独学で行政書士試験に合格できる 勉強方法のポイント・ 勉強時間
更新日:2024年12月19日
作成者:二藤部 渉 LEC専任行政書士講師
- 目次
- 行政書士試験に独学で合格したい!
- 行政書士試験の独学対策の流れと注意点
- 合格を目指す試験年度の決定〜何年の合格を目標にするか
- 勉強につかうテキスト選び
- 学習スケジュールの用意
- 過去問演習、模擬試験の受験について
- 行政書士試験は独学で合格できる?こんな人は独学での合格が可能!
- 行政書士試験の勉強時間の目安は?
- 独学で行政書士試験を対策するには?勉強法は?テキストは?
- 独学をあきらめたとき…
- 費用を押さえたい…そんなあなたにS式合格講座がおすすめ
- 試験傾向から見る!LECのススメ
- だからLECが選ばれる
- 合格率53.8%は業界最高峰
- 実績豊富な講師陣
- 無理なく効率的に学べるオリジナル教材!
- 予算に合わせた講座ラインナップを用意
行政書士試験に独学で合格したい!
資格は取得したいが、なるべくコストはかけたくない・時間と場所を選ばずにマイペースで学習したい。このような方は独学でのチャレンジをしようと考えていると思います。しかしながら、独学の場合学習の計画を立てる、合格に必要な教材の選び方、モチベーションの維持という点で難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、独学に向いている人・合格までの学習時間・テキストの選び方などをご紹介しています。
また行政書士試験については、司法書士などの資格と比べ独学での合格者は一定数います。
独学ゆえの難しさを理解しておけば、対策も立てられるでしょう。
行政書士試験の独学対策の流れと注意点
合格を目指す試験年度の決定〜何年の合格を目標にするか
行政書士試験合格のために必要とされる勉強時間は、人によって差はあるものの、800〜1000時間といわれています。一方で行政書士本試験は11月の第2日曜日に行われるのが一般的で、願書の提出期間は7月下旬から8月下旬です。初めて法律を勉強する方の場合、勉強時間がもう少し必要になる可能性もあります。独学の場合はやはり、勉強開始から本試験まで1年程度の余裕があることが望ましいです。ということは、翌年の本試験に合格したい場合には11月には勉強に着手したほうがよいでしょう。可処分時間に余裕がある、勉強に集中できる環境があるというケースでも、遅くても春(3月もしくは4月)には勉強を開始するのがベターです。
勉強につかうテキスト選び
今ではたくさんの教材が市販されています。その中から、自分の目で自分に合う教材を選びましょう。評判が良くても、自分に合わなければ学習をペースよく進めることができなくなってしまいます。インターネットやSNSなどで受験生や合格者の評判や情報を集めたうえで、自分の目でしっかり選ぶことが重要です。文字の大きさ、図表のデザイン、メモのしやすさ、問題集とのリンク、冊子の厚さ・紙質など、検討すべき点はたくさんあります。一度は書店などで手に取って確認することをおすすめします。独学のよいところは自分で教材を選べる点です。一度買ったものでも、自分に合わないと思ったら、無理して使い続けるのではなく買い替えを検討してみましょう。
学習スケジュールの用意
独学をするうえで一番難しいのが、自分に合った学習スケジュールを立てて、それに則って進めていくことかもしれません。11月の本試験に向けて、ご自分の可処分時間を計算しつつ、短期・中期の学習目標を立てたうえで、進み具合によって都度調整していくことが必要となります。お仕事など勉強以外のものに左右されますので、最初に立てたスケジュールに固執する必要はありません。臨機応変に変更していきましょう。もし、スケジュールの立て方がまったくわからなくて不安という場合には、インターネットやSNSでほかの受験生のものを参考にしてみるとよいでしょう。LECなど資格予備校の講座スケジュールを参考にしてみるのもおすすめです。
過去問演習、模擬試験の受験について
独学の場合、テキストを読み進めることに集中しがちですが、それだけだと十分ではありません。記憶・演習もバランスよく組み込まなければなりません。テキストを読んで理解したとしても、覚えること、問題を解くことにはつながらないのです。
そんなときにおすすめなのは過去問題集による演習です。テキストで学習した範囲の問題を反復演習することによって、記憶の定着や応用力につながる効果があります。
そのうえで、資格予備校が実施する模擬試験(模試)を受験することを強くお勧めします。
模試を受験することで、今の自分に足りないものが明確になります。理解が足りないのか、知識が足りないのか、解法を身につけていないのかなどの弱点が明確となるのです。それが明確になれば、あとはそれを埋めるように学習を進めていけばよいのです。
また、本試験の雰囲気や出題形式、時間配分などの練習にもなります。本試験の雰囲気の中で実力を出せるようにしていくことも合格に必要なことなのです。
行政書士試験は独学で合格できる?こんな人は独学での合格が可能!
様々な理由で独学での学習を決意する方もいると思います。独学で学習するためには、ある程度法律学習をしたことがある方が向いているでしょう。
市販の書籍等を使って学習を始めたときテキストを読んでもどこが重要でどこがポイントなのかわからず、それがわからないため漠然と全体を理解していかなければならず、学習のメリハリがつけられません。
また、学習を進めていきよくわからない点が出てきても、誰にも質問することができないため問題を解決できないという事態になります。
したがって、独学の学習で合格できるのは、大学や専門学校で法律の学習を過去にしていたことがある方や、資格試験の学習を通じて行政書士試験の試験科目の法律を学習していた方は、独学で学習し合格をすることができるでしょう。
この点、法律初学者の方が独学で学習するときには、合格するために多くの時間を必要とするでしょう。
行政書士試験の勉強時間の目安は?
行政書士試験対策に向けた平均的な学習時間は800時間程度と一般的にはいわれています。しかし、時間は問題ではありません。
合格するためには勉強時間がどのくらい必要なのかよく聞かれますが、勉強時間の目安はありません。
費やした時間が問題なのではなく、理解できているかどうかです。これは予備校に通うか、独学で学習するかにかかわらず共通しています。理解できているかどうかを目安に学習してみてください。
独学で行政書士試験を対策するには?勉強法は?テキストは?
基本的な学習方法は予備校とかわらないでしょう。
独学の場合は「予備校に通って講義を聴いて得る知識」を独学で得る必要があるだけで、独学だからと言って学習方法が変わるものではありません。ただ、独学で学習する際には全てを自分でこなさなければならならず、情報の取捨選択を自分で行わなければなりません。
予備校を利用すれば、合格に必要な情報の取捨選択は講師がやってくれます。
したがって独学の場合は、知識を得るための時間が余計にかかることになるでしょう。また、独学の場合は、市販の書籍を購入することになりますが、市販の書籍に大差はないと思われますので、実際に書店等に行き自分の読みやすいと思う書籍を選べばよいと思います。
独学をあきらめたとき…
独学は全てを自身で行わなければならないため、自分で学習をすることをやめた時点で行政書士試験合格をあきらめたことになりますね。
独学での学習に限界を感じたら、予備校での学習を検討してみるのもいいかもしれません。どこの予備校も講義の無料体験等を実施していると思いますので、実際に講義を聴いてみて気に入った講師の講義を受講するというのも試験勉強を継続する一つの手だと思います。
費用を押さえたい…そんなあなたにS式合格講座がおすすめ
受験にかかるコストをなるべく抑えたい!という理由で独学で学習されている方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし独学の方からのご相談で特に多いのが、とにかくコストを押さえて独学で受験を頑張りたい!でも…テキストの内容が理解できない、学習が思うように進まない、今年の試験までにインプットが終わるか不安という内容です。
そんなお悩みをお持ちの方におススメしたいのが、4万円台で受講できるLECのS式合格講座です。
S式合格講座は試験に出題される可能性がある分野の知識の大枠を短時間で解説していく講座です。独学の人が陥りがちな、「テキストを読んでもどこが重要でどこがポイントなのかわからず、学習のメリハリがつけられない」というお悩みは本講座を受講することで解消されるでしょう。
どんな講義なのか気になる方は、無料でお試し受講もできますのでぜひ一度体験してみてください。
試験傾向から見る!LECのススメ
以前の行政書士試験は、純粋に法律の知識を問うような出題が大半を占めており、市販の基本書や問題集の購入等、行政書士を独学で学んだ場合の合格も近年ほど困難を極めるものではありませんでした。
しかし、2006年度からの新試験制度への移行に伴い、法的思考型(理解型)問題への質的変化も現れ、確実に難易度は上昇傾向にあります。知識的な部分では決して難解なことが問われているわけではありませんが、出題の方法によっては難易度が大幅に上がってしまう問題も多々あり、法理論に対する本質的な理解を深めていくことや、それを基にした出題に対して独学で対応していくことには限界があるといえます。また、独学では「勉強量」を増やすことは出来ても、「勉強の質」を高めていくことは容易なことではないでしょう。37年以上にわたって行政書士試験の合格者を輩出してきたLECには、その限界を超えるための実績とノウハウがあるのです。
だからLECが選ばれる
合格率53.8%は業界最高峰
令和3年度行政書士のLEC受講生(※)の合格率は53.8%!
一般合格率は11.18%ですので、約5倍の合格率を誇ります。
LECが37年間の行政書士受験指導の中で培ってきたノウハウを詰め込み、考え抜いたカリキュラムを最後まで受講することで、合格の指標となる180点を取れる実力を身につけ合格をより確実なものに近づけることができます。
- ※2021年度パーフェクトコース・パーフェクトコースSP(合格に必要なインプット講義・演習・模試をパッケージ化した商品)を申し込まれた方のうち、コース内に含まれる模試3回全てを受験した方のうち、いずれか1回でも模試の得点が180点以上を超えた方を指します。
- ※上記合格率は、2022年3月1日時点のものです。
合格者の声
- パーフェクトコース出身 2021年度 一発合格者
天野 直樹さん -
他社も検討しましたが、LECのカリキュラムが法律初学者である自分にとって最適であったこと、何よりもテキストの内容が群を抜いて素晴らしかったことがLECにした決め手です。パーフェクトコース(通信DVD)を受講しましたが、講義DVD→復習用ドリル→テキスト見返し→過去問学習のインプット、アウトプットの反復で、自然と合格に必要な力がつくカリキュラム構成になっていました。
- パーフェクトコース出身 2021年度 一発合格者
林 浩二さん -
パーフェクトコースは、基幹科目である憲法・民法・行政法に多くの講義時間を割き、その他の科目はポイントを絞って出る可能性の高い論点に絞って学習できるメリハリのあるカリキュラムで構成されているので、短期合格を目指す自分にとっては最適でした。テキストについては白黒印刷の為、重要ワードを自分でチェックして色付けできるので、復習に大いに役立ちました
実績豊富な講師陣
LECでは受験指導のプロ講師を全国に配置しています。
長年の指導経験で培った知識・情報量・ノウハウを最大限に活かした臨場感溢れる講義で、あなたを合格へ導きます。
また通信(Web/DVD)講座でも、通学講義と同じクオリティの講義をご提供していますので始めて学習される方でも安心してご受講いただけます。初級コースに含まれる『合格講座』のWeb講義では「講師フレックス制」を導入しており、各科目2人の講師から自分に合った講師を自由に選んで講義を受講できます。
無理なく効率的に学べるオリジナル教材!
LEC行政書士講座で使用する「合格講座講義録」は2020年度行政書士試験出題問題のカバー率87.5%!
このメインテキストだけで、実際の試験で出題される問題のほとんどを網羅しており、合格に必要な知識習得を可能にします。
予算に合わせた講座ラインナップを用意
LECでは法律を初めて学習される方でも安心してご受講いただける講座を多数ご用意しています。ご希望の予算や、勉強に割ける時間、ライフスタイルに合わせてご自身に合った最適な講座をお選びいただけます。
低価格でLECの講座を受けられる!
とにかく低予算で学習を始めたい方におススメ!
スマホで行政書士合格講座
受講料 | (インプットのみ)33,380円(税込) (記述対策・過去問演習付き)45,000円(税込)〜 |
---|---|
講義時間 | 約60時間(1ユニット約15分) 記述対策・過去問演習付きだと約80時間 |
講座に含まれているもの ※(インプットのみ)は、インプット講義のみとなります。 ※答練セット、答練・模試セットのご用意もございます。 |
・S式インプット講義 ・S式過去問演習講座 ・S式記述対策講座 ・ファイナル模試 ・2000問WEB問題集 ・質問制度 |
教材 | PDFデータを提供 ※製本されたテキストも別途ご購入可能です。 |
受講形態 | 通信Webのみ |
こんな方に最適 | ・独学での学習に不安のある方 ・費用を抑えて資格予備校の講義を受講したい方 ・忙しくてまとまった学習時間を確保できない方 |
LEC行政書士講座といえばコレ!
費用と時間をかけてじっくり着実に学習したい方におススメ!
パーフェクトコース
受講料 | 245,000円(税込)〜 |
---|---|
講義時間 | 約200時間(全64回) |
講座に含まれているもの | ・インプット講義 ・答練 ・模試3回分 ・質問制度 |
教材 | テキスト、六法、問題集、過去問がオールインワン 全て毎年改訂対応した製本教材をご提供しますので、教材を追加購入する必要はありません。 |
受講形態 | ・通信Web ・通信DVD ・通学(Web又はDVDフォロー付) 通学を選択してもWeb又はDVDの講義を受講できます。また、一部通学講義のZoom配信も行っています。いずれも追加料金はかかりません。 |
こんな方に最適 | ・安心感のある大手資格予備校で学習したい方 ・法律の知識をじっくり着実に身につけたい方 ・自分で学習スケジュールを立てて勉強するのが苦手な方 |
行政書士へのスタートはココから!
この記事の監修者は
にとべ わたる 二藤部 渉 LEC専任講師
生年月日 | 1972年10月3日 |
---|---|
最終学歴 | 駒澤大学 法学部 法律学科 |
合格率2.89%だった平成15年行政書士試験に合格し、平成17年にとべ行政書士事務所を開業し、開業とほぼ同時にLEC行政書士講座の専任講師となる。技能実習制度に関わる業務を中心に展開しています。趣味はフットサル、ゴルフ、ゲーム、ガンプラ作成。パグ好きです。