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2019年度合格
遠藤 祥史さんの合格体験記

合格者

LEC模試を受けて、直前期を有意義に過ごすことができました!

遠藤 祥史 さん

年齢 25歳
大学 中央大学(法学部)卒業
法科大学院 中央大学法科大学院(既修)
受験資格 法科大学院修了
LEC受講歴
  • 司法試験全国公開模試

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

私が法曹を目指し始めたきっかけは、小学4年生のときに、親族の間で相続問題が起こったと知ったことにあります。このときは、漠然と法律を使って人の役に立ちたいという想いしかなく、具体的に法曹三者はそれぞれどのような仕事をしているのかよく分かっていませんでした。そして、高校のときに、たまたま身近で企業にまつわる法律問題が起こり、その際に、企業が窮地に立たされるとそこに関わる多くの人間が苦しい想いをするということを肌で感じました。ここで私は、法曹という立場から、企業のサポートをすることができないかと考えるようになりました。
その後、大学に入り、企業に携わる企業法務という分野があることを知り、企業法務事務所の弁護士の先生や、企業の法務部の方などからお話を聴いたことで、様々な企業に関わることのできる企業法務事務所の弁護士を目指すことを決めました。

LECを選んだ理由

LECを選んだ理由は、年内に司法試験とほぼ同じスケジュールの模試が安価で受けられることにあります。自分はもし今年不合格であっても絶対にLEC模試は受けるつもりでした。3〜4月に受ける模試は、結果が出てから本番までの間に、良くなかったところを修正する十分な時間がありません。ですが、年内の模試で見つかった課題を3〜4月の模試までに直すことができれば、直前模試はまた違った課題の発見・修正に使うことができるからです。さらに、LECの模試には充実した解説講義や伝聞インプットなど、他の予備校にはない特典がついているので、そういった意味でもかなり有意義だと思います。現に私は、LECの模試で復習として取り組んだ民事の解説講義や特典の伝聞インプット講義を受け、民事系科目の思考過程の確立・伝聞非伝聞の論述の最終確認をすることができ、安心して本番に臨むことができました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

試験勉強という観点での「時間活用」とは、より短い時間で成績を上げることを指すことと理解しています。このような理解から、やはり「どのようにすれば得点を取ることができるのか」という意識を持って勉強することが重要だと思います。詳しくは後述する成功体験を読んでいただければと思いますが、自分が受ける試験が何を要求しているのかを知り、その要求水準と現在の自分の距離を縮めるためには何をすべきか、ということを考えれば、おのずと短い時間で成績を上げることができるはずです。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

まず「失敗体験」として挙げられるのは、学部時代に予備試験の短答に落ち続けたり、ロースクール入試で第一志望の国公立に落ちてしまったりした学部時代に受けた試験です。これらの失敗体験に共通しているのは、「効率の悪さ」です。このような失敗をするまでは、勉強量をこなせば自然と実力は伴ってくるとの考えから、普段は基本書を精読して自分の中で体系的な理解を深め、直前期には機械的に短答過去問を回したり(今思えば当時2周程度しかやらずに臨んだのは量としても少なかったと感じます)、論点の論証をなんとなく見返したりといったことしかしていませんでした。そして、試験本番の過ごし方や時間管理等がままならない状態で、試験に落ちるということを繰り返していたように思います。つまり、試験本番でやるはずの「問題を解く」という意識が本当に薄かったのです。「最悪予備試験に受からなくても国公立のロースクールには受かるだろう」と高を括っていた自分は、いざ国公立に落ちたとき、今までの勉強が根本的に間違っていることを痛感しました。そこで、国公立不合格が決まった大学4年の12月からロースクール入学までの間、自分の勉強スタイルの良くない点を全て紙に書き出したり、予備試験や司法試験で結果を出した方々のお話を聞いたりして、ロースクールでやるべき試験勉強を決めました。それは至ってシンプルで、「司法試験の過去問を軸に据える」というものでした。まずは全然歯が立たなくても良いから過去問を解いてみて、司法試験がそれぞれの科目でどのような問題を出しているのかを把握します。そして、過去問演習を通じて、司法試験ではどのような能力が問われているのかを知り、そこから逆算して、その能力を養うために過去問以外でどのような勉強をすれば良いのかを考え、勉強方針に反映しました。合格者からすれば当たり前の勉強方法だと思いますが、それまでの自分にとってはこれが当たり前ではなかったのです。このように勉強方針を修正してからは、ロースクールの成績も比較的上位で安定し、司法試験の問題も徐々に解けるようになりました。そのため、試験本番までずっと、この方針で勉強しました。
結果、12月のLEC模試では、論文20位台を取ることができましたし、他の予備校の模試でもしっかり合格推定点を超えることができました。そして、司法試験でも無事合格を勝ち取ることができました。まとめると、私の「成功体験」は「失敗体験」の反省から勉強方針を修正し、過去問分析から試験で点数を取るための方法を考えたという1点に尽きると思います。知識がまだ十分ではないから過去問はやらない、というのではなく、不完全な状態でも良いから過去問に取り組み、自分に何が足りないのかを常に考えるという方針が、合格の要因だったと思います。

LECの講座の良かった点

全国公開模試

LECの全国公開模試の最大の良さは、なんといっても年内に受けられる点にあると思います。出題内容や採点の質は他の予備校に引けをとらないのに、年内に受けられるというのは魅力しかありませんでした。5日間という司法試験のスケジュールを早めに体験したい、そして、第三者の採点を通じて自分の答案の長所・短所を早めに把握し、自分の現状を知りたいと思っていた私にとって、LEC模試を受けないという選択肢はなかったのです。まずスケジュールについては、実際に受けてみると、空き時間に論証や規範を見直す時間はあまりなく、頭を切り替えることで精一杯だということが分かりました。むしろ、直前に知識を詰め込もうとすると不安になり、焦ってしまうとも思いました。そのため、この時点で、司法試験の本番の会場には論証集やノートを持って行くのはやめ、直前に見直せる量のものを用意して持って行こうと考えました。この考えで作った「見直しノート」は、各科目A4 2枚くらいで、自分がよくやるミスや、各科目の出題趣旨・採点実感のエッセンスをまとめたものでしたが、これを直前に見たことで、本番も安心して問題にあたることができました。また、試験期間中は疲れてまともに勉強ができない可能性が高いということも分かったので、試験期間に残す勉強は最低限にしようと決めました。実際の試験期間も、あらかじめ各科目の苦手分野についてのみ復習することにしていたので、勉強は最低限に抑えることができ、残りの時間を体力回復に充てることができました。このように、年内に模試を受けることで、試験期間の過ごし方を決め、そこから逆算して考えた対策・準備をすることができたのは、合格の大きな要因の1つだったと思います。次に内容面については、模試では自分の中で書けたところ、あまり書けなかったところが当然出てきますが、結果が返ってきたときに注意して見たのは前者です。すなわち、自分が書けたと思い込んでいるだけで、採点者からすると点数を与えにくい論述になっているのではないかという観点から徹底的に復習しました。実際に、現場では「判例通りに」民法で295条2項の類推適用を書いたところ、採点には「判例を意識した論述をしましょう」とのコメントがありました。よく見てみると、自分は判例の論理を正確に示せていないことが分かりました。この経験から、自分には他にも理解しているつもりになっているだけで、正確な論述ができていない論点があるのではないかと思い、各科目の頻出論点を徹底的に復習し直しました。結果、3月に受けた他の予備校の全国模試ではそのような指摘がほとんどなく、合格推定点を超えることができましたし、司法試験にも合格することができました。早い時期に自分の弱点を洗い出せたことで、勉強の方向性が定まり、合格に近づく効率の良い勉強ができたと思います。これは紛れもなくLEC模試のおかげにほかなりません。LEC模試を受けて良かったと思ったもう1つの要因が、解説講義です。私は公法・民事・刑事の全ての解説講義を視聴しましたが、中でも赤木真也先生ご担当の民事は素晴らしかったです。模試の解説というと、その問題の正解筋の解説や答案の書き方のポイントをお話しになるイメージがありましたが、赤木先生の解説は、「どのように思考すれば解答筋に辿り着けるのか」という思考過程をお話ししてくださるものでした。そのため、解説を聞いていて「ここは自分の思考と違うな」と思ったポイントは、自分が現場で解答筋と違うことを書いていた設問とほとんど一致します。この時期にもなれば全く知らない論点はほとんどないので、知識ではなくこのような思考過程の検証ができる解説講義はすごく役立ちました。本番の民事系で概ね事案に即した検討ができたのは、赤木先生の言う思考過程を徹底できたおかげだと思っています。今となっては、赤木先生の民事系解説を受けるためだけに模試を受けても良いなと感じるくらい、直前期の自分にはありがたい講義でした。

今後の抱負

私は既に都内の事務所に内定が決まっており、そこで独占禁止法(主に企業結合に関わりたいです)や知的財産法(特に著作権・商標に関心があります)をメインに扱っていく予定です。そこで、短期目標としては、入所までの間に自分が扱うであろう分野の知識等をある程度押さえ、実際の案件にスムーズに入って行けるような準備をしたいと思っています。長期目標は、入所してから考えようかなと思っており、まずは目の前のやるべきことにしっかり向き合っていく所存です。

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