たほうがいいというのが私の考え方です。この勉強方法は私自身には、あっていましたが、人それぞれ記憶力や理解力等も異なるので合う、合わないはあると思います。
LECの答練・公開模試について
私は答練や公開模試の直前も予習は特にしませんでした。直前に見た知識で問題を解いてしまうと、その時にはあっていてもしばらくすると忘れることが多いと思うからです。
一方、過去問の使い方ですが、私は過去問をほぼ一通りやって、せいぜい2ヵ月以上してからもう一回回す程度でした。その理由は、それぞれの肢の○×を覚えてしまうところがあるからです。忘れてしまう問題もありますが、やはり1度見ると次やった時にはなんとなく覚えているものです。ですから私は何周も回すというような勉強はしませんでした。
むしろ、いろいろな問題にあたった方が、応用力も付くと考えていました。
LECの答練などの問題を見ていただくとわかると思いますが、ある程度過去問も入っていますので、答練などの問題にあたることにより、何回も過去問の復習をできていることになります。
答えを覚えてしまうという例の一つにこんなことがありました。過去問で解いた時には、正解できる肢でも、他の問題で同じようなことを聞かれた時には、間違えてしまったのです。そのようなことがあり、私は何回も同じ問題を解くということはできるだけ避けるようにしました。でも、何回やっても覚えられないような問題は何回もやるしかないですが。
1度といてから2ヵ月くらいすれば忘れていることも多いですので、もう1回やってみるといいと思います。その時は必ず合っていた肢ももう一度解いてください。最初は勘であったりすることもあるので、理解できてないことも多いと思います。
次にいかに記憶にとどめるかということですが、時間はかかりますが、間違えた問題や理解できてない問題は必ず、解説を読んだ後、テキストに戻って理解しなおしました。
特にブレークスルーテキストがいいです。載ってないようなことはほとんどないです。
これから司法書士試験合格を目指す方へ
司法書士試験はとても難しい試験ですが、勉強方法を工夫すれば、合格できる試験だと思います。答練や公開模試などでいい結果が出なくても、決してあきらめないでください。 特に記述では1つのミスが大きな失点を呼んでしまうことがあります。このようなミスは致命傷になりかねないので、2度と同じ間違いをしないようにするため、どうすればそのミスを防げるかを考えてみるといいと思います。私も何度かしたミスのおかげで本番では枠ずれなく回答できました。たくさん間違えても、2度とその間違いをしないようにできた人が最後に笑うのだと思います。最後まであきらめずに頑張ってください!!
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