M・M さん(45歳)
学習スタイルの早期確立が合格のカギです!
受験回数 | 2回(お試し受験含む) |
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主な受講講座 | 2020年合格目標 パーフェクトコース+直前対策講座 |
受講形態 | 通信(DVD) |
学習開始時期 | 2019年11月 |
行政書士を目指した理由・きっかけ
もともとは、15年前に合格した社労士とのダブルライセンスを目指したことがきっかけです。実は社労士試験合格の翌年に他予備校の通信講座を受講したのですが、その当時は転職時期と重なり学習時間がまったく確保できず、試験範囲をカバーする前に本試験を迎えてしまいました。おぼろげな記憶だと、本試験1週間前に記述対策を始めた、という有様だったのではないかと思います。結果は当然不合格。自分自身の実力の無さと意志の弱さを実感すると共に、いつか必ずこのリベンジを果たしたいという気持ちが心の底にありました。それから13年後の2019年、仕事も落ち着きようやく学習に集中できる環境が整いました。ブランクが長く、法律知識は殆ど残っておらず初学者同然の状態だったのですが、このチャンスを逃すと次はないと考え、再チャレンジをすることを決意しました。
LECを選んだ理由
仕事の関係で通学受講をすることは困難だったため、通信講座が充実している予備校を考えていました。LECでは以前通関士講座(通信)でお世話になり、合格までの効率的なカリキュラム内容が好印象だったので、有力な受講の候補としていました。また、基本知識は極力早期の段階で身に付けた上で、本試験前のできるだけ早い段階で演習問題や過去問を繰り返す状況を作り出すことが私自身の学習スタイルだと捉えていました。よって、同じコースの中でも2つの受講形態が選択できることも私とって魅力的でした。さらに、校舎が京都駅のすぐ近くにあり、仕事帰りに自習室を利用しやすい立地条件にあったことも大きな要因でした。最終的には、学習を進める上で自分自身にとって最適な環境が整っているLEC一択となり、ここで合格を目指すことを決めました。
合格への道のり
2019年11月から受講を開始し、ちょうど1年の学習期間でした。私は教育関連の仕事に従事しており、どうしても勤務時間が長時間に及び、勤務後に自由に使える時間が限られていました。また学習開始3ヶ月後にはコロナウィルスによる影響で職場を巡る環境も大きく変わり、いかにして学習時間を確保するのかが合否の分かれ目でありました。私の学習スタイルは、とにかく一通りの学習を早期に終え、理解不足項目と新規習得項目を徹底的な問題演習を通じて、本試験までに習得することにありました。そのため、一定期間毎に送られてくる講義DVDはできるだけ早い段階で視聴していました。目安として平日に1講義、週末土日に2〜3講義のペースでの視聴でした。1回の講義が約2時間30分あり、且つ必ず復習とトレーニング問題をこなした上で次の講義へと進んだので、受講開始から約半年は休日にあまり外に出ることがなかったように記憶しています。何とかやりくりし、一通りの学習を終えたあとは、体を受験モードに切り替える努力をしました。大体8月頃からです。実はあまりおススメしづらい方法なのですが、超朝型の学習習慣を実践しました。普段はどうしても仕事の疲れにより、勤務後に学習をすることが困難であったからです。8月以降は1日の学習時間を5時間と設定。この5時間は1日のトータルであり、通勤時間等の細切れの学習も含みます。先ず、平日は午前1時30分に起床しました。すぐに学習を開始し、4時30分頃まで継続。その後、朝の準備を経て家を出ます。通勤時間は約1時間30分かかるので、そのうち1時間程度を重要項目の暗記等に充てました。帰りの時間も併せて2時間を確保し、合計5時間を学習時間に充てるという計算です。勤務の状況によっては当然、5時間を確保できない日もあったのですが、それは「負の遺産」として週末などの別日に上乗せしました。この学習パターンを開始した当初は体が非常に辛かったのですが、1ヶ月程度で生活習慣の一部として身に付きました。一度体が覚えていたので、少しでもこの学習パターンが崩れた日があれば、何か違和感を感じる程にまでになりました。模試はLECで受験できるものは全て受験し、直前期の週末には午後1時から本試験の過去問や模試などを活用しリハーサルを繰り返しました。これだけやってもやはり本試験の問題は手強かったです。また、コロナの影響もあってか試験会場が試験会場っぽくない部屋でした。照明も暗く、やりづらさを感じたまま受験したのを覚えています。試験終了後も出来具合に自信がなく、解答速報を見るのが怖かったです。それでも何とか記述抜きでも180点を超えることができ、合格発表日は比較的穏やかに迎えることができました。
LEC行政書士講座カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用法
LEC行政書士講座の最大の良さは、自分の学習計画に合わせたプログラムが提供されている点にあると思います。これまでにもいくつか別の国家試験を受けてきましたが、本試験合格の要因として共通していたことは、早い段階で基礎力を身につけ、苦手部分の克服や未修知識の補充は問題演習を徹底的にやりこむことで対応していくことでした。その点において、LECのパーフェクトコースの通信講座は2パターンの形態が選べ、私は講義の進度が早いパターンを選びました。この選択により、私自身の受講スタイルに合った学習がしやすくなり、今回の合格につながったのではないかと思います。このように、LECでは通信講座であっても受講者に一定の選択権を与えてくれ、自分自身の受講スタイルに合った形態で学習を進めることができる大きなメリットがあります。
LEC行政書士教材の良かった点、有効な活用法
私は、通信講座を受講する上で最も大事なポイントは、テキストのわかりやすさだと思います。行政書士試験はとにかく範囲が広いので、一つ一つの項目を効率よく理解しなければなりません。そのために、「伴走」の役割をするテキストの役割は重要です。LECの講義録は、確かな知識の習得という根本的な役割を果たすだけでなく、後で復習した際でもまるでもう一度講義を受けたかのように整理された構成となっています。例えば、私は民法があまり得意でありませんでした。そんな中、講義録では基本項目と応用項目(MEMO)が明確に分けられており、とにかく最初は基本項目を確実に覚えるようにしました。その結果、民法を一通り学習した段階で、基礎的内容を全体的に把握することができ、少なくとも一通りの基盤を確立した上で、応用力の習得段階へと進めることができました。過去に一度受験したとは言え初学者同然だった私にとって、押さえるべき項目のメリハリが効いたLECの講義録こそが私にとって最大の頼れる存在でした。
講師のここが良かった
私が受講したパーフェクトコース(通信)の合格講座は、複数の先生が担当されておりました。それぞれの先生の講義スタイルが私に合っており、お一人お一人にお礼を申し上げたいくらいです。憲法の野畑講師は、軽快なトークテンポだけでなく、複雑な事例に対して図を駆使しながら明快に解説されました。結果、資格試験学習を超えた学問への好奇心を刺激していただきました。非常に頭に入りやすい講義スタイルでありました。行政法・民法・商法・会社法の日高講師には、とにかく知識の深さに圧倒されました。私自身は経済学部出身ですが、法律の真髄をわかりやすく伝えて下さり、まるで法学部の質の高い授業を受けている錯覚に陥りました。大変貴重な時間でありました。一般知識の植松講師は、とにかく無駄のないプロの講義でした。一般知識は範囲が膨大であり、7回程度の講義でどれだけカバーできるのか不安でしたが、お見事なまでのメリハリのよさで私の不安は払拭されました。実際に本試験では一般知識56点満点中52点という高得点を得ることができました。また、科目別答練や模試の解説時には横溝講師が担当され、様々な先生が私をバックアップしてくださる感覚を常に感じ、最後まで心強い気持ちでやり抜くことができました。
LECのサポート制度で良かった点
1回1回の講義が大変分かり易く、挫折することもなく本試験を迎えられました。学習期間中は自分自身との闘いであったので、「いつまでにこれをやる」という小さな目標を絶えず設定し、何度も何度もそれを乗り越えることで自分自身を鼓舞しました。オンラインの会員ページでは「目標設定に対してあと何日」と自分で設定できるカウントダウン機能があり、自分への学習規律維持機能として大いに活用しました。私はDVDでの受講でしたが、オプション講座をWebで受講したときは、講義を早送りするなど貴重な時間を有効活用できるサポート機能があり大変良かったです。
これから行政書士を目指す方への応援メッセージ
行政書士試験は、学習範囲が広く一つ一つの項目にゆっくり時間をかけすぎると全ての範囲が終わらない危険性があります。よって効率的に各項目を抑える器用さが求められる試験であると考えます。一方で、ここ数年問題のレベルが上昇し、基礎知識を問う問題であっても応用力が求められる問題も出題され、深い知識の習得も不可欠です。憲法にせよ、行政法にせよ、民法にせよそれぞれの法律の学習自体は非常に楽しいものですが、本試験合格となると「楽しみ」だけではなかなか難しいものがあります。様々な市販テキストやYouTube等の無料映像を使い独学で合格をされる方も一定数はいます。しかし、重要ポイントの取捨選択という点に関して言うと、独学だとどうしてもムダが発生してしまいます。その点、一貫した学習プログラムが用意されたLECの講座は、ムダなく効果的に効率よく合格へと導いてくれる最高のツールだと考えています。行政書士試験の学習を始めた2019年と今現在とでは世界が大きく変わりました。世界が変われば当然それを取り巻く各種法制度も変わります。私はコロナ下での学習を通じて、法律を詳しく研究することの重要性と必要性を身を以て感じることができました。これから2021年度の本試験に挑まれる皆さん、是非最後まで諦めず挑戦し続けてください。また、合格までの最短ルートを模索されている方はLECでの受講を検討されることをおススメします!