2016年度合格
K・Nさんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

高校時代、あるテレビアニメのレコーディングに参加したことがありました。レコーディングに参加した際、製作者の方々が締め切りに追われ、大変な思いをして一つのアニメを作り上げている現状を垣間見ることができました。しかし、近年、違法ダウンロードなど著作権侵害が横行しているため、DVDなどが売れなくなり、製作者側は正当な利益を得ることができていないといえます。

製作者や作曲家などが正当な利益を得ることができなければ、より良い作品や音楽が生まれなくなるため、アニメなどの製作者や作曲家、芸術家等を著作権侵害から守り支援することを通じて、文化の発展に貢献したいと考えるようになりました。
そこで、法律家として文化の発展に貢献したいと思い、法曹を志しました。

合格までの道のり

私は、2回目の受験時、あと0.88点足りず不合格になってしまいました。その年の試験は、試験問題の流出が問題になったこともあり、非常に悔しい思いをしました。しかし、いくら悔やんでも落ち込んでも、結果は変わりません。そのため、すぐに気持ちを切り替え、毎日淡々と勉強をしました。結果的には、これが良かったのかなと思っています。今年、点数があと少し足らず不合格になった方がいらっしゃると思いますが、諦めずに気持ちを切り替え、淡々と勉強をして欲しいと思います。

また、私は中学高校と部活漬けであり、大学受験もしていませんでした。一方、周りは中学高校と勉学に励んできた者が大半で、まともに勉強をしてこなかった私が本当に合格できるのか不安になったこともありました。この差を埋めるべく、日々愚直に努力を重ねました。その結果、合格することができました。そのため、中学高校と部活動しかしてこなかった方であっても合格できるので、不安になることはないと思います。

さらに、毎日毎日勉強ばかりしていると、精神的に疲れてしまいます。そのため、月に何回かは、午後4時くらいまで勉強し、その後ライブに出かけたり、アフター6でディズニーランドへ行ったりして、リフレッシュをしていました。また、毎日毎日勉強ばかりしていると、精神的にだけでなく肉体的にも疲れがたまってきます。そのため、2週間に一度のペースで、鍼灸院へ通っていました。個人的には、マッサージより、鍼灸の方が根本的に疲れが取れるような気がしています。

受験勉強を通して「失敗した」「成功した」と思うこと

過去問分析や答練での反省点等も含め、すべての情報をまとめノートに一元化したことは良かったと思っています。そして、毎日欠かさず、そのまとめノートを暗記する時間をとったことが良かったと思っています。毎日毎日暗記をすることで、そのまとめノートの情報が自分の地肉となってくるからです。とにかく、基本知識を身につけることが、合格への近道だと思います。

今後の抱負

前述したとおり、法律家として音楽家・芸術家を支援することを通じて、文化の発展に貢献したいと思っています。

LECに通ってココが良かった！

LECが他の司法試験予備校と違う点は、年末に全国公開模試を行うという点です。本試験と同じスケジュールで行われるので、全科目をある程度のレベルまでもっていくことが求められるため、全科目まんべんなく勉強せざるをえないため、必然的に勉強することになります。また、食事等本試験中の過し方を含め良い予行演習になります。

そして、全国公開模試を受けることによって、何ができて何ができなかったのかを知ることができます。また、できた点に関しては継続して勉強する、できなかった点に関してはなぜできなかったのかを検討し、今後の勉強方針を修正することができます。年末に、一度このようなチェックができるのは、非常に有意義です。