岸本 一輝 さん(34歳)
法学未修者でも短期集中で一発合格
| 受験回数 | 1回 |
|---|---|
| 主な受講講座 | 2019年合格目標 180点ターゲットコース＋直前対策講座 |
| 受講形態 | 通信Web |
| 学習開始時期 | 2019年6月 |
行政書士を目指した理由・きっかけ
行政書士を目指した理由は、地方経済を支える中小企業の支援を通じ、生まれ育った地域社会に貢献したい、と考えたからです。父が行政書士事務所を開業していたことから、学生時代に「何となく」受験を考え資格予備校に通ったことがあります。ところが、恥ずかしながら学生生活を謳歌する方を優先してしまい、結局ろくに講座も受けずに勉強をやめてしまいました。生来、あまり机に向かって勉強することが得意ではなかった為、「私に資格取得は無理だな」と考え、そのまま一般企業に就職しました。転職を経て働いていた企業では、中小企業のお客様とお話させて頂くことが多く、自分の知識や考えを持って、大企業と比較して経営資源に乏しい中小企業のお客様の役に立てることにやりがいを感じていました。そうした仕事を通じ日々研鑽を積む中で、「もっと専門性を高めることでお客様に貢献したい」、それを「自分の地元で取り組んで地域に貢献していきたい」と、自分が今後成していきたい姿が明確になっていきました。上記のような背景から、父を含めた家族と相談し、行政書士を自分のこれからの職業とすることを決め、資格取得に向けて勉強を開始しました。
LECを選んだ理由
通信受講でしたが、本校の個別ブースで勉強が出来る環境があり、家から最も近い距離に位置していたからです。私は机に向かって勉強することが得意ではなく、絶対に行政書士になる、という強い気持ちを持ってしても中々厄介な敵であるこの生来の集中力の無さをやっつけるには、勉強モードに頭を強制的に切り替え、それが持続しやすい環境を用意する必要がある、と考えました。かつ、6月から勉強開始、という期間の短さをカバーし勉強時間を少しでも増やす為には、通学時間は短い方が良い、と考えました。上記の理由からLEC静岡本校に通うことにしました。
合格への道のり
勉強を進める中でまず意識したことは、「少しでも勉強時間を確保すること」です。法律初学者でありかつ試験勉強を開始したのが６月という時期であったことから、まずは勉強時間確保の為、8月以降は仕事をせず、毎日LECに通うようにしました。また、食事中も傍に参考書や問題集を置いて勉強、お風呂にもタブレットを持ち込んでWeb講義の視聴、寝床では法律条文の音声データを聞いて問われるポイントを頭の中で思い出す、といった形で一分でも勉強の時間を増やすように意識して行動しました。次に意識したことは、「効率良く勉強すること」です。無駄な時間を作る猶予は一切無かったので、まずは月単位の計画を立て、それを週、日、時間、と細分化して勉強計画を立てた上で実行に移していきました。勿論、計画通り進まないこともあったので、抜け漏れを極力抑え満遍なく知識を習得出来る様に、週〜時間単位の計画は適宜見直し勉強を進めました。また、効率良くインプットするには単なる暗記ではなく体系立てて「理解する」ことが大事だと考え、法律の全体像がどうなっていて今勉強している項目がどのようにリンクしているか、各項目は論理構成がどうなっているかを常に考えながらインプットを進めていきました。最後に「アウトプットの時間を多く確保すること」を意識しました。しっかり記憶する為には「問題を解く＝アウトプット」の割合がインプットと比して多い方が良い、ということが過去の受験勉強などで経験則としてわかっていたので、とにかく問題を解くことを意識しました。具体的には一通り講義の受講が終了した8月末以降は科目別答練と過去問題集を解くことにほぼ集中し、どの科目も最低5回、多い科目は8回ほど問題集を解きました。
LEC行政書士講座カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用法
授業で使用した「合格基本書」は試験に出やすいところをメインで絞り込んでおり、また、表形式や対比構造でまとめてられている項目も多々有り、非常に理解し易かったです。Webでの講義はネット環境さえ整っていればどこでも見られるので、７月以前の仕事をしていた時期には通勤中の電車で講義を見るなど、効率良く時間を使っていくことに非常に役立ちました。また、再生スピードも調整出来るので、聞き漏らしがないように集中力を上げるべく、再生スピードを速める等の工夫が出来たことも有り難かったです。
講師のここが良かった
180点ターゲットコースはその特徴上、他のコースと比較して講義時間数が少ない為、ある程度絞り込んで講義しなければならない、でも極力抜け漏れが無いように講義しなければならない、という制約があるコースだったと思います。にも関わらず、講師の先生は図式化することや文章を色分けしてマーキングしていくことで、極力短時間で理解が進み、かつ満遍なく講義が出来るよう工夫して講義を進められており、非常に分かり易かったです。
LECのサポート制度で良かった点
Web講義は場所時間を問わず使えるという点で非常に役に立ちました。また、自習室も広く準備されており、快適に使用させて頂きました。他には、割引になる奨学生試験や合格発表待ちの状態で講座受講を開始し、実際に受かっていた場合に受講料返還制度があるなど、非常に大盤振る舞いな制度があるので、金銭的負担が少なく非常に有り難く感じました。
これから行政書士を目指す方への応援メッセージ
静岡本校の下平先生や、渋谷駅前本校の横溝先生がイベントの際に仰っていたことですが、本試験本番では最後まで絶対に諦めず、粘って頑張ることが合否を分けます。受験される方はその意識で臨まれることを強くお勧めします。何故なら、私が実際にそのパターンで合格したからです。本試験前の模試で合格点に到達出来、計画通り合格圏まで来た感触はあったのですが、本試験本番ではそれまでは理解していたと思っていたことがわからなくなってしまった部分がありました。それ故、本試験後の自己採点では合格点に到達していない認識だったのですが、結果はなんと合格で、発表時には目を疑いました。勉強期間中に十分な対策がしきれなかった記述式問題も諦めずに解答をしたことで、自分が予想していた以上に部分点が付いたのだと思います。これから受験される方は、最後の1分まで無駄にせずに勉強を重ね、試験本番でも最後の1分まで無駄にせず問題に取り組んでみて下さい。ご健闘をお祈りしております。
※2020年合格目標「180点ターゲットコース」の実施はございません。
