0570-064-464

0570-064-464

menu

資料請求

資格取得・通信教育

受講相談 online
0570-064-464

0570-064-464

平日 9:30〜20:00 | 土祝 10:00〜19:00 | 日 10:00〜18:00

2023年度合格
K・Kさんの合格体験記

合格者

予備試験合格からの司法試験受験

K・K さん

年齢 40歳
大学 日本大学(法学部)卒業
受験資格 予備試験合格
予備試験合格時 その他
LEC受講歴
  • 入門講座が含まれるコース(入門講座・論文基礎力養成答練等)、短答論文フルコース

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

私は元々法科大学院に入学・卒業し司法試験を受験したのですが、いわゆる三振となってしまい、その後働きながら司法書士試験を受験・合格し、その後は司法書士として働いていました。しかし、やはりより直接的に法律に関わる仕事をしたいと考え、予備試験の受験を決めました。

LECを選んだ理由

LECを選んだのは司法書士試験合格者向けの基礎コースがあり、比較的安価に基礎の復習ができたためです。私は一応法科大学院を卒業していたので司法試験に関する最低限の知識はあったのですが、司法書士試験受験及びその後の司法書士業務により数年に渡り司法試験の世界から離れていたため、その間に新たにでてきた判例や法改正に対応するためこの基礎コースを受講しました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

予備試験の受験を決意した時、私はとある司法書士事務所に勤務していました。そこでの業務はやはり相当に多忙であったため平日はあまり勉強時間をとることができませんでした。しかし、たとえ30分でも1時間でも必ず毎日勉強することを意識していました。幸い土日祝日は基本的に休みの事務所でしたので、それらの日はできる限り勉強に費やしました。その後、司法書士として独立したのですが、それ以降はある程度時間の調整が可能になりました。しかし、それでも忙しかったので、早朝や深夜等の隙間時間をできる限り無駄にせず活用することを意識していました。予備試験合格後はより司法書士としての業務が多忙になり勉強時間の確保が困難でした。

受験勉強を通じて「失敗した」と思うこと

令和に入ってからの予備試験合格者の司法試験合格率は約90パーセントであり私が受験した年の前年である令和4年に至っては97パーセントほどでした。そのため、予備試験合格後私はこれは司法試験にも合格できると悪い意味で自信を持ってしまいました。さらに、司法書士の業務がより多忙になったこと、私の住む地域でのLECが論文パーフェクト答練の会場を設けていなかったこともあり、答練を受けることをしませんでした。これは本当に大失敗でした。予備試験に合格した時点で司法試験合格に必要な知識を有していたことは個人的にですが間違いないと思っています。しかし、司法試験で重要なのは知識量ではなく論理的かつ明確な論文答案を制限時間内に作成することです。そして、司法試験は予備試験と比べ問題文が長いことからそれを素早く読み内容を把握する力も必要となります。これらを身につけるには答練を受けることが極めて有用であるにもかかわらず私はそれを怠ってしまいました。繰り返しますがこれは本当に大失敗でした。

受験勉強を通じて「成功した」と思うこと

成功したことは全国公開模試を受けたことです。私の住む地域のLECも全国公開模試に関しては会場での受験を実施してくれており、答練を受けていないことに若干の不安を感じていた私はこれを受講しました。そして自分が司法試験論文試験について全く合格レベルに達していないことを思い知りました。これは模試の成績が良かった悪かったというはなし以前の問題で、単純に試験時間中に事実の把握・理解に信じられないほど時間がかかり十分に答案が書けなかったということです。私は予備試験論文試験受験日からこの模試の日まで一度も本番と同様の状況下で答案を書くことをしていませんでした。もちろん、司法試験の過去問を検討し自身で答案を作成するなどはしていましたが、制限時間の中で六法以外何もみることなく答案を書く訓練は一切行っていませんでした。その結果、司法試験論文試験に対する対応力が十分に鍛えられておらず、さらには予備試験受験時には確かにあった論文を「書く力」も衰えていました。このままでは司法試験に落ちると確信した私は、模試終了の直後から(正確には模試の中休みから)本番と同様の状況下で答案を書く訓練を行いました。この時点で司法試験本番まであまり期間もなくまた当然司法書士としての業務もありましたのでかなり焦り精神的に苦しかったです。結果的に司法試験には何とか合格することができましたが、仮に全国公開模試を受けず自分の現状を正しく認識できていなければおそらく落ちていたと思います。模試を受けて良かったと安堵するとともにきちんと週に一度答練を受けていればこのように直前で焦ることはなかったのにと考えると後悔が大きいです。ロースクール生の方はもちろん予備試験合格者の方も答練は非常に重要ですのでできる限り受けるべきだと思います。

LECの講座の良かった点

論文パーフェクト答練 または 全国公開模試

LECの基礎講座等の受講歴のある予備試験合格者は一定の条件を充たせば司法試験に関する基礎講座、論文及び短答パーフェクト答練、全国公開模試など様々な講座を無料で受講することができます。私は全国公開模試以外を利用せずもったいないことをしましたが、来年度以降の受験生の皆さんはこれらの特典を有効活用し余裕をもって司法試験に臨んで頂きたいと思います。また模試では短答試験までしっかり受けるべきです。私が模試を受けた際、最終日の短答試験には参加しなかった受講生がいました。短答に自信があってのことかもしれませんが、ご存じの通り短答で足切りとなると論文は採点すらされません。択一の合格率はここ最近80パーセントほどと高いものの絶対に落とすことのできない試験ですから少なくとも模試を受けることで一度経験しておくべきです。3日間の論文試験は非常に厳しいものであり想像以上に疲弊します。私も3日目が終わり帰宅した後、あまりの疲労から結局その日は短答の勉強ができませんでした。司法試験本番直前に短答の勉強をすることは精神的に困難と思われますからせめてきちんと模試を受けることで対策をしておくべきです。また理想をいえば試験の直前の休憩時間に見直せる程度にまとめた確認レジュメのようなものを用意しておくと良いと思います。

今後の抱負

本当にひやひやしながらの司法試験受験でしたが何とか合格することができ遅ればせながらスタート地点に立つことができました。これまで学んだことを活かしながら司法修習、二回試験を突破し、弁護士としての職務に励みたいと思います。

PAGE TOP