K・H さん(59歳)
必要以上に手を広げず完璧を目指さない
受験回数 | 2回(お試し受験含む) |
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主な受講講座 | 2020年合格目標 パーフェクトコース+演習力強化パック+直前対策講座 |
受講形態 | 通学(渋谷駅前本校) |
学習開始時期 | 2019年12月 |
行政書士を目指した理由・きっかけ
サラリーマン人生も終盤となり、定年後をどう過ごすかを考える時期となっていました。これまで関係の深かった中小企業の支援をする仕事を続けたいが、会社員はもうやりたくない、そう考えて行政書士を目指すことにしました。
LECを選んだ理由
職場や自宅からも近く、駅から近い場所に複数の校舎があったことが第一の理由です。複数の校舎で乗り入れ受講できるので、実際に通ってみて自分に合った講師を選べるところが実用的だと思います。実際に渋谷駅前本校、新宿エルタワー本校、池袋本校と3ヶ所に通って、最終的に講師を決めました。
合格への道のり
講義は週3回(平日2回、土日で1回)受講しました。学習時間は通勤途中1時間、講義のない平日は2時間、土日は終日です。この学習習慣を崩さなかったことが合格の前提条件だったと思います。やはり、学習時間を確保しなければ、その内容や手法の話にはなりません。そして一番のポイントは、完璧を目指さなかったことです。高得点を狙わずに合格するための最短のアプローチを意識していました。具体的には次の3点です。
(1)得点計画に見合った学習時間の配分をすること
まず、180点を取るための得点計画を作り、択一152点(憲法4、行政法16、民法7、商法2、一般9)、多肢選択18点、記述で10点としました。それに応じて学習時間の配分を、憲法15%、行政法40%、民法35%、商法・一般知識10%に設定しました。そして、学習時間を記録して「見える化」していました。その日の気分で適当に学習したり、苦手科目や模試の出来が悪かった科目に時間が偏ったりすることがないように、あえてこのバランスは変えないように意識していました。
(2)必要以上に手を広げないこと
学習科目を絞り込み、会社法、一般知識(個人情報除く)はルーティンの学習時間には入れず。その分行政法の時間を増やしました。教材もテキストはLECの講義録と合格六法のみ。そこに横溝講師の画面集や関連知識を書き込んで情報を一元化しました。問題集は基本的にLECの復習用ドリルと市販の肢別過去問集を使用しました。会社法と一般知識を除くと2つ合わせて4,300問あり、その正誤とともに、正の理由や誤の場合の正解、根拠条文を言えるようになるまで繰り返しました。また、5肢択一に慣れるための出る順行政書士ウォーク問過去問題集を使って、解答時間を短縮するトレーニングをしました。
(3)民法の基礎を早めに作ること
民法は横断的な知識が必要なため、仕上げに時間がかかります。このため、真っ先に手を付け始めて、さらに横溝講師の合格講座を2回受講して確実にインプットしました。民法Ⅰ・Ⅱともに1週間の中で学習しない日を作らないようにしました。最初の模試で民法が満点となり手応えをつかめました。改正点については、直前期に民法20点アップ道場のケーススタディと一問一答を繰り返したことで、自信をもって臨むことができました。初学者はまずは民法からだと思います。
LEC行政書士講座カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用法
オプション講座が充実しているので、上手く組み合わせると合格講座を軸として切れ目ないスケジュールを組むことができます。コロナ禍で一時的に生講義が中止になったことはありましたが、12月〜翌年10月まで、平日2日、土日どちらかで1日というペースを維持することができました。特に横溝プレミアム合格塾に含まれる「過去問徹底解析講座」「民法択一60問ときまくり講座」「記述60問解きまくり講座」や「ずばり!ストライク講座」など演習力強化パックの各講座は、内容・時期ともに有効だと思います。
LEC行政書士教材の良かった点、有効な活用法
合格講座の講義録は、ページに余白があり必要な情報を書き込めること、カラーではなく白黒なので、自分なりにマーカーの色を工夫できるところが便利でした。模試の受験特典でもらえた憲法・行政法の条文&一問一答ドリルと、「合計56点アップ道場」のテキストは、直前期の最終確認の時に非常に役に立ちました。また、横溝講師の画面集と解説によって、判例や民法を視覚的に深く理解することができました。
講師のここが良かった
横溝講師の講義は「耳」に残ります。例えば、判例の解説では判決だけでなく具体名や背景まで含めて説明してもらえる、自分で書いて暗記する必要もなく自然と判例知識が身につきました。また、連休前や夏休み前、あと140日、あと50日といった節目に、その時やるべきことや心構えなどを講義中に示唆されるので、それを参考にして自分の学習スケジュールや内容を微修正することができました。試験前日の夕食メニューや試験当日の行動パターンまで気にしてもらえるほどきめ細かいフォローもあるので、モチベーションを維持することができました。
LECのサポート制度で良かった点
講義の中で十分フォローがあったので、特に利用しませんでした。
これから行政書士を目指す方への応援メッセージ
今年も緊急事態宣言や在宅勤務など、新型コロナウィルスに伴う様々な想定外の事態が起きると思います。ただ昨年も同様の状況の中、行政書士試験は予定通り実施されました。今は自分を見失わずにやるべきことに集中して「合格」というゴールを目指してください。