トイレの壁に貼った事業譲渡の定義
松井 浩一郎 さん
| 年齢 | 27歳 |
|---|---|
| 大学 | ニューヨーク大学 卒業 |
| 法科大学院 | 東京大学法科大学院 未修 |
| 受験資格 | 法科大学院修了 |
| LEC受講歴 |
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※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
憲法は法であるが法律ではない。この概念を知ったとき、私は大きな衝撃を受けました。法曹を目指す契機となった瞬間です。もともと政治に興味があったため、法について学習する機会はそれまでも多々ありましたが、表面的な理解をしているにすぎませんでした。そもそも民主政治の根幹には憲法と法律があり、政治を勉強するには、法を勉強することが欠かせないと感じました。そのため、大学卒業後は、法科大学院に進学し、法曹を目指すべく勉強することにしました。
LECを選んだ理由
私と矢島先生との出会いは、一冊の本にあります。10月上旬、たまたま東京駅の書店で「択一六法」（LEC東京リーガルマインド編著）を手にとりました。そして、本の最後のページに矢島先生の講座の紹介があり、不思議とそれを見た時、この講座をとるしかないと思ったことを鮮明に覚えています。それから、矢島先生の論文完成講座を受講させて頂くことになり、LECの水道橋校に通い始めました。正直に申しますと、LECを選んだ理由は矢島先生の講座であり、他の予備校と比較しLECを選んだということもありません。
仕事や学業、家庭との両立のコツ（時間活用術）
私の場合、仕事や学業、家庭との両立を考える必要がない立場にありました。受験勉強のみに集中することができるという環境下に身を置けたことは、恵まれたことであり、両親に感謝しています。そのため、この点を私の経験から語ることはできないません。しかし、私の周りでは、仕事をしながら、また家庭を持ちながら合格された方はたくさんいます。そして、彼（女）らが口を揃えて言うことは、両立しなければいけない環境にあったからこそ、受験勉強に向き合う時間は効率よく集中することができたと言っていました。いずれにせよ、細切れ時間を活用することは大切であると感じます。たとえば、私も、トイレに座る時間や電車での移動時間を暗記などにあてていました。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
「失敗したこと」は、行政法の取り組み方です。行政法は、とにかく過去問を何回もこなし、その特殊な問題文に慣れることが大切に思われます。私が、最後まで消化し切ることができなかった点であり、猛省をしています。「成功したこと」は、矢島先生に出会えたことであり、司法試験の勉強の仕方を教わったことです。とりわけ、出題趣旨や採点実感の読み込みは、どのような答案が求められているかということを知る上で、必要不可欠な作業であり、この作業が過去問に向き合う姿勢も良い方向に変えてくれました。そして、タイトルにもあるように、重要な論証や定義を、常に目につく場所に貼り付けて、必死に暗記したことで、本番当日、スムーズに手を動かすことができました。
LECの講座の良かった点
矢島の論文完成講座
私が、司法試験までの半年間、真剣に向き合った主な講座です。この講座においては、法務省が公表する出題趣旨と採点実感を基に、答案作成上、やった方が良いこと、やってはいけないことを、矢島先生が詳しく解説してくださいます。多くの受験生は、この作法を重要視していないように感じます。しかし、この勉強方法こそが、司法試験で良い評価を得るためには欠かせないことであると今は痛感しています。そして、司法試験は試験であるので、過去問が最も大切なツールであり、過去問を攻略することが一番の近道です。論文完成講座は、その近道をさらに近くする効率的なものであると実感しました。
矢島のスピードチェック講座
矢島のスピードチェック講座は、基本7科目の重要なポイントを数時間に凝縮したものです。私は、スピチェを受講した際、今まで勉強してきた法律が全て繋がったという感覚に陥りました。非常に効率良くまとまった講座の一つであり、テキストの使いやすさも群を抜いています。各科目の重要な論点が集約されているので、私は、手を広げず、スピチェのテキストをボロボロになるまで読み込みました。本番当日、試験会場にもスピチェのテキストを持ち込み、直前まで読み込みました。心が落ち着く御守りであります。
矢島の最新過去問＆ヤマ当て講座
とにかく驚異の的中率です。とりわけ令和４年の司法試験の山は、ほぼ全ての科目で的中しており、正直なところ、私はこの講座によってかなり救われました。私は、山あての箇所をスピチェにマークをする形で一元化していました。そのため、直前期、スピチェを読むにあたっては、山あて箇所を重点的に読み込むようにしていました。矢島先生によって導き出された方程式は、決して偶然ではなく、研究に研究を重ねた賜物であると思います。
全国公開模試
LECの全国公開模試は、12月の時点で受験をすることができます。早い段階で、自分がどれだけできていないかを明らかにすることは、とても重要なことであり、自分を見つめ直すきっかけにもなります。そのため、LECの全国公開模試は、その後の受験勉強に良いリズムを与えるものになり、とても有益です。
今後の抱負
法律家は、時として社会に大きな影響を及ぼし、時として人の命に関わり、時として人を救う、そのような重大な任務を背負った職業であると思います。そのため、常に緊張感を持って、一所懸命に仕事をさせて頂きたいです。また、どんな分野を専門にするにせよ、チャレンジする精神を忘れないでいたいです。そして、勉強に対しては、貪欲な姿勢を持ち続けたい。最後になるが、私が司法試験に合格することができたのは、矢島先生のおかげであり、LECのおかげです。感謝を記して筆を置きたい。
