土地家屋調査士試験では登記申請書や図面を作成する際に、関数電卓や三角定規、全円分度器などの道具の使用が認められています。
また、学習を進めていく上では頻出の法令を網羅した六法とよばれる書籍も必須となります。このページでは、関数電卓や六法をはじめとした受験に欠かせないアイテムについて解説します。
※講座を受講、または受講を検討中のお客様におかれましては、登記六法のご購入案内やボールペン、マーカー等の説明を講座内でしておりますので、講座ご受講前から全て揃えていただく必要はございません。
①登記六法
本試験での持込は認められていませんが、講義や学習の際に必須となります。LECでは、以下の六法を使用して講義を行います。
- 『詳細 登記六法 2024年版』
一般社団法人 金融財政事情研究会 発刊 - ・編集代表
山野目章夫、筧 康生、鈴木龍介 - ・編集委員
大野静香、小田桐史治、鈴木泰介、田口真一郎、早川将和、村瀬貴子
※2025年向け講座では2024年版を使用します。
②関数電卓
関数電卓とは、三角関数や角度などが計算できる測量用の電卓です。土地家屋調査士試験においては、午前の部及び午後の部の試験において一定の条件の下に関数電卓を使用することが認められています。ただし、電卓の携行は、予備機を含め2台までとなっています。
※使用することができない電卓を使用した場合には、受験の中止を命ぜられることがあります。(土地家屋調査士試験受験案内より)
- 2024年度合格目標 講座内使用電卓:fx-JP500(CASIO製)
- 類似計器として、fx−JP900およびfx−JP700が販売されていますが操作性に若干の違いがございますので、ご購入の際はご注意下さい。
- 2025年度合格目標 講座内使用電卓:F-789SG(Canon製)
- 上記、fx-JP500が現在は廃盤となっているため、2025年度以降の講座ではCanon製のF-789SGを使用します。
関数電卓につきましてはLECでの取り扱いはありませんので、お手数ですがお近くの家電量販店またはインターネット等でお買い求めください。
使用することができる電卓に通常設置されているキー
- 置数キー
- 12〜 9000000
- クリアーキー
- CAC
- 計算命令キー
- +-×÷₌
- 独立メモリーキー
- MCMRM+M-
- 関数計算機能キー
- sin-1
sincos-1
costan-1
tan
使用することができない電卓の条件
次の条件のうち一つでも該当する電卓は、使用することができません。
- 1.プログラム機能があるもの
-
- プログラム関連キー
- RUNENTERPROPROG
- EXECOMP
- P1P2P3P4
- PF1PF2PF3PF4
- 2.プリント機能があるもの
- 3.アルファベットやカナ文字が入力できるもの
-
次に示すようなキーのあるものは、プログラム機能等を有しているので、使用できません。
- ABC
- あいう
- アイウ
- 4.電池式(太陽電池、乾電池等)以外のもの
③三角定規
図面を制作するのに必要となります。学校などで使うものよりも一回り大きく、1/250、1/500の目盛りがある特殊なものを使用します。
LEC土地家屋調査士講座では、「LECオリジナル スベらない!合格三角定規」を使用して講義を行います。
④全円分度器
360度の目盛りが刻まれた全円の分度器です。書式問題の作図で使用します。
⑤コンパス
市販のもので充分ですが、シャープペンとインクペンを付け替えられるものがお薦めです。
⑥黒インクのボールペン
市販のもので充分ですが、インクがダマになりにくくなるべく細いものを使用してください。
⑦シャープペンシル(鉛筆)
作図の下書きで使用します。市販のもので充分ですが、芯の太さ0.3mm程度のものがお薦めです。
⑧三角スケール
金属製で、断面が三角形になっている特殊な定規です。作図の図面チェックの際に使用します。建築士用のものではなく、土地家屋調査士用に1/250、1/500の目盛りが入ったものをお選び下さい。
⑨ラインマーカー、色鉛筆
本試験では、問題冊子に限り使用が認められています。LECの講義内でも使用しますので、ご購入されることをお薦めします。