2022年度合格
K・Kさんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

私が法曹を目指したきっかけは、犯罪を予防し、犯罪に遭った被害者を救いたいと思ったからです。私は、学生時代に性犯罪に巻き込まれたことがあります。私の友人や、家族も、一度は性犯罪の被害に遭ったことがある人が多いです。そのような状況を目の当たりにし、検察官になって犯罪者には適正な処分を受けさせ、治安の維持、被害者の保護に資するような活動がしたいと思いました。そのような理由で、私は法曹を目指そうと思いました。

LECを選んだ理由

私がLECを選んだ理由は2つあります。一つ目は、全国公開模試の値段が安かったからです。他の予備校は、公開模試の値段が5万円ほどする中、LECは2万円ほどで受けることができました。半額以下というのは、経済的に苦しい状況にある私にとって本当に助けとなりました。二つ目は、全国公開模試の開催時期が12月だったからです。他の予備校は、2月、3月、4月というようなスケジュールしかなかったのに対し、LECは時期の早い12月にも開催しており、その時点で一度模試を受けてみたかった私にとって大変ありがたい機会となりました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ（時間活用術）

私は仕事をしておらず、扶養家族もいなかったため、ロースクールの学業との両立について述べさせていただきます。ロースクールの授業は、予習復習が大変で、すべてが司法試験につながるものではなかったため、司法試験に必要なことであるか、そうでないかを常に意識していました。そして、司法試験には直接必要ないものについては、予習は30分、復習は試験前のみ、という風にしていました。また、試験科目であっても、予習に時間をかけすぎるのは効率的でないため、こちらも予習は1時間までと決めていました。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

「失敗した」と思うことは、論証を暗記する時間が圧倒的に少なかった点です。こんな量をすべて暗記するなんてできるわけないと心のどこかで思っていたことから、暗記の作業を怠っていました。どうしても暗記の時間は必要だということから逃げていては、いつまでも合格できません。また、短答について、毎日決めた量をこなさない甘えがあり、最後までに途中までしか終わらなかった憲法は、点数が伸び悩んだためきちんとやっておくんだったと思いました。「成功した」と思うことは、直前期に、論証の暗記の時間をたくさんとったことです。今まで覚えていなかった部分も、そこで覚えていたことで、本番助かったと思う箇所がいくつもありました。

LECの講座の良かった点

全国公開模試

私は全国公開模試を受講しました。他の予備校は、2月、3月、4月にしか公開模試を実施していないところ、LECの全国公開模試は12月にも実施されており、直前期よりも前に自分の実力を確認するのにとてもよい講座でした。添削もとても丁寧で、自分の答案の何が悪いのか、どういう書き方に変えた方がよいのかがわかりやすく、その後の勉強方法の軌道修正にもつながりました。また、他の予備校と比べて価格も大変安かった点も経済的にとても助かり、良かった点だと思います。

今後の抱負

世の中には大変な想いをしている人がたくさんいることを忘れず、人々の役に立てるような行いをしたいです。特に、法曹を志したきっかけやそのために頑張ってきたことを忘れず、検察官を目指し、司法修習をはじめ、今後も自分の夢のために精進してまいりたいです。そして、検察官になれた際には、人権に配慮しつつ、被告人への適切な処分を求め、治安維持に貢献し、犯罪被害に苦しむ被害者を一人でも減らすことができればと思います。