K・R さん(62歳)
定年退職後でも合格できました!
受験回数 | 2回 |
---|---|
主な受講講座 | 2020年合格目標 模試パック |
受講形態 | 通信Web |
学習開始時期 | 2019年3月 |
行政書士を目指した理由・きっかけ
高校時代、将来は法学部で法律を習得するのが生きていく上で一番役立つと思ったのですが、結局、得意な理数系の大学に進みIT企業に入りました。社会経験が全くない状態では訴訟の具体的イメージが持てず、また当時の六法はカタカナ書きで解読が難解なものでした。その後、社会に出てからいくつかのトラブルを経験し、法律を知らないために権利を主張できなかったことや、法律に助けられたことがあり、改めて法律の重要性を認識しました。そこで定年退職を期に、LECのパーフェクトコースを申込し、今一度、法律系の分野に挑戦した次第です。行政書士の受験勉強は、憲法・民法・行政法・商法などの基本的な法律知識が習得できますし、合格すれば個人で開業して仕事につなげられるという利点があります。会社勤めは卒業してフリーランスを目指す人には、とても魅力的な資格だと思います。
LECを選んだ理由
まず、資料請求を行って概要を把握してから、自宅から通学できる範囲にあるLEC横浜本校の説明会に参加してみました。加藤寿隆講師の模擬講義がとてもわかりやすく、スタッフも丁寧に相談に乗ってくださいました。さらに説明会の後で個別に講師に質問をさせてもらい、納得のいく回答をいただいたことで、その場でパーフェクトコースを申し込みました。他社の資料やホームページもチェックしましたが、LECが一番分かりやすかったです。1年目は途中入学だったこともあり学力が及ばずでしたが、2年目は自宅で教材を使って復習を行い、それに加えてLECの模試パックを受講しました。LECの模試は問題がよく練られており、見事に盲点をついた問題が出題されるので効果的な学習ができました。
合格への道のり
LECで学び始めた頃は、長年手書きの文章を書いていなかったので、訴訟、錯誤、詐欺など、すっかり漢字が書けなくなっていました。また、法律の考え方に慣れるまでに3ヶ月ぐらいかかりました。特に謎だったのは、判例の役割と位置づけです。これについては、ひとつひとつ覚えていく他はなさそうです。試験の2週間前からは一般知識の問題を解いて勘を鍛えました。いきなり正解を探すのではなく、まず選択肢の中から疑わしいものを落としていくと2択ないし3択に絞られます。その中から最終的な解答を選ぶようにすると正解率がぐっと上がりました。私の場合、本試験では法令科目の得点が期待したほど伸びなかったのですが、勘で解いたところがかなり正解できたために救われました。
LEC行政書士講座カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用法
行政書士試験は出題分野の範囲が広い上に、意地悪な質問が多数出題されます。そのため、カリキュラムの内容を一通り理解しながら、並行して過去問集を何度も回して解くことで知識を定着させると共に、本試験のポイントを掴み引っかけ問題に嵌らないようにする訓練が重要になってきます。本試験の問題の作り方は年々変化しますので、見たこともないような出題の仕方をされても落ち着いて対処することに慣れておく必要があります。LECの模試パックの採点結果は、200点を余裕で越える回もありましたが、反対に170点以下のこともありました。特に記述問題によってかなり変動しました。できるだけ多くの模試を受験して、自分の弱点を補っておくことが大事だと思います。
LEC行政書士教材の良かった点、有効な活用法
通学で学ぶ場合は、事前にサッとDVDやWeb講義を使って、講義でやる予定の内容を予習してから講義に出席すると、とても効果的に理解できました。テキストは細かい項目ごとに事例や過去問が挿入されているので、条文の意味を具体的に把握することができると共に、過去問で理解度も確認しながら学習できるところが素晴らしい構成だと思います。また、市販のテキストにはカラーを多用したテキストもありますが、LECのテキストはモノクロ濃淡で記されているので、自分で自由にマーキングできるところが便利です。
講師のここが良かった
初年度に横浜本校に通学してパーフェクトコースを受講した際は、加藤寿隆先生が法律科目から一般知識までの全科目を、毎回熱意をもって教えてくださったので、何より先生に吉報をお届けしたく、いつのまにか自分のことよりもそちらが目標になりました。年度の途中から入学してくる人や、毎回の講義に遅刻する人もいましたが、どの方にも親切で丁寧に接していらっしゃったのが印象に残っています。2年目は独学になりましたが、最後まで頑張れたのはその目標があったからだと思います。もちろん合格したときは、一番に加藤先生にお伝えしました。
LECのサポート制度で良かった点
良くできていて、スムーズに学習できました。特に困ったことはありませんでしたので、サポートは使いませんでした。
これから行政書士を目指す方への応援メッセージ
行政書士試験は、もちろん勉強しないと合格できませんが、勉強したからといってすんなりと合格できるものではありません。法令科目の問題によって思うように点が取れなかったり、記述はどの観点を問われるかによって正解率が大きく変動したりします。一般知識は誰も知らない聞いたこともないような分野の問題が出ます。ある種、抽選のような要素があると思います。従って、万一不合格でも、今回は抽選に当たらなかったのだというくらいに気楽に考えて挑戦しましょう。ただし学習する際には、この不確定な抽選的要素を凌駕するぐらいの実力をつけるつもりで望んでください。