合格に必要なことを分析して必要なことだけを徹底的に学習する
Y・K さん
年齢 | 25歳 |
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大学 | 中央大学(法学部) |
出身法科大学院 | 早稲田大学法科大学院(未修) |
受験資格 | 法科大学院修了 |
司法試験受験回数 | 1回 |
LEC受講歴 | 入門講座柴田クラス・論文基礎力養成答練・論文力完成講座(講義編)・適性試験対策講座・全国適性模試 ファイナル編・論文パーフェクト答練・全国公開模試 |
法曹を目指したきっかけ
私が弁護士を志望したのは、法律という専門知識を用いて、一般人には救えない人を救うことができる点に魅力を感じたからです。中学生の時、先輩が架空請求を受けて悩んでいたところ、弁護士をしていた友人のお父様が、問題をあっさりと解決したのをみて、法律に通じていることの素晴らしさを感じたのが最初のきっかけです。その後、社会を進歩させるのはものづくりやIT、サービスを提供する企業とその従業員の方々であるとの思いから、企業をクライアントとして法的サービスを提供することで、彼らの助け、ひいては社会の助けになりたいと考え、企業法務を専門とする弁護士を志望するようになりました。
合格までの道のり
LECを選んだ理由
私は、入門講座柴田クラス、会社法条文操作マスター講座、司法試験全国模試を受講しました。入門講座は、一番有名なのがLECであるという理由で選びましたので、後二者について書きます。
1 全国模試
私は、3月に他校の模試があると先輩方から聞いていたのですが、その時期に模試をしても本番までに改善することが困難だろうと思っていました。そんな時、1月にもLECが模試をやっていると知りました。試験まで半年の時点で本番と同様の時間割で試験を受けることができるので、改善する時間は十分にありますし、試験期間中どう過ごすべきかのシミュレーションをすることができます。3月の他校の模試を受ける場合でも、LECの模試での失敗点を踏まえた上で、試験期間のシミュレーションをすることができますので、この時期に模試を受けておくことは、非常に有益であると考えました。
2 会社法条文マスター講座
会社法は、条文の存在を知っていること、早く引けることが点数に大きく影響します。会社法条文マスター講座は、条文力を高めるために非常に有益であると先輩方から聞いていて興味を持っていました。いざ同講座を受講するかどうか検討してみると、上記全国模試の解説講義をなさっていた武山茂樹先生が担当されていることがわかりました。武山茂樹先生は、解答のために必要な事項を端的に説明してくださって、受験生として非常に勉強になる講義をなさると感じていたこところだったので、受講することにしました。
仕事や学業、家庭の両立のコツ
勉強時間はたくさん確保できるに越したことはないですが、必ずしも勉強時間が成果に直結するものではないと考えます。確保できる時間の中で優先順位を付けて絶対にやらなければならないことを確実に実行する。これができれば、短時間でも成果は出ると思います。真にやらなければならないことを明確にしてから勉強するようにすることが重要だと思います。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
1 失敗したこと
私が失敗したことは、独りよがりな勉強をして、遠回りをしてしまったことです。私は、学部生時代友人等に勉強の仕方などを相談することなく、自分勝手な勉強をした結果、約2年間ロースクール生時代と同程度の勉強時間を確保していたにもかかわらず、既修者試験不合格という結果を招きました。法律学は、司法試験科目だけに限っても膨大な範囲があるため、司法試験を目指すのならば、“司法試験のための”法律学に特化して勉強する必要があり、それ以外の勉強は、少なくとも司法試験との関係では無意味です。何を勉強すべきなのかを考えることなく、漠然と勉強して時間を無駄にしてしまったことは後悔してもしきれない失敗です。
2 成功したこと
失敗の裏返しになりますが、ロースクールに入学してから先輩方や弁護士の先生方にアドバイスを求める機会を作るようにしたことです。1つのアドバイスから答えを発見することはなかなかありませんが、多くの方の意見を聴くことである程度の勉強方針を立てることができ、効果のある勉強をすることができました。無駄な勉強をなるべくしないために、合格者等に質問する機会を確保することが大事だと思います。
LECに通ってここが良かった
LECは、全国公開模試を早い時期に実施したり、条文操作に限定した講義を提供するなど、受験生のニーズに焦点をあてた講座が多く、ピンポイントで苦手を克服するための利用に適していると考えます。LECをきっかけにして苦手を得意に変えることができた分野が複数あったので、その点が良かったと思います。
今後の抱負
今後は、これまで司法試験のためにしてきた勉強とは異なる能力が求められると思いますが、クライアントの満足を常に実現できる弁護士となれるよう日々努力を重ねていきたいと思っています。