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2018年度合格
S・Dさんの合格体験記

合格者

LEC司法試験全国公開模試で合格を確実に!…家庭と仕事と法科大学院…同様の環境で司法試験を目指す方々への一助として。

S・D さん

年齢 42歳
大学 中央大学(法学部)
法科大学院 南山大学法科大学院(既修)
受験資格 法科大学院修了
司法試験受験回数 3回
LEC受講歴 全国公開模試など

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

人や社会と真剣に向き合い、様々な利害関係を法によって整え、個人の幸せのみならず社会全体の幸せの総量を増やすことできる職は一生をかけるに値するものであるとの思いから、私は法曹職を志望し、法科大学院に入学しました。私は大学時代を東京で過ごし大手広告代理店でアルバイトをしていました。広告代理店から内定をいただいていましたが、実家の家業のため途中で断念し地元である愛知県に戻ってきました。そして家族や親族の営む会社に関わるうちに、中小企業への法整備やサポートの低さを目の当たりにし、主に中小企業の予防法務を中心に取り扱い、企業間や地域社会の架け橋を担いながら相互に活力と安心を与えるために貢献できる弁護士になりたいと思うに至りました。日本の中小企業の数は大企業より圧倒的に多いのですが、その多くは法務部や人事部等の専門部を持たず、法的意識や就業環境は決して万全とは言えない状況です。私自身も契約交渉、各種許認可や規制、情報管理、労働者の就労環境など多くの法律問題を目にしてきました。その中で、もし、中小企業を予防法務などにより法的にサポートできれば企業やその地域に活力を生み出すことができると思うに至りました。そのためにも、法科大学院で法理論や紛争解決など豊富な能力を身につけた弁護士が、基本的取引関係の確定や構築、問題発見・分析・対策・契約交渉・書面化や、労使関係の調整等、予防法務を中心とした幅広い法的サービスに積極的に取り組むことにより、企業間や労使間、取引社会の透明度と公正さを確保することが必要だと思うに至りました。また、近時は極めて変化のスピードの速い時代であり、迅速かつ正確な対応が欠かせまぜん。私は、迅速かつ正確な法的処理能力、信頼関係の構築や交渉に役立つ実務能力等を法科大学院で修得し、弁護士として日本経済の根幹たる中小企業や地域生活を支えていきたいと思うに至りました。

合格までの道のり

LECを選んだ理由

司法試験合格のためには自分自身を客観的に評価する機会を設けることはとても重要です。自分の論文答案が試験委員にどのように評価されるかを自分自身で検討することはなかなか難しいものですし(簡単なイメージとしては自分の書いた小論文に点数をつけるようなものです)、司法試験では知っている知識をひけらかす答案ではなく論理的に事案を解決する能力が問われています。また「書く力」を身に着けることは司法試験の大部分の配点が厳しい制限時間の中で論文答案を作成する論文式試験で占められることからも特に重要です。さらに司法試験は、法科大学院での試験の点数がそのまま司法試験の点数や順位に直結するものではなく、全国の受験生との競争試験です。そのため、自分自身の力のレベルや平均的な受験生のレベルを知り「落ちない答案」「守る答案」などの「実践的な答案」を書くために、「書く力」を養う機会を得るとともに、自己を客観的に評価分析する機会を持つために、実際の本試験と同様のタイムスケジュールで行われる模擬試験を受講することとしました。LECの司法試験全国公開模試を受けるにあたっては、法律の資格といったらLECというイメージは昔からもっていましたし、宅建などの勉強の際にもLECの書籍の購入や模試などは受験していたため昔から親しみはありました。他校の司法試験の模擬試験は高額なものが多い中で、LECの司法試験全国公開模試は、価格がとてもお値打ちでありながらも問題の質はとてもよく、矢島先生の「特典講義」まで付いてくるとあって、昨年合格した先輩からも勧められていました。また、LECの模擬試験は年末に実施される唯一の模試であって受験生のモチベーションは相当高いため、そのような中で自分の答案の評価をすることは他の模試では得られない経験になるとも考えました。

仕事や学業、家庭の両立のコツ

法科大学院の既修者コースに入学した当時、私には高等学校教諭職の妻と保育園児の子供がおり、私も仕事をしながらの通学でした。法科大学院での生活は、朝、保育園へ子供を7時に送り、大学院に8時頃には到着することから始まりました。仕事のメールなどをチェックすることや授業の予習などを行っていました。子供が病気などに罹患すると夫婦交代で世話をしなければならないので授業の予習や課題はできるだけ早めに行うように心がけていました。また夜はできるだけ7時には帰宅し家族と夕食をとることにしていました。ごくまれに子供を寝かしつけてから起きて勉強することもありましたが、できる限り夜更かしはせずに、むしろ朝早く起きて勉強する朝方の生活をすることをメインに過ごしてきました。法科大学院では祝祭日でも通常の授業があったので、家族と過ごすことはほとんどできなかったのですが、日曜日は家族と過ごす時間とするように心がけていました。また特に季節の行事やイベントなどは大切にして家族の生活や育児と勉強のバランスを取るように心がけていました。ただし日曜日であっても定期試験などの前は家族の理解と協力のもと勉強のために法科大学院に行かせてもらうこともありました。また、勉強のことは家庭には持ち込まないようにしていました。そこを切り替えることで良い意味でのリフレッシュができました。このような生活の中では、もちろん辛い気持ちや不安になる気持ちもありましたが、むしろ家族への感謝の気持ちのほうが大きく、このような環境の中で家族の協力のもとで勉強できる自分自身を幸せに思いながら、とにかく早く確実に合格することだけを考えて日々を過ごしていました。また、幸いにして法科大学院には同じように家庭を持ちながら勉強している友人がいましたので、昼食などの時には家族や子供の話をすることなどができ、お互いに気持ちを共有することもでき、とても励みになりました。このような生活を送ってきた私から伝えることができる仕事や家庭との両立のコツとしては、いつも心の中に周りの人に対して「ありがとうございますという気持ち」「感謝の気持ち」を持つことに尽きると思っています。

LECの講座の良かった点

全国公開模試について

司法試験全国公開模試は、問題としての質や分量も本試験を見据えたものであり、時間感覚を磨くことができました。多論点のものからじっくり腰を据えて考えさせられるものまだ幅広い問題に取り組むことができました。憲法では何とか時間内に答案を作成するギリギリな感じを体験でき、刑法では答案構成の難しさを実感できました。また手薄になりがちな選択科目でも近時出題されるのではないかと言われている論点について他の基本科目とは異なる時間配分のなかで答案を書く機会となったこともとても役立ちました。解説講義も公法系、民事系、刑事系の講師の先生方が本試験を見据えた実践的なアドバイスを交えて講義してくださり、本試験対策にとても役に立ちました。答案添削も丁寧で、参考答案も実際に受験生が書いたものも見ることができるなど、私が全国公開模試を受ける目的を十分達成できました。また、これらに加えて矢島先生による伝聞証拠における立証趣旨と要証事実の関係をどのように考えたらよいかについて特典講座がついていました。この講座の内容は受験生の理解に差が生じているところです。この講座のおかげで今年の本試験の刑事訴訟法も慌てることなく気持ちに余裕をもって取り組むことができました。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

受験勉強を通じて失敗したと思うことは、学習開始当初からしばらくはインプットばかりに気を取られ、基礎ができたら論文を書こうと思いアウトプットをおろそかにしていたことです。司法試験は最終的に論文式試験で勝負が決まり論文答案が書けなければ勝負にならないにも関わらず、当初はいつまでも基礎がまだできていないことを理由に書くことから逃げていた点です。また仕事などで勉強から離れる時間が長くなると正常な頭の状態に復帰するためにとても時間がかかった点も失敗でした。私の経験では3日間法律から離れると復帰まで時間が長くかかりました。成功したと思う点は、上記の間違いに気づくことができ、とにかくアウトプットを中心に考えた勉強をしたことや全国の受験生のレベルを意識して勉強した点です。まず法科大学院の最終学年であり受験した年には、予備試験を受験し、論文式試験で合格まであと一歩でしたが、成績評価を見て司法試験の基本7科目では十分勝負できることを実感できました。予備試験も考査委員の先生方により作問された問題を実際に採点し評価してもらえることはもちろん、何より来年の試験で最大の合格率を誇る予備試験合格者組と一緒に答案を書きその力を肌で感じることができる貴重な機会と考えていました。また予備試験受験を通じて1通の答案を作成する時間がやや足りないことに気づき、使用していた筆記具をボールペンから万年筆に変えること、タイマーの制限時間を実際よりも10〜15分短くして答案作成にのぞむことなど、いろいろ工夫しながら2日に最低1通は答案を書いていました。また短答式試験では、短答対策の模擬試験も受けましたが、その直前にはそのための勉強をすることは極力避け、その模試を使って、本当に頭に定着した正しい知識であるか、あいまいな知識であるか、誤った知識であるかを明確に峻別し、あいまいなもの、誤ったものを間違いリストとしてストックし復習して正確な知識とするようにしていました。この短答式試験の勉強方法は、本試験直前であっても過剰な時間を短答式の勉強にかけることは避けたかったこと、また本試験のスケジュールでは論文式試験が終了後の最終日に短答式試験があるため心身が疲弊した状態で短答式試験にのぞむことを見越したうえでは成功した方法であったと思っています。

LECに通ってここが良かった

LECでは司法試験のみではなく、司法書士や行政書士、弁理士、公務員、社会保険労務士などの幅広い講座が開講されています。校舎に入るとそれらの講座のポスターやパンフレットが設置されており、それらの合格を目指す方々が多くいらっしゃいます。そのような目指す資格は違えども「合格」という共通目的を有する方々と接することも、将来司法試験に合格した際には共同して仕事にのぞむことがあることを考えれば、おのずから通学するだけでモチベーションも高まり有益なことでした。LECのスタッフの方々は、対応も丁寧で当日の申込みにも関わらず、私の模擬試験受講に支障がないように配慮をしてくだり感謝しております。おかげさまで全日程を通じて気持ちよく全国公開模試を受講することができました。また、私の通ったLECは名古屋駅にあるので交通の便が良いだけでなく、全国公開模試を最後まで頑張ったらここのラーメンを食べよう!などと自分へのご褒美をモチベーションの糧として頑張ることができました。

今後の抱負

今後は、今日まで支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れることなく、弁護士の基本理念である社会正義の実現と基本的人権の擁護を胸に、まずは司法修習を全うしたいと思っています。また、機会があれば後進の学習指導や受験指導にもあたりたいとも思っております。

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