埜上 修志 さん(35歳)
行政書士試験は適切な対策をやれば受かる試験!
受験回数 | 1回 |
---|---|
主な受講講座 | 2020年合格目標 模試パック+直前対策講座 |
受講形態 | 通学(広島本校) |
学習開始時期 | 2019年12月 |
行政書士を目指した理由・きっかけ
私が行政書士を目指した理由は、パート・アルバイト生活から抜け出す為です。諸事情あって、大学卒業後にアルバイト生活になりました。しかし、給料も少ない割に毎日忙しい中、自分が悔しく、このままではいけないと思い、資格試験の勉強を始めることを決心しました。立てた目標は、司法書士になることでした。大学が法学部だったこともあり、法律系の資格試験として、司法書士があることを知っていたからです。しかし、大学卒業からは10年近く経っていて、知識のアドバンテージなどは今やありません。いきなり司法書士では歯が立たないので、戦略として、宅建士、行政書士、司法書士と、順番にライセンスアップを目指していくことに決めました。基礎力と自信と勉強する習慣を付けるためです。そして、宅建士から取り組んでいたところ、令和元年度の宅建士に合格できたため、続く令和2年度には行政書士にチャレンジすることにしました。私の行政書士試験の受験は、人生の下克上です。今の自分に満足していなかったので、現状を打開するために今の自分に対して挑戦をするためでした。私にとっては、未来を自力で切り開く為の鍵であり、下克上受験でした。
LECを選んだ理由
LECを選んだ理由は、ずばり信頼・実績・内容です。私は大学時代法学部でしたが、当時、期末試験の勉強の時にLECが法律系の参考書を出していることを初めて知りました。大学の図書館で借りてみると、とても分かりやすく、とても試験の対策に役立ちました。それからというものの、LECに対する信頼は大きく、大学4年間大変お世話になりました。そういう経緯があって、資格試験にチャレンジしようと決めたとき、LECにすると決めて本屋に行きました。LECには、合格するためのノウハウがあります。合格するために何をするべきなのかの、道標を描いてくれます。講座でもその道に秀でた有名な講師が在籍、担当されています。さらに、メインの講座の他にも、改正民法の対策講座や〇点アップ道場など、弱点を補強するための特別講座が充実しています。初受験の方、2年目3年目のリベンジ受験の方など、それぞれに合った講座を上手くチョイスすることができて、言ってみればかゆいところに手が届く、受験生想いのカリキュラムが用意されているのが、LECの凄いところです。すべての利用者の目的は、合格することだと思います。そこから焦点をずらさずに、的確にフォローやフィードバックしてくれるのがLECです。またLECが出版している市販の参考書にしても、一言でいえば無駄がありません。よく本試験の分析がなされていて、合格するために必要な知識、情報、問題がそろっています。そういった、LECの研究と姿勢が、私のLECに対する信頼に繋がっています。だから、行政書士を受けると決めたときも、迷わずLECに決めました。
合格への道のり
私はフルタイムでパートとして働きながらの受験でした。2019年の宅建士の合格発表があった12月2日から、すぐに行政書士試験の受験生にシフトしました。最初に使用したのは、LECの『出る順行政書士ウォーク問過去問集 法令編』です。特に行政法は全く分からない状態でしたが、行政法と民法の過去問をとにかくまわして、間違えて覚えるという勉強から始めました。勉強は、1時間前に出勤して、休憩室で時間まで勉強することと、仕事が終わってから直ぐに図書館に向かいまた1時間ほど勉強して帰るということを習慣にして、これだけは本試験まで続けました。目標は、過去問題集を複数回まわしても、安定して100%正答することにしていました。とにかく民法と行政法です。過去問題集をまわすと基礎ができます。春以降、憲法と商法に手をつけました。ただ、春以降には、働きながら2年連続の受験ということもあり、疲れが出てきてとても苦しかったです。休みたい気持ちと、受かりたい気持ちで葛藤しながら、それでもそのバランスをとりながら、本試験で点を取ることだけを目的、ゴールにして過ごしました。休日は、図書館に行って1日勉強するという受験生活を送っていました。しかし、その年の春からはコロナ禍に見舞われ、外出を自粛をしたため、その勉強スタイルが壊されてしまったことが、疲れが出た原因にもなりました。無理はせずに、仕事の日のルーティンと休日の勉強を積み重ねて、夏頃には本試験で戦える力をつけていきました。夏からは模擬試験が始まります。模試の対策はその2週間前からしました。そして、模試を受けながら、勉強法も調整していきました。記述対策には、小さいノートを使って「ルールブック」というものを作り、問われそうな論点で要件と効果をまとめておいて、直前にしっかり見直して模試や本試験に臨みました。一般知識は、主に模試の復習でやりました。模試を受けてその知識を身につけ、そこから知識を広げていきました。結果から言うと、その勉強法で間違ってはいませんでした。一般知識の基準点は誰もが怖いですが、模試の復習と、問われやすい分野の学習を局所的にしておくだけで基準点を越えることは十分にできます。14問中6問取ればいいのですが、文章理解は落ち着いてよく読めば3問全て取れますので、残り3問以上を取れればいいというくらいの気持ちで臨めば、怖さはなくなりました。本試験で問題を解く順番は、一般知識からと決めてやりました。一般知識を全て解答してから、第1問目へ戻り解いていき、記述式が1番最後です。それが1番リズムが良く感じました。本試験前は、新しいことはせずに、知識の確認に徹しました。本試験で出る問題は素直な問題が多かった印象があるので、過去問中心の勉強で間違っていなかったと実感しました。
LEC行政書士講座カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用法
まず、LECの行政書士講座といえば横溝先生です。そんなに講師の情報を集めていなかった私の耳にも、その情報はすぐに入ってきました。私は基本的には独学をベースにしながらも、横溝先生の改正民法対策講座を通信で受講しました。横溝先生は、行政書士試験におけるスペシャリストであり、受かるための知識を明確・明瞭に授業してくれます。通信Web受講なので、スマートフォンで自分のペースで受講できました。休日に1回受講するというゆったりとしたペースで、無理なく勉強できたことが良かったです。特に昨今はコロナ禍であるので、これからも通信講座は重宝されていくと思います。内容も、横溝先生がハキハキとズバズバと楽しそうに教えてくださるので、必死について行こう!と頑張れました。通信Webだと何回も動画を見直せるので、何回もまわして復習することができます。資格試験を勉強するにあたって、一回やっただけではまず何も身につきません。やったあと復習をして、まわすこと。それが通信だと自分のペースででき、有効に活用できました。模試パックも申し込み、模試は全6回全て受けました。模試で大事なのは、知識の補強です。点数で一喜一憂することではありません。解説冊子や、解説講義も充実していますので、受けたあとにしっかりと復習することができます。模試で問われた知識は、本試験で出てもおかしくは無いと認識して、しっかりそれに対する対策と受けたあとの間違い直しと復習をしていきました。模試を受験したことにより、本試験での時間配分や解いていく順番を確立できました。受かりたいなら、断然LECがオススメです。
LEC行政書士教材の良かった点、有効な活用法
行政書士の試験対策として、最初にLECの出る順行政書士ウォーク問過去問題集を使いました。過去問で問われた知識が分野別に整理されていて、勉強を進める上で大変活躍しました。解説も無駄がなく、必要な情報を載せてくれていた点が良かったです。無駄がないというのは、書きすぎず、書かなさすぎずといったところです。これから行政書士試験の勉強を始める方は、まず過去問題集から入ることをおすすめします。過去問は過去に本試験で問われた知識の寄せ集めであり、過去にはその問題を解けたら、合格したものなのです。一からなどと思い、遠回りなどをせずに、最初からゴールを体感してください。右も左も分かりませんでしたが、いきなり過去問題集から解いていきました。まずは、分からなくてもいいから、5回はまわすのです。解説をしっかり読み、間違えて覚えるのです。5回まわしたら、やり方や自分の居場所が分かるようになってきます。そして、そこからは正答率200%を目指します。200%とは、複数回解いても正確に正誤が判断できる状態です。選択肢別で正確な正誤が判断できることが目的です。テキストはあくまで補助教材であり、過去問題集を使っていて、プラスアルファや知識を補給したいときに、局所局所で引く辞書のような役割です。それも過去問題集1冊に書かれた知識を完全にしてからの話であり、完全になってからはじめて、その余分が生まれます。大事なのは、過去問レベルを何回もまわして合格することであり、法学博士になることではありません。
講師のここが良かった
改正民法対策講座を担当された横溝先生は、大きな声でハキハキととてもわかりやすく、講義の進行と構成がとても上手です。受講生の頭の中に、そのストーリーをうまいこと創り出してくださり、とても印象が残りやすかったです。授業のレベルが高いので、頑張ってついて行かなければ、という気にさせられます。横溝先生が担当されている横溝プレミアム合格塾は評判が高く、毎年多くの合格者を輩出しています。もし私が2年目にリベンジ受験するという場合は、横溝プレミアム合格塾を受講したいと決めていました。
LECのサポート制度で良かった点
私は模試パックを申し込んで、全6回模試を受験しました。模擬試験は毎回Web上で成績を見ることができ、学習の到達度も確認できます。また、行政書士試験の受験生は記述式が1番不安かと思いますが、その練習ができ、採点もしてもらえます。解説冊子は充実していて、復習が大事なのですが、その復習だけでもかなり内容が濃いものになります。特に直前期は、2週間に1回模試があり、模試の準備対策と模試を活用した学習が中心になります。私は、毎回模試の対策をし、知識の成熟度を模試に合わせて行っていました。模試を本試験と思って受験します。それがとても練習になるので、全6回すべて受験すると、時間配分も含めて、本試験の対策になります。また、模擬試験を受験すると、受験特典として、憲法や行政法の分野別の条文&一問一答ドリルがついてくるので、空いた時間や次の模試対策などで活用させてもらいました。LECはそうやって、受験生の合格のためのフォローアシストをしてくれるので、あとは私たちがそれを素直に受け取り、本試験に学習の成果を持っていけばよいだけです。
これから行政書士を目指す方への応援メッセージ
毎日コツコツが大事です。行政書士試験は、法的な常識力が問われます。基礎力が1番大事です。基礎力を養うには、過去問演習が1番効果的です。過去問演習を最低限だと思い、まずは身につくまで過去問をまわすことです。試験に受かるために必要なことと、そうじゃないことの仕分けをしてください。出るとこだけをやるという意識が大事です。そんなことは実際には不可能ですが、その意識があるだけで、やることは絞られてきます。また、出るとこだけの対策をやっているという意識があれば、習熟度も高くなり、身につきやすくなります。本試験以上のことは、しなくてもいいのです。まずは、過去問集を完全にしてから、そこからはじめて、派生させていけば、効果的な学習ができます。そして、行政書士試験は、受験生に点数を取らせる為の試験だという認識を持つと、不思議と学習が進みだします。本試験では、得点を回収していくだけです。試験では、△マークを有効活用してください。いわゆるペンディングです。5択肢別の正誤が完全にできない問題も当然にあります。深みにはまらずに、△を有効活用して先に進み、問いの正答だけを出すことだけに集中しましょう。行政書士試験の勉強は、長丁場になります。働きながら勉強なされる方が多いと思います。疲れた時は無理をせずに休んでください。長い目で見て続けていくことの方が大事です。受験勉強は大変ですが、その分合格したときの喜びは大きいです。行政書士試験はしっかり対策をすれば受かる試験です。今、行政書士試験を目指されてる方は、是非合格を掴み取ってください。応援しています。