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2019年度合格
F・Tさんの合格体験記

合格者

合格の基盤は起案サイクルを通じた自己研鑽にあり

F・T さん

年齢 29歳
大学 法政大学(法学部)卒業
法科大学院 横浜国立大学法科大学院(未修)
受験資格 法科大学院修了
LEC受講歴
  • 司法試験対策講座(論文パーフェクト答練・全国公開模試)

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

中高生の時から漠然とした「法律家ってかっこいいな」程度のあこがれを持っていました。辞書のような分厚い六法を片手に権力と戦う、というようなヒーロー像を思い描いていたと思います。大学に進学したとき、法律系学術サークルに所属したことがありました。学術系といっても、先輩の簡単な基礎知識の授業を聴いたり、楽な単位の情報を教えてもらったりといった楽しげなものでしたが、その中でも特に私の世話を焼いてくださった先輩が法曹志望であったのです。私の学部三年生のゼミ選びの時にも、この先輩には非常にお世話になり、司法試験合格者を多く輩出しているKゼミ(仮名)への勧誘をしていただきました。この先輩の存在がなければ、「法律家になる」という私のあいまいな目的が、「司法試験を挑戦し法曹になる」という確たる目的へと昇華することはなかったように思います。また大学在学中の同時期に、とある近隣トラブルに家族共々巻き込まれ、非常に悔しい泣き寝入りを経験したことも、一端でありました。近時、特に集合住宅や住宅密集地での近隣トラブルが増加傾向にあると聞くので、そのような事案に対応できる法曹が不可欠になるのではないか、という考えも、法曹への道を進む私を後押ししたのではないかと思います。

LECを選んだ理由

法科大学院で、恥ずかしながら怠惰に過ごしてしまった私は、一年の留年生活を経て圧倒的な起案量の不足に悩むこととなりました。これを挽回するためには、起案量そのものはもちろん、その起案を第三者の目を通して採点を受け、そして自分の目を通じて分析し、書けた点と書けなかった点を明らかにする自己研鑽の作業を、非常に短時間で効率的に進める必要がありました。そんな悩みを抱える中で、先輩等の過去の問題等も拝見しながら、各予備校を比較してみると、とりわけLECは論点単位の採点と、全体のあてはめに対する採点のバランスが良いように感じました。また解説も過度に学術的に複雑なものでなく、あくまで問題文の事案を基礎として司法試験受験の上で最も必要な点から順番に考え、必要のない点も触れつつ踏み込みすぎない、という過不足のないものという印象でした。さらに、優秀答案として公開される答案が、いずれもハイレベルな答案でありながら読みやすいものが多く、優秀な受講者が集まっているのだと実感できるところもまた、魅力でした。合格に近づくためには、自分より優秀な起案者の起案を読むことが一番であると思います。もちろん他校と比べて低コストであることも魅力です。その他、論点の的中率も高めであること、講師陣がいずれも受験生の人格を尊重して公開の場で過度に批判しないこと、など、受験において経済面・精神面等あらゆる面で不安なく学習を進められる、良質な答練であると感じました。以上のような比較により、一番ストレスなく効率的に起案量を得られそうなLECを選択しました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

幸いにして、私は実家に居住して試験に挑戦することを許されていたので、専業で司法浪人をしていました。もっとも、それだけではさすがに家族に申し訳なかったので、朝3時間半程度、週5日、近所のスーパーでアルバイトをしていました。そして、このアルバイトは私の合格に非常に貢献することとなりました。司法試験は当日の朝早くから準備をし、6時間程度の起案をこなすというかなりの体力勝負となってしまいます。
一方私のアルバイトの仕事内容はまさに早朝、大量に納品される商品の中でも特に重たい物を搬入し、品出しするという、司法試験を戦いきるための生活サイクルと体力を形成するのにうってつけのものだったのです!勤務を終えたころには寝ぼけた頭もすっかり目覚め、帰宅し軽食を取った後はすぐに図書館に通い自学自習に励むことができました。また、勤務先のご厚意もあり、LEC答練のある月曜日には休日を充てていただきました。以上のように早朝アルバイトにより、LEC受講料や生活資金稼得、および生活サイクルと体力作りに効率よく時間を使うことができた結果、昼間はすべて、LEC答練その他の自学自習の時間に余裕をもって割り振ることができ、さらに諸般の事情で勉強をすることに前向きになれなかったときには、友人らと出かけたり一人で趣味に没頭したりと、全体的に時間に余裕のある受験生活を送ることができたのではないかと思います。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

とにかく、追い詰められないと勉強ができないタイプでしたので、一番の失敗は2回目の受験の時、LECの答練を在宅コースで申し込んだことでした。答練を活用する方法論がすでに自分の中にある人は、おそらく在宅でも合格できると思います。しかし、私はそのような方法に心当たりもなく、受講していくうちに起案量を増やすことに勝手に疑問を抱いて逃げに走ってしまったりと迷走してしまい結果、後半の答練・模試をやらなかった(できないまま受験になってしまった)という、完全にお金を捨てただけというありさまでした。

以上を受け、成功したと思う点はLECの答練を会場受験に変更したことでした。不思議とそれだけで「ともかくLECに行って起案をしなければならない」という義務感が沸くという経験をしたことのある人は多いんじゃないかと思っています。結果的には静かな会場で、散らかっていない綺麗な机の上で、六法だけを頼りに集中して過ごす2時間に心地よささえ感じられるような気分になりました!また気分を変えるためにもいろいろ工夫してみました。自習場所としてあえて実家ではなく、図書館を選択しました。ほかにも、気分を変えるために公園やファミレス、喫茶店、時には居酒屋で答練の復習をすることもありました。いずれも、起案ストレスを軽減し、トータルで見て効率的な学習をする一助になったものと思います。またもう一つ成功した点としては、2回目の不合格を確認した当日に、すぐに友人と情報を交換したことがあります。その友人とは不合格者同士すぐに過去問起案ゼミを組み、令和元年に同時合格しました。友人にかかわらず、恩師や先輩後輩など、司法試験の結果に関わらず気兼ねなく共有できる相手は大切にすべきだと思いました。

LECの講座の良かった点

論文パーフェクト答練・全国公開模試

内容面としては、どちらかといえば基礎的な論点を丁寧に扱うといったもので、基礎的なインプットを一通り終えた受験生が取り組むのにちょうどよいくらいの難易度でした。私は高得点を目指して学習するというよりは、合格点を確実に超える方法を模索しながら勉強を進めていたので、このような難易度の答練をペースメーカーとして利用することにより、足元を確実に固めることができたと思います。そのような意味で難易度がちょうどよくて良かったです。もっとも、そうでありながら、意外と的中率がいい点も魅力です。毎年の受験で必ず「ここは見たことがあるぞ」という論点が出題されている印象なので、過去問に加えて本答練を利用することで、得点源になる論点を増やせるのは魅力でした。またその他の面として、会場スタッフや映像講義を行う講師の皆様の対応のやさしさがうれしい点でした。受験期はどうしてもメンタルが落ち込むところですが、本校受付でもやさしく丁寧に対応してくださり、映像講義でも過度に受験生の起案を責めないなど、メンタルの低下による勉強の遅れなどは生じる心配がありませんでした。

今後の抱負

正直なところ気が狂うくらい苦しい試験だったので、司法修習から二回試験という大きな壁が刻一刻と近づいてくるなかでも、司法試験も乗り越えられたのだからとりあえず頑張ればどうにかなるのではないかという、根拠のない自信が芽生えています。受験浪人中の苦い思い出と、いまの根拠のない自信を大切に、将来は逆境においてもしぶとい弁護士になれればと思っています。また、LECその他でのいままでの学習を無駄にしないためにも、早々に本年度試験その他の学習で用いた知識を資料に集約し、まずは基礎を大切に修習に臨みたいと思います。

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