2022年度合格
I・Rさんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

変わりゆく政治経済環境の中で、安定した企業活動を実現し、人々の生活を守るための国際企業法務に携わりたいです。文面上は日本と似たような法整備が行われている場合も、法の解釈や実務の運用は国によって大きく異なるため、国ごとの独自事情を踏まえて適切なリーガルアドバイスを提供できる法曹がいることが企業の海外進出に不可欠です。私もその一端を担うことで、グローバリゼーションを推進しつつ、弊害を最小限に留めるという地球規模の課題に自分なりに取り組みたいと思います。

LECを選んだ理由

学習開始時から1年合格を目指していましたが、田中先生の1年合格コースは2年分の講座を圧縮するような形式ではなく、独自のコース編成で合格に向けて効率化されたプログラムなので、1年合格には最適だと思いました。田中先生が予備試験合格者であり、ご自身の経験をベースに教えていただけることにも説得力を感じました。予備試験合格後も司法試験に向けて無料の『合格サポート制度』が組まれており、司法試験に特化した教材や講座もいただけたため、追加の出費なく最終合格することができました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ（時間活用術）

講義は、先生との双方向のやりとりがある論文指導を除き、基本的にオンラインで倍速で見ていました。リアルタイムで出席したかった時はどこでも受講できるZoom配信がとても便利でした。また、基本的に予習・復習はせず、講義の時間内に完璧に理解することを目標としていました。「予習・復習をしないと忘れるのでは？」と思うかもしれませんが、1年合格専用コースではほぼ毎日授業があった上、入門講座・合格答案作成講座・論文指導などが全て田中先生の一貫指導により行われ、内容を連動させた上で実施されるため、それらに出席して取り組むことで内容の実質的な復習になりました。以上を実践した結果、最終的には全講義を見終わることができ、大学の成績も落とさずに司法試験最終合格まで至ることが出来ました。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗したこと：振り返ると大きな失敗は無いのですが、リスキーな場面は何個かありました。一番大きいのは、予備試験学習開始時に必要な学習時間を見誤り、初期に怠けてしまい講座に大幅な遅れをとってしまったことでした。しかし、その時も田中先生が私の進捗具合を把握した上で適切なアドバイスをくださったおかげで何とか学習の軌道を戻すことができました。また、予備試験後・司法試験前は一度も答案をフルで起案しませんでした。本番で途中答案は一つもなかったので良かったのですが、司法試験に向けたモチベーション維持が難しかったです。
成功したこと：とにかく効率よく、大学・私生活とのバランスも取りながら最短で合格できたことです。私は一年合格専用コースのカリキュラムに忠実に従っていたに過ぎませんが、田中先生の要点を押さえた講義を受講できたおかげで無駄な時間を過ごさずにすみました。司法試験は合格まで最短で2年、平均して更に長くかかる点で通常は受験コストの非常に高い試験であることを踏まえると、「万年受験生」のようにならず最短で合格できたことは本当に良かったです。また、LECの1年合格キャッシュバック制度のおかげで金銭的負担もほぼ0に抑えることができました。短期決戦のつもりで取り組む人には、LECは心からオススメできます。

LECの講座の良かった点

入門講座＆論文基礎力養成答練

田中先生の予備試験１年合格専用コースを受講しました。入門講座の良かった点は、予備試験合格に必要な事項に内容が絞られていて、メリハリがあったことです。そして、臨場感のある講義で、飽きることなく受講できました。この入門講座だけで、司法試験まで対応できる内容でした。特に田中クラスの秘密兵器とも言える「最重要項目チェックシート」は必要な事項が端的にまとまっており、試験開始10秒前まで見ていたほどです。

合格答案作成講座

短めの事例問題に対して答案構成をひたすら練る合格答案作成講座が論文対策に一番役立ったと感じます。事例問題がまとまっている教材自体はそれほど分厚いものではありませんが、予備試験で出題されるほぼ全ての分野に対応しているため、「この１冊を全て理解できれば十分」という安心感を得ることができます。私の論文対策の８割は合格答案作成講座の問題を繰り返し解くことでした。田中先生はシンプルな言葉遣いで思考過程を整理して説明してくださるため、ただ結果を暗記するのではなく、再現性のある学習をすることが出来ました。

今後の抱負

司法試験最終合格は大学入学以来の大きな目標の一つだったので、最短で合格できてとても嬉しいです。修習・就職までまだ時間があるので、大学生という恵まれた立場を活かして学びに真剣に向き合いたいです。そして、晴れて法曹になることができた暁には、より公正で豊かな社会の実現のために尽力したいと思います。司法試験最終合格まで支えていただいた田中先生・スタッフの皆様に感謝申し上げます。