マンション管理士との関連性
マンション(区分建物)は、構造上ないし利用上、非区分建物とは異なる態様を有しています。そのため、マンション(区分建物)が新築、増改築、建替えられた場合には、非区分建物とは異なる特別な登記申請手続が予定されています。各場面で、登記事項も含めた総合的なアドバイスができるよう、マンション管理士とともに土地家屋調査士資格をも併せ取得するのが有益といえるでしょう。
試験内容はどれくらいかぶっている?
区分所有法では、マンション管理士試験と同じ内容の知識が問われており、過去に学習したことがそのまま役立ちます。また、土地家屋調査士試験では不動産登記法が主要科目なってきます。マンション管理士試験で身につけた不動産登記法に関する総論的な知識が、スムーズな学習を後押ししてくれるでしょう。
合格への一歩を踏み出そう
土地家屋調査士試験合格のための初めの一歩は、まず午前の部の免除資格を持っているかどうか、確認するところからです。測量士補、測量士、一級建築士、二級建築士等をお持ちの方は「午前の部」が免除されますので、土地家屋調査士試験に専念して学習できます。免除対象資格をお持ちでない方は、測量士補とのW合格を目指しましょう!測量士補は絶対評価試験(合格基準:28問中18問)なので、出るトコに絞って効率的に対策すれば土地家屋調査士とのW合格も十分可能です。
試験概要
測量士補
例年5月の第3日曜日
13:30〜16:30
多肢択一式問題28問
- 測量に関する法規
- 多角測量
- 汎地球測位システム測量
- 水準測量
- 地形測量
- 写真測量
- 地図編集
- 応用測量
28問中18 問以上正解すれば合格できます。
土地家屋調査士 筆記試験
例年10月の第3日曜日
- 午前の部
-
9:30〜11:30
多肢択一式問題10問、記述式問題1問土地及び家屋の調査及び測量に関する知識及び技能であって、次に掲げるもの
- 平面測量(トランシット及び平板を用いる図根測量を含む。)
- 作図(縮図及び伸図並びにこれに伴う地図の表現の変更に関する作業を含む。)
測量士補、測量士、一級建築士、二級建築士のいずれかの資格を取得することで、午前の部試験が免除に!
- 午後の部
-
13:00〜15:30
多肢択一式問題20問、記述式問題2問不動産の表示に関する登記について必要と認められる事項であって、次に掲げるもの
- 民法に関する知識
- 登記に関する知識
- その他土地家屋調査士法第三条に規定する業務を行うのに必要な知識及び能力
口述試験
例年翌年1月中旬
- 筆記試験合格者のみ
- 業務に必要な知識について、1人15分程度の面接試験
合格発表
例年翌年2月中旬
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