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2018年度合格
林 拓哉さんの合格体験記

合格者

矢島先生との出会いが合格への大きな1歩となった!

林 拓哉 さん

年齢 30歳
大学 北海学園大学(法学部)
法科大学院 北海学園大学大学院法務研究科(未修)
受験資格 法科大学院修了
司法試験受験回数 4回
LEC受講歴 司法試験対策向コース(論文パーフェクト答練・全国公開模試他)・矢島の速修パックなど

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

私は、高校生2年生のころまで、教師になりたいと考え、教員養成系の大学への進学を希望していました。しかし、高校2年生の秋ころに小論文対策の問題集かなにかで読んだ文章(『個人と国家』樋口陽一著)をとても面白く感じ、「憲法を勉強してみたい。法律を学んでみたい。」と思い、法学部への進学を決めました。法学部へ進学してからは、憲法を中心に学習をし、漠然と憲法の研究職か法律にかかわる仕事に就きたいと考えるようになりました。そして、大学へ入学したころに放送していた裁判官が主人公のドラマ「ジャッジ〜島の裁判官奮闘記〜」を観て裁判官に興味や憧れを抱いていたこと、所属していた憲法ゼミの教授が「司法試験の合格を目指してみなさい」と背中を押してくれたことから、司法試験に合格し、法曹になることを決意しました。さらに、これは後で思い出したことですが、中学校の卒業時に、恩師に「あなたは教師としては真面目すぎる。あなたのように真面目で正義感が強い人は、法律家を目指すべきだ。特に、色々なことを考えて悩み抜くことができるあなたには裁判官が向いていると思う。」と言われたことがあったので、この恩師の言葉も私が法曹を目指すきっかけになっていたのだと思います。

合格までの道のり

LECを選んだ理由

LECを選んだ第1の理由は、地元にLEC札幌本校があったことです。通学で答練を受講すれば受講生と一緒に緊張感をもって答練に臨むことができますし、答練をスケジュール通りに受講せざるを得ず、答練をペースメーカーにすることができます。また、答練や講座の受講によってLEC札幌本校の自習室も無料で利用することができるようになったため、法科大学院の自習室以外にも自習できる場所を確保することができ、そのときの気分や都合で学習する場所を使い分けることができるようになりました。第2の理由は、LECの講座の受講料が他の予備校と比較して安く、奨学生試験や再受講割引等の割引制度も充実していたことです。私は司法試験の受験料や講座の受講料を自分で支払うようにしていたので、受講料が比較的安いことは非常に助かりました。第3の理由は、答練や各講座を担当している講師が私に合うと感じたことです。他の予備校の講座についても調べましたが、自分に合うと感じられる講師とはなかなか出会えませんでした。しかし、LECの講師は熱い方が多く、受講生のことを本気で応援してくれていると感じましたし、受験生がつまずきやすいところや苦手なところを真剣に考え、受講生目線で答練の解説講義や講座の授業をしてくださっていると感じました。答練の解説講義は武山先生、赤木先生、反町先生が担当されていて、それぞれのやり方で問題の解説をしてくださるので、問題の解き方や思考方法を複数知ることができると感じました。また、インプット講座や過去問講座は矢島先生が担当されていました。矢島先生は本当に熱い講師で、受講生が司法試験に合格するためには努力を惜しまないような先生だと思います。矢島先生の熱さは秋に実施されるガイダンスで感じることができました。また、矢島先生のテキストのサンプルをみると、いわゆる論証や論点の解説だけが掲載されているのではなく、条文の趣旨や要件、判例、司法試験の出題趣旨や採点実感等の情報が掲載されていたので、一般的な論証集とは全く違うと感じました。このような矢島先生の熱さとテキストから、矢島先生のことを信じて努力すれば、司法試験に合格できるかもしれないと感じることができたのです。結果的に、矢島先生と出会えたことが、司法試験の合格に向けた大きな一歩になりました。

仕事や学業、家庭の両立のコツ

私は大学1年生のころから同じアルバイト先で働いており、法科大学院を修了してからは月に100時間前後、多いときには120時間ほど働いていました。そのため、フルタイムで働かれている方ほど大変ではなかったと思いますが、それでも、勉強をする時間は他の受験生よりも少なく、不利な状況でした。したがって、時間を有効活用することは、私にとって大きな課題でした。時間を有効活用するため、4回目の受験に向けた勉強を再スタートする際にやるべきことを大幅に絞る必要があると考えました。そこで私は、やるべきことを絞り、インプットは矢島先生の速修インプット講座、過去問演習は矢島先生の論文完成講座、答練はLECの論文パーフェクト答練と全国公開模試、他予備校が実施する全国模試の受験をするだけにしました。そして、地元のLEC札幌本校がアルバイト先のそばにあったので、アルバイトがあるときはアルバイトの前後の時間を使って自習室で勉強をしました。自習室で勉強できる時間に応じて、インプット講座をDVDで受講したり、テキストの復習をします。あくまでも、時間に応じてできることだけをやるようにすることがポイントだと思います。過去問講座は過去問を自ら解いてから受講する時間がなかったので、問題の答案構成だけをして講座を受講しました。講座で合格答案のイメージをつくり、その後時間に余裕がある場合や自分が苦手な問題だと感じたときにのみ、答案を書いていました。答練を行ったときは、答練の終了後すぐに答練時に感じたことや答練の反省を答練ノートに記入していました。なお、答練ノートには、答練時の反省や次回の答練時の目標、解説講義の板書をまとめて記入していました。また、時間に余裕があるときはその日のうちに解説講義の受講も終えるようにしていました。答練の翌日以降には答練の解説講義と解説冊子から得た知識や答案作成のポイントを速修インプット講座のテキストに書き込み、テキストに情報を集約します。添削答案が返却された後にも、必要な分析や復習を行い、そこで得たこともテキストに書き込みます。全国模試についても早めに解説講義の受講や復習を行い、そこから得たことをテキストに書き込んでいました。このように答練や模試の復習、テキストへの書き込みを繰り返すことで、情報が集約されたテキストが完成します。情報が集約されたテキストが徐々に完成してくると、勉強をテキストの復習だけにします。そうすることで、やるべきことが次第に減っていくので、テキストに情報を集約することは、私にとって最も有効的な時間活用術となりました。なお、知識を定着させる方法としてお勧めするのが、その日に学んだことを口頭で説明してみることです。私は、帰り道に周りに人がいないことを確認したうえで、その日に学んだことをつぶやきながら歩いていました(笑)寝る前にも同じことをします。学んだことを口頭で説明しようとするとその日に学んだ知識が整理されていくように感じました。是非、試してみてください。また、メリハリをつけて学習することも大事だと思います。私は、学習をするときは短時間でも集中して学習するように心がけていました。そして、アルバイト先の仕事に集中すること、アルバイト先の皆さんとお話しや食事をすること、好きな番組を観ること等は息抜きになりました。皆さんもあまり頑張りすぎず、ときどき休みながらメリハリをつけて学習してみてください。

LECの講座の良かった点

矢島の速修インプット講座について

速修インプット講座は、テキストがとても素晴らしいと思います。私は、論点や論証のみが記載されている論証集や予備校本は内容が単調に感じていたので好きになれず、司法試験対策のテキストを絞り込むことができていませんでした。しかし、速修インプット講座のテキストは一般的な論証集や予備校本とは全く異なる、司法試験対策に特化したテキストでした。テキストには論証はもちろん、条文の趣旨や要件、判例、重要事項の思考プロセス、司法試験の出題趣旨や採点実感等が記載されていて、司法試験対策に必要なすべての情報が網羅されています。そして、テキストに記載されている情報には優先順位が記号で付されているので、受講生の可処分時間に応じてテキストの復習を行うことができます。また、テキストには短答試験で問われるような知識も記載されているので、短答対策のテキストとしても使用することができます。したがって、このテキストに答練での反省点や情報等を書き込めば、司法試験の受験に必要な情報を一元化したオリジナルのテキストを完成させることができます。なお、平成30年の試験に向けて私が使用したインプット用のテキストは、速修インプット講座のテキストのみです。司法試験対策のテキストを絞り込めていない方には、速修インプット講座の受講を強くおすすめいたします。さらに、矢島先生は受験生がつまずきやすいところや苦手とする分野を考え、受験生の目線で授業を進めてくださいます。矢島先生は非常に熱い先生で、「受験生を合格させたい!」という強い気持ちを持たれていることを感じました。その熱さは画面を通しても伝わってくるので、通信受講でも画面越しに矢島先生のパワーを受け取り、講座を最後まで集中して受講することができると思います。「通信講座は長続きしなさそうだからちょっと・・・」という方にも速修インプット講座の受講をおすすめいたします。

矢島の論文完成講座について

論文完成講座は、司法試験の過去問(平成29年の講座で扱ったのは平成23年から平成28年の問題)、矢島先生が重要だと考える司法試験の過去問(平成29年の講座で扱ったのは平成22年以前の問題)、予備試験の過去問、矢島先生のオリジナル問題の解説を行う講座です。矢島先生の解説の大きなポイントは、矢島先生が作成した参考答案に基づいて解説が行われるところです。一般的な司法試験の過去問講座はテキストに模範答案が掲載されていたとしても、答案の分量が非常に多く、内容が不正確なこともあり、現実的な答案ではないことが多いと思います。しかし、矢島先生の答案は、本番で書くことができたら上位合格することができるレベルのものと考えられるので、極めて現実的な答案になっていると感じました。講座を受講して矢島先生の思考のプロセスを学び、矢島先生が作成した答案を読みこんで合格答案のイメージをし、自分の答案を書いていけば、司法試験の解答に必要な力は自然と身についていくと思います。また、メインで扱う過去問以外の問題にも取り組めば、司法試験に必要な演習は十分すぎるくらいだと思います。様々な演習書や問題集が市販されていますが、司法試験対策として取り組む問題集は論文完成講座の問題集だけで大丈夫だと思います。

論文パーフェクト答練・全国公開模試について

LECの論文パーフェクト答練は、問題の質がいいと感じました。典型的な論点だけではなく、今まであまり考えたことがなく、論証を用意できていないような考えさせられる問題もあったので、未知の問題について時間内に答案を書き上げる訓練にもなりました。そして、答練の解説講義では、武山先生、赤木先生、反町先生がそれぞれの思考方法で答案を書くヒントを提示してくれます。解説講義は答練の復習になるのはもちろん、問題を解くときの思考プロセスを学ぶきっかけにもなったのでとてもよかったです。また、LECの全国模試は年末に受験しました。年末に模試を受験できたため、司法試験の本番まで時間があり、自らの答案の分析をして学習計画の修正をすることができました。そして、論文パーフェクト答練と同様、添削がデジタルで行われるため、添削コメントが読めないこともありませんでした。また、答案の添削が比較的早いため(平成29年実施の全国模試の答案は2週間ほどで全ての答案が添削されました)、自分の答案の分析に早く取り組むことができました。さらに、全国模試の受講者特典として、矢島先生の伝聞証拠の特別講義を受講することができたのですが、この講義は素晴らしい講義でした。いままでわかっていたようでわかっていなかった伝聞証拠の理解が非常に深まりました。

その他

矢島の最新過去問&ヤマ当て講座では、矢島先生が作成した最新過去問の答案に基づいて最新過去問の解説がされます。矢島先生の作成した答案は、本番を想定して書かれていて、このような答案を書くことができれば上位合格することができると考えられるものでした。したがって、現実的な合格答案をイメージすることができました。オプションとして最新過去問の添削も申し込むことができたので、直前期に最新過去問の答練を行い、講座でつくった合格答案のイメージを自分の答案として表現する訓練をすることができました。また、4月という超直前期に実施された直前対策〜労働法という講座ですが、遅れがちな選択科目の対策を直前期にすることができてよかったです。矢島先生が作成した過去問の答案をもとに合格答案のイメージを作り、その後に知識の総チェックが行われたので、過去問を意識しながら知識の総まとめをすることができました。講座の受講後は、この講座のテキストに絞って労働法の対策をすることができました。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

受験勉強を通じて「失敗した」と感じることは、法科大学院在学中に司法試験の対策を怠ったこと、やるべきことを絞ることができなかったこと、2回目の受験まで答案を書く量が圧倒的に少なかったことです。法科大学院の在学中は、授業の予習や復習、レポートの作成、定期試験対策に精一杯で、司法試験対策としては論文の過去問の答案を作成し、短答の過去問を解く程度のことしかできていませんでした。また、2回目の受験までは基本書や演習書、判例集の読み込みをある程度終わらせてから答案を書くようにしようと考えてしまっていました。しかし、基本書や演習書、判例集の読み込みには膨大な時間がかかり、結局は読み込みが中途半端な状態で司法試験を受験することになってしまいました。そして、基本書等の読み込みの時間を考えて答練の受講はせず、答案を書く量は圧倒的に不足してしまいました。その結果、1回目と2回目の司法試験は、短答試験は通過したものの、不合格となり、総合成績も悪かったです。受験勉強を通じて「成功した」と思うことは、インプットを矢島先生の講座だけで行うことを決意したこと、やるべきことを絞ったこと、LECで答練を受講して答案を書く量を増やしたことです。矢島先生のことを信じてインプットを完成させようと考え、3回目の受験前に矢島先生のスピードチェック講座を受講しました。インプットの時間を減らした結果、答案を書く時間を確保できるようになり、3回目の受験の総合成績の順位を1000位程度上げることができました。そこで、3回目の受験に向けた学習の方向性は間違っていなかったと考え、ラストチャンスと決めた4回目の試験に向けて、インプットは矢島先生の速修インプット講座で行うと決意しました。その結果、インプットにかける時間を減らすことができ、やるべきこととして決めていた矢島先生の論文完成講座、LECの答練、全国模試のための時間を確保することができ、それらを反復することで知識の修得をすることができるようになりました。さらに、論文パーフェクト答練や論文完成講座で答案を書き、自分の答案を分析するようになったことで、学んだ論証や知識をいかに答案に示すのか、自分の弱点はどこかといったことが把握できるようになり、答案の質が向上していきました。その結果、4回目の受験でようやく司法試験に合格することができたのです。

LECに通ってここが良かった

まず、LECの講座がよかったです。矢島先生の講座を受講したことでインプットを効率的にすることができるようになり、過去問の分析やアウトプットの時間を確保することができるようになりました。答練の問題も質がよく、論点に偏りすぎない、考えさせられるような問題が多かったと思います。採点もしっかりと行ってくださる採点者が多く、添削がデジタルで行われるため、添削者のコメントが読めないといったこともありませんでした。解説講義も講師の先生方の説明がわかりやすかったです。そして、LEC札幌本校のスタッフの皆さんが親切で親身に対応してくださったこともよかったです。特に司法試験担当のスタッフの方はいつも声をかけてくださり応援してくださっていたので、心の支えになっていました。さらに、LEC札幌本校の自習室がよかったです。立地が良くて利用しやすいうえ、様々な試験の受験生が利用されているので、まわりで頑張っている皆さん、特に僕と同じでスーツ姿で学習している方をみて、僕も頑張ろうと思うことができました。

今後の抱負

苦労して司法試験に合格したからこそ、家族や友人、お世話になった先生方、アルバイト先の皆さん、LECの講師やスタッフの皆さんの有難みをより感じ、全ての皆さんへの感謝の気持ちを強く持つことができました。ようやく法曹になるためのスタートラインに立つことができたいま、そのような感謝の気持ちを忘れずに、毎日を大切に過ごしていきたいです。司法修習では勉強はもちろん、同期の修習生、教官、実務修習担当の皆さんとの交流も積極的に行い、様々な考え方や価値観を学びたいです。そして、一つひとつの事件に真剣に向き合い、いつも丁寧かつ謙虚に、誠実に仕事に取り組む法曹になりたいです。

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