森・濱田松本法律事務所
岡野 貴明先生
- Profile
- 神奈川県横浜市出身。入門講座〈柴田クラス〉を受講し、2012年、慶應義塾大学在学中(4年時)に予備試験に合格、2013年司法試験合格。現在、森・濱田松本法律事務所にて活躍中。
- 森・濱田松本法律事務所
<東京オフィス>
〒100-8222 東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルディング(受付16階)
<海外オフィス>北京/上海/シンガポール/バンコク/ヤンゴン/ジャカルタ
<構成員> パートナー:98名/アソシエイト:224名/客員弁護士等:24名/外国法弁護士等:22名/税理士:3名/弁理士:1名/顧問:1名/スタッフ:455名(2016年6月現在)
なぜ司法試験を勉強しようと思ったのか
中学生のときに見たテレビドラマの影響もあって、なんとなくですが自分の看板を持って勝負でき、自由に仕事ができる士業に興味を持っていました。
大学に入って、外資系やメディア関係の会社の情報も調べましたが、やはり弁護士が一番刺激的ではないかと思って決めました。
あとは、文系の中で1番難しい資格に挑戦したいという純粋な気持ちもありました。
現在の業務
柱としてはM&A関係をやっていて、会社を買収する際の契約書のレビューですとか、合併する際、会社法上必要な手続きのスケジュール管理をやっています。クライアントの要望に合わせて、スケジュールを組み立ててご説明することも少なくはありません。
あと最近柱にしたいと思っているのが、ベンチャー企業の資金調達をしたり、投資する際の契約書を作成したりする仕事です。業務自体は大変ですが、ベンチャー企業の方のどんどん進めようとするスピード感が自分にあっていて、すごくおもしろいな、と感じています。あとは、同年代の方と仕事をすることもあり、いい刺激になります。
仕事のやりがいと苦労話
私はいわゆる大手事務所に所属していますが、最初から一人で仕事を任せられることもあり、年次にかかわらず、主体的な姿勢、自分の考えを言うことを求められるのは、大変ですがとてもいい経験になっています。
あとは、弁護士になると本当に色々な人に会うことができます。それぞれの業界で成功している方に会えることは、本当に恵まれたことです。そしてそのような方たちが、自分の話に耳を傾けてくれるのは、国が認めた法律家のプロである弁護士だからこそできる経験です。
やりがいがある分、仕事の量は多く、土日だからと言って休めるわけではありません。そして若いからと言って、大目に見てもらえるということではなく、プロとしての対応が求められますし、プレッシャーは大きいです。そして、新しくて難しいことも多いので、日々の業務をこなしながら勉強することも必要とされます。ただ、勉強したことが結果となり報われる仕事は他には中々ないと思います。そしてお客様から直接ありがとうと言われる機会も多い仕事です。
これからのキャリアプラン
元々は独立思考もあったのですが、今はこのまま事務所に残って経験を積んでいきたいと思っています。10年後は多くのお客様の信頼を集める弁護士になるのが目標です。
そして、自分の中で業務の幅を広げるために、英語の勉強も必要だと感じています。そして、3・4年後のところでアメリカのロースクールに留学して米国司法試験受験も視野に入れ始めています。
これから勉強を始める方へ
司法試験は合格するのも大変、なってからも大変な試験と言われていて、それは事実だと思います。それでもなったことを後悔している人には会ったことはありません。それだけやりがいもありますし、頑張ったことが報われるすごくフェアな資格・職業だと思います。
法科大学院・予備試験が導入されたことによって、ニーズに合わせて以前より目指しやすくなっていると思うんですよね。
弁護士の仕事は弁護士以外の人には絶対にできない、なりたいと少しでも思っているのだったら、絶対に挑戦したほうがいいと思います。