2023年度合格
S・Mさんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

私は、高校を卒業しその後も勉強とは無縁の人生を送っていました。しかし、検察官という職業を知り司法試験を突破することを決意しました。検察官を目指したのは、冤罪事件を目にしこのようなことはあってはならないと思ったことと少年事件に関わりたいと思ったからです。現在の制度では司法試験を受けるには、原則大学に入って法科大学院に入ることが必須となることを知った私は、大学に入り大学院に入ることを決めました。長い時間がかかりましたが、2023年の司法試験に合格することができました。

LECを選んだ理由

以前、知人が矢島先生の講座を受講していました。そのときに矢島先生のテキストを見せてもらい、とても分かりやすく、やることが明確になっていると感じたことがきっかけです。また、講座の料金も他の予備校と比べて安かったことは選ぶ理由の1つでした。試験本番の1年前から予備校を利用しようと思っていた私は、自分で勉強計画を立てるのが苦手だったことから、やるべきことが明確になっている矢島先生の講座1択でした。今ではあのとき知人が矢島先生の講座を受講していたことに感謝です。

仕事や学業、家庭との両立のコツ（時間活用術）

私は家では誘惑が多く勉強できないため、法科大学院の自習室で主に勉強していました。自習室にはなるべく勉強に関係の無い物は持ち込まず、勉強に集中できる環境を心がけていました。そのおかげで集中力の無い自分でも、自習室にいるときは勉強することができました。直前期は時間管理に気をつけていました。時間を決めないとしたい勉強を好きなだけしてしまうので、何時から2時間は短答、論文書いて復習して3時間、インプットは何時間でテキストを全科目回すなど決めて勉強していました。

受験勉強を通じて「失敗した」と思うこと

私はとにかく知識の偏りが酷かったです。原因は明確で、ずっと完璧主義の面がありました。基本書を開けば最初から読みたい、細かいところも気になってしまい先に進まないなどしていました。そういうことをしていると、本来終わらせなければならない日までに目標点まで到達できず、受験するにあたって致命的な弱点となっていました。また、問題文を読み違えるという点もありました。これは、日本語をきちんと読まず何となくあの論点だろうな?などと自分の知識に引き寄せて読んでいたことが原因だと思います。

受験勉強を通じて「成功した」と思うこと

まずは知識の偏りについては、矢島先生の講座を受講することで克服できました。それは矢島先生のテキストは重要なものとそうでないものが矢島先生によってマーク付けされており、勉強の優先順位が明確になっていたからです。そのマークに従って勉強を進めるとおのずと膨大な量に見えるテキストも読み終えることができました。問題文の読み違えは自信の無さと冷静に問題文を読まないことが原因だと思いました。そこで、矢島先生のテキストで正確な知識をつけて、とにかく落ち着いて問題文を読むクセをつけることで克服することができました。

LECの講座の良かった点

矢島の速修インプット講座

矢島の速修インプット講座では、司法試験合格に必要な知識を網羅的に学習することができます。私は、知識として何が重要か否かの判断が自分ではできませんでしたが、この講座では重要な部分でまずは抑えるべきところと余裕があったら抑えるところがマークによって一目瞭然でした。そのため、司法試験での膨大な量の勉強の中でまずは重要なところの幹を抑えることを心がけ、2週目3週目のときには枝葉の部分を読むようにしていました。これによりやるべきことが明確になったと思います。

矢島の論文完成講座

矢島の速修インプット講座で確立した知識を元に、司法試験及び予備試験の過去問を題材に論文の考え方を教えてもらいました。出題趣旨や採点実感にも漏れなく触れて解説してもらえたので、出題者が何を求めどのような答案が評価されているのかを自分では読み取れない深さまで教えてもらいました。実際に矢島先生の作成した答案も配っていただけるので、自分では乗り越え方が分からない論理も参考になりました。過去問の分析は受験生にとって避けては通れないものなので、1人ではできない分析をすることができました。

矢島のスピードチェック講座

矢島のスピードチェック講座では、速修インプット講座でもらったテキストをさらに凝縮させたテキストがもらえます。スピードチェック講座は本番直前期に行われる為、直前期に何をしていいか分からない人にはうってつけだと思います。実際に私は本番前の2週間は、インプットの確認はスピードチェックのテキストのみに絞ってやっていました。こちらも速修インプット講座のテキスト同様に重要なもの覚えるべきものがマークされており、これに従い直前期であっても落ち着いて勉強することができました。

矢島の最新過去問＆ヤマ当て講座

矢島の最新過去問&ヤマ当て講座では、直前期に最新の過去問分析と矢島先生が独自にヤマを張った分野の解説をしてもらえます。実際、2023年の司法試験では矢島先生がヤマ当てとして選んだ分野から多くの出題があり、直前期にはスピードチェックと合わせてヤマ当てを読んでいた私は非常に助かりました。私は、超上位合格者以外はこの試験は最終的には運だと思っていますが、この講座を受講したことで自分は運を引き寄せたと思っています。矢島先生のヤマ当ての精度の高さには本当に驚きました。

今後の抱負

私は、検察官になることを志して法律の世界に入りました。もっとも、勉強生活の中で少年の更生に携わりたい、選択科目で勉強した労働事件をやりたい、という思いも芽生えてきました。私の場合、合格するのに時間もだいぶかかったので年齢的に検察官は難しいのでは、という部分もあります。これからどのような仕事をするにしろ、私はこの合格という事実を得るまでに多くの人に支えられてきました。そのことに対する感謝を忘れずに、受かったのは当たり前ではないことを肝に銘じていきたいと思います。