LECのおかげで夢が叶いました!
M・K さん
年齢 | 40歳 |
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大学 | 筑波大学(社会学部)卒業 |
受験資格 | 予備試験合格 |
予備試験合格時 | 民間で働く社会人(アルバイト含む) |
LEC受講歴 |
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※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
公務員として数年働くうちに裁量のない仕事内容に物足りなさを感じていました。また、人生100年時代と言われているのに、当時の公務員の定年年齢は60歳とされていたので将来に不安を持つようになりました。そこで、職務内容とも関係があった法律の仕事をしてみたいと思い、働きながらLECの入門講座を受講し始めました。大学時代の親友がロースクール進学後、司法試験に合格し弁護士として活躍していたことも法曹を志望するきっかけとなりました。
LECを選んだ理由
上記した親友がLECの講座を受講して見事司法試験に合格したと聞いたのが理由になります。LECは講座が充実しており、長年にわたって司法試験を研究しているためノウハウが蓄積されており学習効果が高いと絶賛しているのを聞いて、複数ある司法試験予備校の中からLECを選びました。実際に自分が受講してみて、この選択は間違ってなかったと思います。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
私はロースクール卒業後に司法試験を受験していましたが失権し、アルバイトをしながら予備試験を受験し、予備試験合格後は司法試験を受験しました。このため、時間の調節はフルタイムの正社員で働く方に比べて容易でした。試験までまだ時間がある期間はシフトを増やし、直前期はシフトを減らすというような対応を取れたことは不幸中の幸いでした。このような私が時間活用術を語るのはおこがましいのですが、強いて言えば「メリハリをつけること」が大事なんじゃないかなと思います。集中すべき時にどれだけ集中して勉強できるかが大切だと思います。
受験勉強を通じて「失敗した」と思うこと
失敗したこととしては、インプットの時間を多く取りすぎて過去問に着手するのが遅くなったことが挙げられます。司法試験は短答式試験で3科目、論文式試験で8科目が課せられるので非常に試験範囲が膨大です。このため、インプットを重視する人はかなり多いと思います。私もそのうちの一人で、予備試験に合格後もまだ自分はインプットが不十分だなと感じており、司法試験の勉強を開始して最初の方は勉強時間のほとんどをインプットの時間に充てていました。このような勉強をしてしまうと、短答式試験にはなんとか対応できるのですが、司法試験の天王山である論文式試験に全く対応することはできません。結局、これに気づいて途中から論文対策中心の勉強にシフトするのですが、当初から論文対策の勉強をしておけばよかったと思います。
受験勉強を通じて「成功した」と思うこと
成功したこととしては、上記の失敗点に気づいて、アウトプットの時間を多くしたことです。特に「矢島の論文完成講座」をペースメーカーにして司法試験の論文過去問を直近のものから順に起案していったのがかなり合格に寄与したと思います。司法試験の合格には過去問の起案が必須だと思います。しかし、独学で過去問を起案していくのは私にはかなりハードルが高かったです。このため、上記講座を全て消化することを目標に、「過去問の起案→講座の受講→復習」というサイクルを何の苦も無く行えたことは論文対策としてかなり良かったと思います。このように過去問を中心としたアウトプットを重視したことは一番の成功したポイントだったと思います。
LECの講座の良かった点
入門講座&論文基礎力養成答練
入門講座は初学者が法律を体系的に学ぶことができ、法的素養を伸ばすために必須だと思います。司法試験の試験範囲は膨大なので、独学でマスターすることは非常に困難です。このため、既に法律をマスターされている先生に講義で教わる方が効率的です。また、先生に全科目を教わることができるので、法律を体系的かつ横断的に理解することができます。入門講座の受講は合格への近道だと思います。
矢島の速修インプット講座
矢島先生の本講座はかなりおすすめです。まず、テキストがかなり充実しています。最新の判例や学説の動向が掲載されている上、司法試験の出題趣旨・採点実感も詳細に掲載されており、論文対策をかなり意識して作られています。司法試験の出題趣旨・採点実感をこれほど詳細に掲載しているテキストは本講座だけだと思います。次に、矢島先生は良質な講義を受験生に提供するため判例や学説の最新の動向を常にチェックされています。直近の判例や学者の論文をテキストに盛り込んだり補講を実施するなど、最新の判例や学説の情報を受験生に提供している点もかなり良かったです。
矢島の論文完成講座
本講座は司法試験の直近の過去問から順に検討していくスタイルなので、今の司法試験に求められる能力がいかなるものかを短期間で把握でき、効率よく論文対策ができるように設計されています。また、テキストでは司法試験の出題趣旨・採点実感を単に掲載するのではなく、先生が重要だと思う箇所に線引きをするなどメリハリをつけて読み込むことができます。このため、試験委員が求める答案の形を効率的に把握することができ、本番でも試験委員がどのような答案を書いてほしいかを考えながら受験することができました。本講座で扱われる問題を全て起案して授業に臨み復習をすれば、合格水準に到達できると思います。
矢島のスピードチェック講座
本講座を直前期に受講し、テキストを何周も読み込みました。基本的な論証や判例の定義などが1冊によくまとめられており、直前期にすごく重宝しました。試験会場にも持参しました。
矢島の最新過去問&ヤマ当て講座
本講座により最新の過去問を検討し、今の司法試験において試験委員が何を求めているのかを把握することができました。また、ヤマ当て講座のテキストの中からたくさんヤマが当たっており、本番ではかなり助かりました。
選択科目総整理講座(労働法)
本講座は「矢島の速修インプット講座」と「矢島の論文完成講座」の労働法バージョンで、インプットとアウトプットを合わせてできるので非常にコスパが良かったと思います。テキストも出題趣旨・採点実感が詳細に掲載されており、論文対策を意識して作られています。このテキストを読み込むことで労働法の理解が深まったと思います。
矢島のスピードチェック労働法
本講座は「矢島のスピードチェック講座」の労働法バージョンで、直前期に労働法の基本知識と論証を短時間で総ざらいすることができました。テキストもコンパクトにまとめられており、直前期にすごく重宝しました。試験会場にも持参しました。
今後の抱負
今後は司法修習を経て、念願だった法曹として働くことになります。長かった受験生活で色々な経験をしました。悔しい経験やつらい経験がほとんどなのですが、これを糧として今後も努力を続けていきたいと思います。念願の夢だった司法試験合格を叶えたことを誇りに思いつつ、謙虚に、感謝の気持ちを忘れず、社会に貢献できる法曹となれるよう、これからも一生懸命に努力していこうと思っています。