司法書士筆記試験は、問題数の多い民法、不動産登記法、商法・会社法、商業登記法が主要四科目と呼ばれ、この4科目でいかに確実に得点できるかが最も重要になります。 この4科目を基礎からしっかりと固めることが必要で、勉強時間の多くがこの4科目の択一試験対策に費やされるといっても過言ではないでしょう。 宅建士受験生は、この主要4科目のうち、民法と不動産登記法を勉強しているのですから一歩前に進んだスタートラインにたっているといえます。
LEC司法書士講師が語ります
LEC講師から ダブルライセンスのすすめ
はじめまして。司法書士の講師、佐々木ひろみと申します。
私もかつては宅建士受験生でした。
宅建士受験を終えた時、目の前の目標がなくなり心にぽっかり穴が開いてしまった気分から、更なるステップアップとして他資格へのチャレンジを決意しました。
様々な資格を検討した結果、
- どうせ頑張るなら、それ1本で武器になる資格
- 興味をもって取り組むことができる内容
- 宅建士の勉強で身に付けた知識を生かすことが出来る内容
ということから、司法書士へのチャレンジを決意しました。
司法書士は一般に難関資格と言われていますが、私のように法学部出身でない方でも(私は短大家政科卒です)、 働きながらでも「ヤル気」と「やり方」次第で短期合格は可能です。
司法書士の勉強を開始するには、宅建士の勉強で取得した知識と勉強グセが身についている宅建士受験直後が最適! 現に私のクラスでは、毎年、宅建士受験直後の受講生さんが多数在籍されています。
ダブルライセンスのメリットを生かし、あなたも活躍のフィールドを広げてみませんか?
ダブルライセンスのメリット
司法書士が取り扱う業務としては、登記や供託、裁判業務など多岐に渡り、活躍の場は年々広がっています。その中でも宅建士の知識は、司法書士とのダブルライセンスで活躍する上で、非常に役立ちます。司法書士の業務の中でも比重の高い不動産登記業務は、正確な登記申請をするために、登記発生の原因である不動産取引に精通していることが要求されます。その為不動産取引について学ぶ宅建士の知識は司法書士開業の上で必要不可欠なものです。
共通科目
試験科目のうち民法と不動産登記法は宅建士試験と重複しており、多肢択一式では、この2科目で問題数全体の5割以上を占めます。更に、不動産関連資格として出題傾向も類似しており、宅建士で身につけたテクニックが応用できます。
司法書士試験 | 宅建士試験 | |
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7月 筆記試験 第1または第2日曜日 |
10月 第3日曜日 |
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民法が共通科目 | ||
午前の部 | 9:30〜11:30(2時間) | |
試験形式 | ||
択一式(マークシート) | ||
試験科目/問題数 | ||
憲法/民法/商法/刑法 合計35問(105点満点) |
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午後の部 | 13:00〜16:00(3時間) | 13:00〜15:00(2時間) (登録講習受講者は13:10〜15:00) |
試験形式 | ||
択一式(マークシート)/記述式 | 4肢択一式50問で、解答はマークシート方式。 | |
試験科目/問題数 | ||
※記述式問題とは、登記申請書の記載事項や判断理由を問う問題です。 |
※1登録講習実施期間が行う登録講習を受講した場合は免除される。 |