2023年度合格
W・Yさんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

司法書士試験でLECにお世話になっていたところ、合格後に、予備試験の講座を紹介いただき、予備試験・司法試験にチャレンジしてみようと思いました。

LECを選んだ理由

確かな合格実績もあり、Web講義で提供される講座も、通学講座と遜色ないことは司法書士試験の時から知っていたので、迷いなく受講を決めることができました。また、入門講座出身者向けに提供されている合格サポート制度のおかがで、予備試験・司法試験共に、費用をかけずに対策を実施でき、大変助かりました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ（時間活用術）

器用ではないので特段コツというものはありませんが、自宅等で机に向かってしっかりと勉強することに加え、電車での移動時間等の空き時間も携帯やテキストで何らかの知識を得るといった、何でも良いから勉強する姿勢を継続することが重要だと思います。

受験勉強を通じて「失敗した」と思うこと

予備試験合格後、安心し切って、論文の起案練習をしばらくサボってしまったことです。論文式試験は、実際に書いてみないと対策とはならず、問題検討だけで済ましていると、途中答案（不合格）に直結してしまいます。私は、論文の起案練習を3月から行いましたが、仮に前年通り本試験が５月だった場合、今回の合格は厳しかったと思います。

LECの講座の良かった点

入門講座＆論文基礎力養成答練

入門講座で印象的だったのは、講師が理解を助けるために、様々な工夫をしてくれたところです。私が受講した田中クラスでは、多くの事項について、田中先生が労をいとわずに手書きをしながら丁寧に解説をしてくれたお陰で、復習段階でのテキストやレジュメの読み込みが格段に楽になりました。論文基礎力養成答練は、回数こそ少ないものの、各科目の論文試験の出題内容や解答を学ぶことで、自分と各科目の相性を把握できる所に利点があります。また、私は、答案構成と解説のみで受講を終えてしまいましたが、実際に論文を書いて添削を受ければ、論文試験における苦労は確実に減ると思います。

合格答案作成講座

合格答案作成講座は、全ての科目において、出題頻度（ランク）を問わず、論文試験の出題と解答を検討します。各講師とも、解答例で悪い点と良い点を丁寧に説明してくれたほか、実際に答案練習をした方が良い問題、答案構成で足りる問題を示してくれるので、学習がし易かったです。扱う問題数の多さに最初は戸惑いました。しかし、予備試験の開始から10年以上が経過しているとはいえ、過去問と同じような出題は中々出てきません。そのため、網羅的に論文試験の出題範囲を学習する意味で、この講座をいかに正しく消化できるかが重要だと思います。

矢島の論文完成講座

単に司法試験や予備試験の解説をしてくれる講座や予備校本は世の中に多くあると思いますが、その出題の趣旨や採点実感までを含めて、有用な情報を受験生に提供してくれるのは、矢島の論文完成講座くらいではないでしょうか。また、講義では司法試験の問題のみならず、予備試験の問題も扱います。両試験の試験委員が共通することが多いことを踏まえると、本講座は、一般的な司法試験の問題だけの解説講座よりも、より確実な試験対策ができるといえるのではないでしょうか。さらに、矢島先生の解説は、毎年解答例をブラッシュアップ（修正）いただいていることもあり、この点も、他の単純な過去問解説の講座とは異なっている印象です。

今後の抱負

すぐには司法修習には行かず、現在の仕事をしばらく続けるつもりです。運もあった今回の合格を無駄にしないよう、今までの学習で培った知識、勉強への姿勢を忘れず、少しでも仕事の質向上に繋げていきたいと思います。LECの講師、スタッフの皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。