一部試験免除制度を活かして本格的資格を取ろう
測量士もしくは測量士補の資格があると、土地家屋調査士の筆記試験午前の部が免除になります。土地家屋調査士は、独立開業型の本格的資格です。
「測量士(補)の測量」と「土地家屋調査士の測量」の違い
測量の仕事を大きく分けると以下の3つになります。
- 1.基本測量・公共測量
- 国または公共団体が費用を負担して行う測量です。基本的に各種の地図を作製するための、もしくはその基礎となる測量です。個人の土地という観点とは違い、広範囲の地形等を測量します。測量士や測量士補の資格が必要な測量です。
- 2.登記測量
- 基本測量・公共測量とは異なり、土地の所有者のために、登記簿という国の帳簿にのせるために必要となる測量作業をいいます。個人の土地がどのくらいの広さであるかを測量します。土地家屋調査士が独占する測量分野です。
- 3.一般的な測量
- 公共測量や登記測量にあたらない測量もたくさんあります。実際に建物を建てたり、橋を架けたり、道路を敷設するためには測量が必要です。また、売りたい土地を実測する場合にも測量が必要です。
上記のように登記測量の分野を独占できるのは土地家屋調査士です。土地家屋調査士は、比較的小規模で開業できる測量の専門家です。測量士・測量士補となる資格を有している皆さんも、この有望資格を目指してみませんか?
測量士補合格者のNEXTチャレンジ決定打は土地家屋調査士!
土地家屋調査士になれば、測量作業のみならず、作業後に必要となる「登記」業務も併せてでき、 その分報酬もUP!さらに独立開業も可能!!
測量士補試験で学習した記憶がしっかりある今こそ、学習開始のベストタイミングです。
- 土地家屋調査士の業務とは?
- 土地家屋調査士の試験内容は?
- 測量士補の学習がどれくらい試験に役立つの?
など、土地家屋調査士初級講座担当の木村真弓LEC専任講師が語ります。
「土地家屋調査士」の職業の魅力を知ってください!
試験概要
測量士補
例年5月の第3日曜日
13:30〜16:30
多肢択一式問題28問
- 測量に関する法規
- 多角測量
- 汎地球測位システム測量
- 水準測量
- 地形測量
- 写真測量
- 地図編集
- 応用測量
28問中18 問以上正解すれば合格できます。
土地家屋調査士 筆記試験
例年10月の第3日曜日
- 午前の部
-
9:30〜11:30
多肢択一式問題10問、記述式問題1問土地及び家屋の調査及び測量に関する知識及び技能であって、次に掲げるもの
- 平面測量(トランシット及び平板を用いる図根測量を含む。)
- 作図(縮図及び伸図並びにこれに伴う地図の表現の変更に関する作業を含む。)
測量士補、測量士、一級建築士、二級建築士のいずれかの資格を取得することで、午前の部試験が免除に!
- 午後の部
-
13:00〜15:30
多肢択一式問題20問、記述式問題2問不動産の表示に関する登記について必要と認められる事項であって、次に掲げるもの
- 民法に関する知識
- 登記に関する知識
- その他土地家屋調査士法第三条に規定する業務を行うのに必要な知識及び能力
口述試験
例年翌年1月中旬
- 筆記試験合格者のみ
- 業務に必要な知識について、1人15分程度の面接試験
合格発表
例年翌年2月中旬
おすすめコース
お得な割引制度
- 他資格合格者割引