H・Y さん(57歳)
良問の揃ったLEC模試で鍛えられました
受験回数 | 2回 |
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主な受講講座 | 2021年合格目標 模試パック |
受講形態 | 通信Web |
学習開始時期 | 2020年11月 |
行政書士を目指した理由・きっかけ
将来のセカンドライフを見据え、既に取得していたCFP資格と組み合わせ、「これだ」と行政書士の資格に興味を持ちました。CFP資格取得で学んだ相続、後見など家族法関連知識が行政書士資格との親和性があると実感し、FP1級受験勉強にめどのついた2020年7月より学習を始めることにしました。
LECを選んだ理由
まずは「法律系の資格取得といえばLEC」という知名度と安心感がありました。加えて、2018年11月にFP2級の模擬試験をLECで受けたときに、こちらからの質問に対してとても誠実で丁寧な対応をいただいたためでした。行政書士講座そのものは経済的事情から他社通信講座にしましたが、2020年11月の行政書士本試験では、模擬試験を受けずに受験したこともあって太刀打ちできずに不合格。レベルの高い模擬試験をできるだけ多く経験して、アウトプット力の強化と現場思考力の強化が必要と考えて検討した結果、バラエティに富んだ模擬試験を6回も経験できるLEC模試パックを選びました。
合格への道のり
まず2020年11月の本試験を受験しましたが、これまでの成功体験では太刀打ちできない難しい試験であることを痛感しました。初学者ゆえの圧倒的な基礎知識の不足だけではなく、行政書士試験そのものについての考え方の甘さを猛省しました。そこで、本試験終了後に、改めてテキスト、条文・判例ととことん向き合って基礎を固めつつ、模試受験など実戦に即した演習を通したアウトプット力の強化により、1年間やり直すことにしました。自分なりに「何かを変えたい」との一心から、自分なりにいろいろな創意工夫をしました。条文を法令検索からシートに貼り付け、そこにテキスト・アウトプットで学んだ事項を反映させてスマホでも読み書きできるようにしたり、よく間違う問題を肢別化してエクセル上に転記し、演習時に正誤判定と自分でまとめた肢ごとの論点の確認ができる演習シートの作成もしました。7月の到達度確認模試ではいずれも記述抜きで合格点を取れて大きな自信になりました。そのときに横溝先生から「到達度確認模試ぐらいで浮かれるな」の旨のメッセージを間接的に知り、気を引き締めました。そのあと、横溝先生のご指導は見事に的中しました。第1回全日本行政書士公開模試では記述式で真剣に書いても60点満点の0点。公開模試で初めて合格点に届きませんでした。第2回全日本行政書士公開模試では盛り返しましたが、10月に会場受験したファイナル模試では行政法(10問)、商法・会社法(全敗)により模試の最低点を記録しました。出口の見えないスランプに陥りそうになりました。そんなときに「基本に返ろう」と思い直し、テキスト、条文の読み直し、過去問の解き直しに注力し、新しい教材には一切飛びつきませんでした。条文の復習時には、目次学習の活用、過去問などで問われている重要論点を思い起こす訓練も行いました。この直前期の立て直しでスランプから脱出でき、本試験では手ごたえを持って臨むことができました。本試験では記述抜き180点を目標にしましたが、取りこぼしもあって10数点及ばず記述待ちとなりました。記述は1問ほぼ完答できたので合格の手ごたえはあったのですが、発表までの2か月半はとても長く、思い悩んだ時間でした。だからこそ、合格発表日に自分の受験番号を見つけたときはこの上ない喜びでいっぱいでした。
LEC行政書士講座カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用法
全2回の到達度確認模試と全日本行政書士公開模試、ファイナル模試、直前ヤマ当て模試の合計6回の模試が組まれていましたが、学習の進捗に応じた難易度で、山を登るかのように自分自身の理解度と立ち位置を客観的に確認できました。また、模試の後の解説講義、模試の受験特典でいただける「条文&一問一答ドリル」も、理解を進めていく上で助かりました。模試の解説については、冊子の右半分を隠して使用すると解き直しに大いに役立ちました。直前期には6回分の模試の冊子を全て上記の方法で解き直し、最終チェックに活用しました。
LEC行政書士教材の良かった点、有効な活用法
公開模試のほかに『出る順行政書士当たる!直前予想模試』も活用しましたが、両方とも本試験に近い良問が揃い、アウトプット力の強化と、基本事項の再インプットにとても役立ちました。また、一般知識の問題はバラエティに富み、広い範囲で要所要所を押さえることができたとともに、過去問では著作権の問題から非公開ゆえに場数を踏めない文章理解について、公開模試と『出る順行政書士当たる!直前予想模試』で合計9回経験でき、自信をつけることができました。
講師のここが良かった
到達度確認模試では、日高先生から「組み合わせ問題」の要領よい解き方をご教示いただき、時間短縮に役立ちました。そのほか3回の公開模試は横溝先生から解説をいただきました。メリハリのある教え方、判例の解説では実際の事例の背景をわかりやすくご説明いただき、理解に役立ちました。横溝先生は厳しいことをズバッとおっしゃられますが、厳しさの奥に隠れた思いやりや優しさも伝わり、頼りになりました。「あと50日の過ごし方」で、私自身の方針をバシッと決めることができ、迷いなく直前期の準備ができました。あとは、野畑先生のブログと動画で、「直前期の過去問の解き方」の解説がありましたが、その中で学んだ「キーワード」で絞り込んだ重点的・横断的な過去問演習により、メリハリのきいた直前期の確認ができました。
LECのサポート制度で良かった点
6回の公開模試で記述式の問題演習を経験できましたが、添削後の答案には、「〜が記載されていない」という減点理由だけではなく、足りない点、押さえるべき重要ポイントが記されていました。また、公開模試受験後の成績表では、得点、偏差値、順位で自分自身の現在位置を把握できるだけではなく、設問ごとの正答率と設問ごとの各選択肢の構成比を確認でき、自分自身の選んだ選択肢について論点ずれがないかのチェックに役立ちました。
これから行政書士を目指す方への応援メッセージ
まずは「ぶれない自分軸」を持つことと、どんなことがあっても決して他責にはしないで謙虚に現実を受け止めて改善へとつなげていく心を持つことと思います。わたし自身は法律初学者で手探りで、初回試験での失敗での反省を活かして次につなげることができました。そして、最後にものをいうのはずばり【運】です。これは自分ではどうすることもできませんが、普段の過ごし方や周囲への感謝の気持ちを忘れないことで、運を引き寄せることができる可能性が広がります。試験勉強だけでなく、普段の過ごし方でも、最善を尽くしてください。そして何よりも「健康第一」です。試験当日が「最高潮」となるよう、努めてください。