8年のブランクからの再挑戦
野村 茂雄 さん
年齢 | 38歳 |
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大学 | 北海道大学(法学部)卒業 |
法科大学院 | 立命館大学法科大学院(既修) |
受験資格 | 法科大学院修了 |
LEC受講歴 |
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※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
1つ目は、仕事をしながら独学で司法書士の勉強をしていたのですが、民訴で弁論主義、処分権主義の違いが全く理解できなかったことです。司法試験の択一試験が旧司法試験よりも簡単になったとの情報もあったので、再挑戦してもいいのではないかと考えました。2つ目は、同時期に行われた選挙の結果を受けた報道で「与党は憲法改正を含めあらゆることに国民からお墨付きをいただいた状態である」との説明がなされ、国民のほとんどは憲法を知らないんじゃないか、この状態のまま改正を進められると国民のためにならないんじゃないかと思ったことです。有権者だけでなく、小学校、中学校で憲法を中心にした法律教育に携わりたいと思うようになりました。
LECを選んだ理由
旧司法試験に挑戦した頃は、別の予備校の生徒でした。法科大学院への入学を考えていたので、情報収集のため相談したところ、「未修はやめたほうが良い」との返事でした。他の予備校でも同じことを言うのかを確かめるため、近くにあったLECにも足を運びましたが、そこでも同様の説明を受けました。その時に流されていた映像が赤木先生の授業風景を録画したもので、関西弁丸出しで講義をしていることが新鮮で、その時期ちょうど本格的な受験勉強が必要であると感じていたこともあり、LECでの受講を決めました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
基本的に机に座っての勉強であれば、書くこと(論文を書く、短答を解く)を中心にしていました。インプットは予備校や法科大学院への通学時間を使っていました。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
成功したと思うことは、信頼できる講師に出会えたことです。私にとっては赤木先生になりますが、今回の合格は赤木先生に出会わなければあり得なかったものです。そして、信頼できる講師の提唱するメソッドを愚直に実行したことも挙げられます。赤木先生は、1科目が終わるまでに5回の復習ができるように授業を展開します。結果的に、私自身は5回以上の復習をしていましたが、受験勉強に対して素直であることは大事だと思います。あとは、ストレスを溜めないことです。私は、旧司法試験受験の時はストイックに勉強していましたが、何一つ結果は出ませんでした(短答不合格)。今回は、やりたいことをやって受かると言うことを自分に掲げていたので、それをただ実行していました。長い受験生活ですから、ストレスフリーは欠かせないと思います。
LECの講座の良かった点
入門講座
赤木クラスの受講でしたが、入門段階から論文を意識した知識の習得に力を入れられていたのが、合格につながったと思います。入門段階から当事者の目線を大事にする姿勢を刷り込まれるので、次の論文講座にもスムーズに移行できると思います。授業の合間の休憩時間であっても、質問に応じてもらえたことが非常に良かったです。
合格答案作成講座
法科大学院の受験に間に合わせるため、過去の授業を自宅で視聴する形で受講しました。当事者の目線で問題文を読むことを徹底されているので、論点主義に走ることなく答案を作成することができるようになったと思います。
今後の抱負
先にも述べましたが、法律教育の裾野を広げられたらと考えています。また、当事者の目線を植え付けられたので、依頼人の心を汲み取った弁護士活動をしたいと思います。