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2019年度合格
飯嶋 太郎さんの合格体験記

合格者

基礎ができなければ何も始まらない

飯嶋 太郎 さん

年齢 25歳
大学 学習院大学(法学部)卒業
法科大学院 慶應義塾大学法科大学院(既修)
受験資格 予備試験合格
予備試験合格時 法科大学院既修1年
LEC受講歴
  • 予備試験対策答練・模試
  • 司法試験対策講座(論文パーフェクト答練・全国公開模試等)

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

小学6年生のころ、シャワーを浴びながらふと裁判官になりたいと思ったことです。争いごとには必ず相対立する考えをもった(あるいはまったく異なる事実を認識する)複数の人間が存在します。真実は当事者にしか知りえないはずなのに、その当事者の考えが互いに異なり、また考えが同じであってもその前提となる事実(「真実」と「事実」は当然別のもの)の認識が互いに異なるために、真実をめぐり争いが起こります。裁判官は、中立的な視点で一つの考え(=規範)を画立し、事実を認定することによって、「真実」とは異なるものの、互いが納得する妥協点としての「仮の真実」なるものから争い(いざこざ)の解決を目指します。そうした中立的立場で紛争を解決することを仕事とする職に就くことができれば、世間の平和に貢献できるのではないかと、小学生ながらに感じていました。

LECを選んだ理由

司法試験受験業界で大手であり、多くの合格実績をあげていることが大きな理由です。
また、大学の同期が公務員試験を目指していたところ、LECの講座がとても有益であるという話を聞いたことから、同じ法律系の試験である司法試験についても同様に有益なものとなるだろうと思い、LECの講座を受けました。予備試験のパーフェクト論文答練をはじめて受講し、問題や解説の質がよかったため、引き続き司法試験もLECの答練を受講しようと考えるに至りました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

予備試験合格後、司法試験受験まではロースクールを休学していたため、試験勉強に専念することができました。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

・失敗
判例の学習が足りなかったことが最大の失敗であったと思います。判例学習の大切さは、LECの講座のみならず、合格体験記(体験談)やロースクールの授業でも口を酸っぱくして言われてきていました。しかし、定義や論証の暗記に意識を置きすぎ、判例の正しい理解が十分でないまま試験本番に臨んでしまいました。判例百選に掲載されているもの、あるいは最低でもLECの講座等で覚えるよう指示された判例は学習しておくべきでした。学習にあたり、事案と判旨の正確な理解を最低限のラインとして、さらに当該事案が変化した場合に判例の見解ではどのような結論になるのかまでやっておくと、かなり他の受験生に差をつけることができるのではないかと思います。過去問の研究が足りなかったことも失敗の一つです。新司法試験の過去問演習に本格的に取り掛かったのは、司法試験本番の半年前ほどであったと記憶しています。司法試験の過去問は当然の如く良問ぞろいで、論点の確認や答案の表現の仕方等を学ぶ恰好の材料です。出題趣旨や採点実感まで公表されているため、しっかりと研究・分析すればとても力がつくはずです。しかし、半年という期間では十分な研究・分析ができるはずもなく、不十分なまま試験本番をむかえることとなりました。過去問の研究・分析は特にロースクール生であれば徹底的に行っているはずであり、不十分な分析では差をつけられてしまいます。

・成功
過去問や演習書で気になった部分をまとめ直したことは、よかったと思います。
過去問では出題趣旨や採点実感等が公表されているため、絶対に落としてはいけないところや、表現で気を付けなければいけないところを抜き出して試験直前に見返すことができるようにしました。また、知らない論点や知っていながらも正確に表現できなかった論点、判例と学説との考えの違い等が、過去問や演習書を用いて学習していれば必ず出てくるはずです。そういった点について、ただ解説を見て理解した気になるのではなく、再度自分の言葉で表現し直してみたり、まとめ直してみたりすることで、自分の理解の程度が把握でき、また試験直前に見直す材料にもなります。司法試験の前日や直前には、上記のまとめを見返しました。一日に必ず全科目に触れるよう努力したことは、やはり良かったことのように思います。私自身、1日に全科目を勉強するようにしていたため(1科目平均1.5〜2時間くらい)、何曜日に何法をやるというスケジュールは立てていませんでした。一度に勉強できる内容こそ多くないが、毎日少しでも全科目に触れていることで、特定の時期に特定の科目に関しての知識理解が極端に低下するようなことがなく、精神衛生上非常に楽であったと思います。また、一日の勉強計画を立てなかったこともよかったと思います。その日その日の学習精度は自身の体調や気分により大きく影響を受けます。そのため、規則正しい生活をし、体調管理に気を配ることは言わずもがなのことですが、他方で、いくら規則正しい生活をして体調管理に気を配っていても、非常に長期にわたる司法試験の勉強において、うまくいかないことは多々あります。
そこで、私は勉強をするにあたり、基本的に計画というものを立てないようにしていました。一日ないし一週間の勉強計画を立てることは勉強の効率を上げる上でも大変有効であるし、多くの先輩合格者たちも計画を立てて勉強してきたという方々が大勢いると思います。しかし、やはり計画は計画に過ぎず、計画を達成したことから得られるのはそのとき限りの達成感だけのように思います。他方で、計画が達成できなかったときには、勉強の成果が上がっているかもしれないのに、計画が達成できなかったというだけでなんとなく不安な気持ちになります。さらに、計画を達成しようと思うがあまり、集中力を切らした状態で勉強を強行したり、その逆で、計画が達成できたからといってもう少しできるにもかかわらず休んでしまうということすらあります。こうした気持ち的(精神的)な問題は、なくせることならなくした方がよいに決まっていますが、今の勉強をさらに質の良いものにするために、特に精神的な面で少しでも不安があるのであれば、いっそのこと私のように計画というものを立てずに勉強をすすめてみることも考えてみてほしいと思います。

LECの講座の良かった点

論文パーフェクト答練・全国公開模試

一番の魅力は、基礎から固められる点であると思います。他の大手予備校の答練も受講しましたが、いずれも応用的な問題を多く出題し、その対応力を鍛えることに重視しているように思えました。しかし、司法試験は基本的事項を正確に表現できれば十分に合格できる試験ですから、多くやるべきは基礎的な問題を正確に解ききることです。すると、応用的な問題を多く解くこととなる他の大手予備校のものではなく、LECの答練を受講することが最も効率が良いです。また、LECの答練が基礎的とは言いながらも、当然に応用的な問題も適宜含まれているため、その中で応用問題への対応力を養うことができます。さらに、添削も的確で非常に有益でした。答練で実際に解き、解答解説で論点や表現の確認をした上で、添削の指摘を参考に復習をすることで、かなりの力がつくのではないかと思います。

今後の抱負

司法試験に合格した以上、司法修習を経て、法曹実務家として働くことになります。様々な紛争を円満に解決するべく、既存の法律をツールとして使いこなすための知識や技術を習得し、経験を積んでいきたいと思います。

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