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2019年度合格
S・Hさんの合格体験記

合格者

良質な講義と充実したフォロー、
サポート体制のあるLECのおかげで一回で合格できました。

S・H さん

年齢 47歳
大学 一橋大学(法学部)卒業
受験資格 予備試験合格
予備試験合格時 民間で働く社会人(アルバイト含む)
LEC受講歴
  • 入門講座が含まれるコース(入門講座・論文基礎力養成答練等)
  • 司法試験対策講座(矢島の論文完成講座、選択科目総整理講座等)
  • 矢島ゼミ

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

大学も法学部であり、いつか法曹の資格を得たいと考えながらも、なかなか本格的に勉強するに至りませんでしたが、改めて法律の専門家としての知識、スキルを身に付け、自己の能力向上に役立てたいと考えて受験することにしました。今後は、企業内における法律専門家として、企業法務に従事していきたいと考えています。

LECを選んだ理由

LECは伝統ある予備校であり、私が学生時代(約30年前)から「司法試験といえばLEC」というのが私の中で当たり前になっていたので、他の予備校を検討することなく、LECを選びました。予備試験受験時からLECの講義を受講させていただき、大変スマートな講義のおかげで合格できたのに加え、予備試験合格者に対する充実したフォロー、サポートがあったおかげで司法試験も一回で合格できました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

私は、週5日、9時から18時まで勤務するサラリーマンです。したがって、勉強時間に使えるのは、平日の朝、通勤時間、帰宅後、そして土日、休日の終日となります。予備試験合格後の勉強方法は、大きく分けて、記憶の固定化のための復習、過去問の繰り返しの2つでした。記憶の固定化のため復習の具体的内容は、自分なりのレジュメを作成して、繰り返し復習することと論証集を暗証することです。これだけで大体2時間かかりますが、これを朝起きた後と通勤時間中に行いました。また通勤時間には、過去に聞いた講義をスマホにダウンロードした音声を聞いたりもしていました。そして、帰宅後と土日、休日の終日は、過去問を繰り返しました。2時間の時間を測りながら、時間内に書ききれるように実際に答案用紙に書いたあと、解説を読んで、最後に矢島先生の講義を聞きました。これを過去10年分、概ね3回行いました。予備試験時代も似たような勉強方法でしたが、これで予備試験も司法試験も合格できましたので、諦めずにやれば仕事と両立して合格することができると思います。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

合格するためにまず大事なのは、基本となる定義、論証は即座に正確に吐き出せる状態を試験前に完成させて、問題文から要求される定義、論証を記憶から引き出し、完璧に書けるようにすることだと思います。こうした部分は勉強している他の受験生もできますので、まずはここで振り落とされないようにし、また、書けない受験生も当然いると思うので、相対的に浮上することにもつながると思います。その上で、問題文に出てくる事情は、論証パターンの事案とは異なり、かつ、考えたこともないよう事案であり、さらに複雑で応用的というのが通常だと思うので、基本論証を書ききったら、あとは、問題文に出ている事情をなるべく多く拾ってきて、評価の上当てはめて結論を導くことですが、要は現場で必死にあきらめないことです。そのためには、基本知識、論証をひたすら一定のレベルに維持できるよう自分なりに復習、トレーニングを繰り返しながら、あとは、応用問題への対応の訓練は、過去問を繰り返し解くことが近道だと考えます。誰でも知っている定義、論証を正確に書けるようにしておいたことが結果として合格につながったと考えています。

LECの講座の良かった点

矢島の論文完成講座

矢島の論文完成講座を受講するまでは、予備試験の勉強しかしていませんでしたので、司法試験の論文の問題の実物を見たのはここが最初でした。講座は、本編の方で平成24年から最新の平成30年までの過去7年分の選択科目を除く全科目が網羅されており、補強問題集の方でも21年、22年、23年の問題は収録されていること多かったので、概ね10年程度の過去問の講義を聴くことができました。最初に問題文を読んだときは、正直相当手ごわく感じ、自分の手におえるのか不安でしたが、まずは、一通り講義を聴くことを優先しようと思い、講義を聴く前に問題文を読んで答案構成をした上で、講義を聴きました。1か年分の講義時間が概ね1.5時間程度と充実しているうえ、矢島先生の講義は非常にわかりやすい言葉で明快に解説いただくものであり、その問題では何が聞かれていて、どのように回答を作成すればよいのか、丁寧に説明いただきました。この問題なら、ここで深堀して頑張れば、他に差をつけることができ、合格答案になるなど具体的な指導をしていただきました。一通りすべての過去問の講義を聞いたのちは、1問ずつ答案用紙に自分の手で書いて、そのあと解説を読み、そして講義を再度聞きました。これを全科目3周ほど行ったと思います。自分の手で書いて、解説を読んで、講義を聴くと5時間以上はかかるので、1日に多くて2問しかできませんので、受験期間中は、基礎的な記憶固定作業以外は、過去問の繰り返しを行っていました。矢島の論文完成講義で、良質な講義をしていただくことができ、これを繰り返したことが、司法試験の勉強を始めて8か月で合格できた最大の要因であると自分では認識しています。

矢島の最新過去問&ヤマ当て講座

矢島先生のヤマ当て講座で取り扱われた、錯誤無効(民法)、新株予約権の差し止め請求(会社法)、無効等確認訴訟(行政法)もドンピシャであり、矢島先生の鋭い分析能力には感服いたすととともに、これを事前に改めて勉強しておいたことが点数につながったことは間違いないと考えています。

矢島ゼミ

矢島ゼミは、少人数制のゼミで、先生とも非常に近い距離間でゼミは進んでいき、時折当てられて答えることもありましたので、よい緊張感がありました。ゼミの内容は、今年度の試験に向けて必要と思われる論点について、その場で答案作成をして解説を受けるなど実践的な指導を受けることができました。添削は本当に丁寧に行っていただいたと同時に、シビアに採点していただきましたので、私はいきなり「F答案」をいただいてしまいましたが、先生からこれも「受かって欲しいという気持ちからだから」と言われ、これではいかんと思い、さらに気合を入れた思い出があります。その中で、毎回先生からここは今年出る可能性があるという論点を指導いただけましたが、刑法の2問目であった「事後強盗の暴行にのみ加担した者に事後強盗の共同正犯が成立するか、するという立場としないという立場で論ぜよ」という問題はドンピシャで的中しており、試験中も的中だなと思った記憶があります。矢島先生には本当にお世話になり、ありがとうございました。

論文パーフェクト答練・全国公開模試

答練・模試は、自宅で受験いたしました。すべて添削していただき、至らない点に気付くことができたのと、短答、論文、合計それぞれで順位が出ることから、現段階で他の方との相対的な関係を把握することができて、大変参考になりました。
また、たまたま順位が良かったことは自信につながり、また、諦めずにやろうという動機づけになりました。

今後の抱負

有資格者として恥ずかしくないよう引き続き知識の向上など自己研さんに努めてまいりたいと考えています。

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