2017年度合格
N.Nさんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

私が法曹を目指したきっかけは少し変わっているのですが、法曹としてドイツと日本の橋渡しをしたいと思ったためです。もともと私の家庭はドイツとのつながりが深く、父の仕事や姉妹都市の交流事業、留学等でドイツに行ったり実家にドイツ人を受け入れる機会が多くありました。そうした中で自然にドイツが好きになり、学部時代に読んだ国際弁護士の方の本の影響で、法曹を目指すことを決めました。

合格までの道のり

LECを選んだ理由

私がLECを選んだ理由は3点あります。1点目は、ロースクールを卒業してから自習室を探していたところ、LECでは条件を満たした有料講座を取れば自習室を使えるという特典があったためです。私の勉強していたLEC新宿校では毎日自習室が開いていた上、朝も9時頃から夜も23時頃まで平日は自習室が使え、勉強時間の十分な確保ができました。自習室も広々としており、ロッカーやラウンジもあり非常に便利でした。2点目は、答練のクオリティーも悪くないと噂を聞いており、実際に私の周りでLECの答練を受けて合格した友人が多くいたことです。実際に受講してみて、本番を意識した出題可能性の高そうな分野、受験生が意外と書けない分野からの出題が多く問題の質は良かったと思います。また、各予備校の中で唯一、年始に全国模試があったため、年内の勉強の指針として活用することができました。3点目は値段の安さです。他校と比較しても受講料が安く、問題の質も悪くない上、本来お金のかかる自習室の費用も考えるとコストパフォーマンスはかなり高かったと思います。

仕事や学業、家庭の両立のコツ

基本的にロースクール卒業後は、合格発表待ち以外の期間は専業で受験生をやっておりましたので、あまり役立つことはいえません。働きながら司法試験に受かっている方達も周りにいましたが、平日の仕事で疲れた体でさらに勉強をされていたとのお話を伺い、その精神力に感服するばかりです。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗した点は、試験に落ちると闇雲に勉強する範囲を広げ、自分の弱点の分析を十分にしきれていなかった点です。自分に何が足りなくて、何をすれば受かるのかということを十分分析せずに勉強をすることで失敗を繰り返しました。そういう意味では試験終了後すぐに再現答案を作り、多くの合格者に見てもらうことは非常に大切です。最後に合格した前年のみ私は再現答案を作りました。これにより合格者から足りない点を指摘してもらうことができ、敗因分析、勉強計画作成の際大変役に立ちました。

LECに通ってここが良かった

前述の通り、LECは自習室の環境が良く、勉強場所に困っていた私にとり非常にありがたかったです。また、LECの答練に対応した武山ゼミを私は受講していましたが、孤独になりがちな受験時代に受験仲間ができ、疑問点を解消する機会をもらえたことは非常にありがたかったです。武山先生にはゼミにおいて受験生が間違いやすいポイントや答案の良い点、悪い点を指摘していただき、ゼミの存在が司法試験合格の一因になったと思います。現在もゼミ生同士の仲は良く、飲み会等もあります。

今後の抱負

私の初志を貫いて、弁護士として日独の橋渡しをできるようになりたいです。そのためにも研鑽を怠らず、積極的に外に打って出るてると共に縁も大切にしていきたいと思います。