LECで共に学ぶ社会人仲間が出来ました。
T・O さん
年齢 | 38歳 |
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大学 | 法政大学(社会学部) |
法科大学院 | 京都大学法科大学院(既修) |
受験資格 | 予備試験合格 |
司法試験受験回数 | 5回 |
LEC受講歴 | 入門講座が含まれるコース(入門講座・論文基礎力養成答練他)・司法試験対策向コース(矢島講師担当講座・論文パーフェクト答練・全国公開模試他)・武山ゼミなど |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
私は大学を出て新卒で新聞社に入社しました。しかし25歳の時に、父親が経営していた会社で経理詐欺が発覚したのを契機に家業を継ぎ転職、会社担当者として民事裁判に携わったことがきっかけです。その時に法律問題に全く対応できない自分のふがいなさを痛感して、法律学習を行おうと決心しました。また、その裁判では会社の顧問弁護士の方にとても親身になって対応していただき、弁護士に憧れをもちました。ちょうど法科大学院制度が始まり、多様な弁護士像が模索される中、ビジネスマンとしての常識感覚を持った弁護士が活躍する時代も到来するのではないかと思ったのも、法曹を目指したきっかけとなりました。
合格までの道のり
LECを選んだ理由
法科大学院に通っていたものの、規定年限で合格できず失権してしまいました(4回受験で全て不合格)。それでも諦めきれず、予備試験を受験し、初受験で無事に合格、司法試験も一発で合格することが出来ました。私が失権しても諦めずに合格できたのは、LECで受講した武山ゼミで知り合った学習仲間と共に切磋琢磨することができたからです。えてして社会人受験生は、学生とは違いヨコの繋がりができにくいため「受験情報弱者」になってしまいがちです。しかし、ゼミには私と同じ社会人受験生が多数在籍しており、使用教材や問題集などについて情報共有をすることが出来ました。また武山先生がゼミで毎回行う受講生の書いた論文答案の講評を通じて、自分の答案の足りない点を知り、あるいは他の受講生の優れた点を参考にすることができ、自分の学力向上に非常に役立ちました。
仕事や学業、家庭の両立のコツ(時間活用術)
仕事と学習との両立のコツは、"学習環境と学習内容の最適化"を図ることです。学習環境の最適化とは、私の場合は「どこでも勉強できる環境を作っておく」ということでした。具体的には、電子タブレットに定義・論証集や参考書を保存しておき、通勤時や休憩中などの隙間時間に小まめに勉強できるようにしていました。またLECは都内各地に多数の校舎があり、自習室を無料開放している校舎もあります。私は職場のすぐ近くにLEC校舎があったため、会社帰りにその自習室を利用して学習を効率的に行うことができました。
LECの講座の良かった点
入門講座・論文基礎力養成答練について
入門講座は、司法試験に必要な法律の知識を網羅しているため、法律の全体構造をつかむとともに、"法律知識の目次"を作ることに役立ちました。私は、それまで法律系の資格試験を受験したことがなく、法学部出身でもなかったので、入門講座がまさに法律学習の入り口となりました。論文基礎力養成答練は、入門講座と答練との間をつなぐ架け橋になるような講座だと思います。典型論点の学習を通じて、法律答案作成の基本と、論証の展開方法を学ぶことができ、"答案の型"を作るのに役立ちました。
論文パーフェクト答練・全国公開模試について
論文パーフェクト答練は、教室で他の受験生と共に、所定の時間内で答案作成をすることができるため、現時点での自分の論文能力を知る良い機会でした。また答案返却はWEB上で全て完結するため、校舎に直接返却答案を取りに行く必要がなく、時間の節約になりました。全国公開模試は、本試験と同じ会場で受験することができたのがとてもよかったです。具体的には、当日の交通経路やコンビニの位置などをあらかじめ確認することが出来たことが大きかったと思います。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
ロースクール時代は基本書をベースとした学習をしておりましたが結果に結びつきませんでした。失権後は厳選した予備校教材のみを使用し、繰り返し学習することで結果を出すことが出来ました。どのような学習方法が合うかは個人差があるかもしれません。しかし、「合格に必要なスキルは何か」を常に意識し、逆算して、自分なりの最短距離で学習を行うことが大切だと思います。
今後の抱負
これまでのビジネススキルや人生経験を昇華して、社会の役に立つ弁護士となっていきたいです。司法試験に合格することは、目的ではなくスタートだと思いますので、強い気持ちを持って、粘り強く、自己研鑽を積み重ねていきたいと思います。